Osaka Metro の千日前線を乗り通す
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大阪市内を走る地下鉄 Osaka Metro。大阪市高速電気軌道株式会社が運営している地下鉄で、8 つの地下鉄路線が存在しています。そんな地下鉄路線のうち、 大阪市福島区の「野田阪神駅」から大阪市生野区の「南巽駅」までを結ぶ「Osaka Metro 千日前線」 を乗り通してきました。
千日前線に乗るためにやってきたのは、大阪市福島区にある「野田阪神駅」。地上には 阪神電車 の「野田駅」があり、すぐ隣には阪神が運営する駅直結のショッピングセンター ウイステ と阪神電気鉄道の本社があります。
地下には今回乗車する Osaka Metro 千日前線の「野田阪神駅」だけでなく、北新地駅や尼崎駅へと伸びる JR 東西線の「海老江駅」も通っています。
地下鉄は「野田阪神駅」、阪神電車は「野田駅」、JR は「海老江駅」と 同じ場所にある駅にもかかわらず全て違う駅名 です。さらに、JR 大阪環状線の「野田駅」という駅もありますが、こちらはこの場所から徒歩 10 分ほどの離れた場所にあり、同じ場所には Osaka Metro 千日前線の「玉川駅」があるという複雑さ。どうして…。
地下へと続く階段を下りて、改札を通って千日前線のホームへとやってきました。千日前線の起点はこの野田阪神駅。終点の南巽駅までの間、12.6km の距離を 30 分ほどで結んでいます。
ホームの奥には立入禁止の案内と金属製のフェンスがあり、さらに奥にはどこかへと続く階段が見えます。現在千日前線の列車は 4 両で走っていますが、もっと車両を増やして運行することになった場合のために用意された設備なのでしょうか。
千日前線は全部で 14 の駅があり、他の地下鉄路線「御堂筋線」「谷町線」「四つ橋線」「中央線」「堺筋線」「長堀鶴見緑地線」「今里筋線」と接続しています。全部で 9 路線ある Osaka Metro の路線のうち、港の方を走る 南港ポートタウン線(ニュートラム)を除く全ての路線との乗り換えが可能 となっています。
また、起点である「野田阪神駅」では阪神本線と JR 東西線、途中駅で JR 大阪環状線や阪神なんば線、近鉄線、南海線へも乗り換えることが可能です。途中の「桜川駅」から「鶴橋駅」の間は、阪神なんば線・近鉄難波線・近鉄大阪線と並行しています。
時間になり、列車が発車します。「野田阪神駅」発車時点で座席の大半が埋まっていました。JR 大阪環状線との乗り換え駅である「玉川駅」での乗車は数名、ここまではそれほど混雑はしていないかな、といった印象。
続いての「阿波座駅」は中央線との乗り換え駅で、こちらの駅でかなり多くの人が列車に乗ってきました。続いて長堀鶴見緑地線との乗り換え駅である「西長堀駅」でも多くの乗車があり、列車内はかなり混雑してきました。その次の「桜川駅」ではあまり乗り降りはありませんでした。
大勢の乗客を乗せた千日前線の列車は、大阪の繁華街・ミナミに位置する「なんば駅」に到着。ここでかなり多くの方が列車を降りられました。大きなキャリーバッグを持った観光客の姿も見られたので、大阪の有名な観光スポットである「海遊館」「天保山大観覧車」のあるエリアから、次なる観光スポットへの移動で地下鉄を利用されていた感じでしょうか。
「日本橋駅」「谷町九丁目駅」での乗り降りはあまりありませんでしたが、続いての「鶴橋駅」「今里駅」で乗客の大半が下車。立ち客の姿はなくなり、座席もかなり余裕があります。そのまま途中駅で少しずつ乗客を減らしていった千日前線の列車は、車両内の乗客数が 1 桁くらいで終点の「南巽駅」に到着しました。
乗車したのが午前中ということもあってか、千日前線は 難波や鶴橋といった多くの人が集まる繁華街へと移動される人が多かった と感じました。南巽駅から折り返して野田阪神へと向かう列車には野田阪神を出たときと同じくらいの乗客の姿があったので、同じように難波・鶴橋あたりへと向かうのだと思われます。
南巽駅周辺は住宅街といった感じ。大きな道路が通っているものの、大きな商業施設がある繁華街という感じではありません。ほんの少し東へ歩けば東大阪市になります。
大阪市内を走る地下鉄で、乗ったことのない区間や降りたことのない駅はまだまだたくさんあるので、大阪に住む人間として一度は訪れてみたいですね。ということで、今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。