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日本最大級の鉄道博物館「京都鉄道博物館」へ行く

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ひらたけ

京都にある 日本最大級の鉄道博物館「京都鉄道博物館」へ行ってきました🚅 京都鉄道博物館は、むかし「梅小路蒸気機関車館」として運営されていた蒸気機関車専門の鉄道博物館をリニューアルして、2016 年にオープンしたもの。梅小路蒸気機関車館で展示されていた蒸気機関車を含めた 54 両の車両が収蔵・展示されているそう。

私はいわゆる鉄オタというものではないけれど、小学校へ入学する前の小さい頃に「梅小路蒸気機関車館」や、今は閉館してしまった大阪の「交通科学博物館」へは行ったことがあり、鉄道や電車には詳しくはないけれどどちらかといえばすきな方。

そんな小さい頃のことをなんとなく思い出しつつ、やって来たのは最寄り駅である「梅小路京都西駅」。JR 山陰本線の「嵯峨野線」という愛称で呼ばれる区間にある駅で、2019 年に 京都駅と丹波口駅の間に開業したまだ新しい駅 です。

梅小路京都西駅の写真

京都鉄道博物館の入館料金は 1,500 円。JR 西日本が運営している施設ということもあって チケットの購入には ICOCA などの交通系 IC カードが利用可能 でした。今回私は、知り合いからいただいた JR 西日本の株主優待割引券を使用して、半額の 750 円で入館。この場合でも、入口の券売機でチケットを購入することができます。

入ってすぐのエリア「プロムナード」では、歴史を感じる 3 つの車両が出迎えてくれます。その横を通って鉄道博物館の本館の方へと向かっていく途中にも、むかし線路の上を走っていた車両たちが展示されていました。

京都鉄道博物館のプロムナードの写真

新幹線の車両や、大阪の街を走っていた車両など、展示されている車両は様々。実際にブルートレイン(寝台列車)の食堂車として使用されていた車両も展示されており、中でオリジナルのお弁当を購入したり、軽食などを楽しむこともできるようです。

京都鉄道博物館のプロムナードの写真

「プロムナード」を抜けると京都鉄道博物館の本館が見えてきますが、その中へ入る前に「トワイライトプラザ」へと向かいます。ここで展示されているのは、かつて私の実家がある北陸を走っていた 「トワイライトエクスプレス」と「日本海」という寝台列車 です。

「日本海」のほうは、車両の中に入って座席に座ってみたり、2 段になっているベッド兼座席の部分を見たりすることができました。

京都鉄道博物館のトワイライトプラザの写真

ここまでは屋外の展示エリアでしたが、ここからは室内。鉄道博物館の本館へと入っていきます。

1 階にはむかし走っていた「雷鳥」「月光」などの特急列車をはじめとした様々な車両、それらに取り付けられていたヘッドマーク、普段はなかなかじっくり見ることのできない車輪や連結器などの展示や、車両を下から見られるエリアなどがありました。

京都鉄道博物館の本館1階の写真

日本で鉄道がどのように発展してきたかという歴史の説明も詳しく書かれており、鉄道に詳しくないのでなんとなくでしか見ることができませんでしたが、それでも十分楽しめる内容となっていました。

エスカレーターに乗って本館の 2 階へと上がると、鉄道のジオラマや運転シミュレータなどがあります。京都鉄道博物館に来る前にすぐ近くにある京都水族館に行っていたのですが、ふとジオラマらしき展示を覗くとなにやら見覚えのあるシルエットが…。ここでもオオサンショウウオを推しているらしい。

京都鉄道博物館の本館2階の写真

訪れたタイミングでは期間限定で「鉄道と広告」という企画展をやっていて、昭和の時代の観光パンフレットから比較的新しいポスターまでさまざまな印刷物が展示されていました。

また、JR の駅にある切符の自動券売機が設置されていて、そこで発券した切符を実際に自動改札機に通すことができる場所もありました。自動改札機にはカモノハシのイコちゃんの姿が。

京都鉄道博物館の本館2階の写真

無料で発券できる切符を自動改札機に通すと、SL のようなイラストが印刷されて出てきました。切符を投入した自動改札機は透明な板で覆われた特別仕様になっていて、投入した切符が自動改札機の中をぐるぐると巡っていく様子を見ることができます。

京都鉄道博物館の本館2階の写真

3 階に上がると「スカイテラス」という展望台があり、京都線や嵯峨野線の列車や東海道新幹線の列車が走っていく様子が見られます。五重塔や京都タワーも見え、のんびり京都の街を眺めることもできます。

京都鉄道博物館のスカイテラスの写真

最後に訪れたのは蒸気機関車がたくさん並ぶエリア。車両を乗せて回転する大きな転車台とその周りを囲むように建てられた扇型車庫、そこに並ぶいくつもの蒸気機関車の姿。すぐ近くには蒸気機関車の検査などを行う検修庫もあり、外から中を覗くことができます。

ちょうどこの場所を訪れたタイミングで蒸気機関車に石炭や水を積み込む作業を行っていて、そのまま線路の上を走って転車台に乗り回転している様子を見ることができました。

京都鉄道博物館の転車台の写真

鉄道には詳しくないけれど、普段見ることのできない展示を見られたり体験できたりして十分楽しむことができました。展示されている車両のほとんどは乗ったことがないものだけれど、なんとなくノスタルジーを感じるところが良いですね。