阪急宝塚線の大阪市の端っこ三国駅から梅田まで歩く
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大阪梅田を中心に鉄道路線を持つ阪急電鉄には 3 つの主要な路線があり、大阪梅田と京都河原町を結ぶ「阪急京都本線」、大阪梅田と神戸三宮を結ぶ「神戸本線」、そしてもうひとつが 大阪梅田と宝塚を結ぶ「宝塚本線」 です。そんな阪急宝塚線の大阪市内で最も北に位置する 三国駅から始発駅の大阪梅田駅まで を歩いてきました。
雲が多いけれどギリギリ青空が見えないこともない、くらいの微妙なお天気の日にやってきたのは阪急三国駅。阪急宝塚線の駅で、他の鉄道会社の線路は通っていません。
線路は南北方向に通っており、南へと向かうと大阪梅田へ、北へ向かうと豊中市や池田市、兵庫県の川西市を通って終点の宝塚まで移動することができます。大阪国際空港へ向かう際には、この阪急宝塚線に乗って蛍池駅で大阪モノレールと乗り換える方が多いのではないでしょうか。
三国駅の北側には一級河川の神崎川が流れていて、そこに架かる新三国橋は多くの人や車が行き交っています。
「新三国橋」という名前からも分かるとおり、もともと「三国橋」という橋があって後からつくられた橋です。新三国橋の東側には阪急宝塚線の橋梁、そしてそのさらに東側に三国橋があります。
この神崎川を渡って北へと向かうと大阪市から豊中市に入ります。信号機の近くに、なかなか歴史を感じる「大阪市」の看板が設置されていました。
神崎川沿いを歩くのも楽しそうですが、今回は梅田まで歩きます。新三国橋から南の方向へ、国道 176 号線沿いを歩いていきます。三国駅から大阪梅田駅まではおよそ 4.5km ほどと、電車に乗れば 10 分もかからず移動できますが、歩きとなると距離があります。
しばらく歩いていくと、高いところを通る山陽新幹線の高架が見えてきました。その少し手前から国道 176 号線は高架の道路となり、山陽新幹線の線路の下をくぐっていきます。新幹線の線路の下を通るのに、どうして高架なんだろうと思いながら歩いていくと、新幹線の線路の下に別の線路が。
特急サンダーバード号っぽい車両が走っていったので JR の線路だと思うのですが、何の線路なんでしょうか。近くに車両基地があるようなので、そこから列車を移動させるための線路なのでしょうか。
JR の線路らしきものを超えた国道と再び合流し、南へと歩いていきます。十三の駅が近づくにつれて、なんとなく雑多な感じというか、下町的な雰囲気というか、どこかそういった感じの景色になっていきます。
飲み屋さんが増えてきたなあと思えば、本日 2 度目の踏切に到着。こちらは阪急電鉄の踏切で、踏切から横を見ると目の前に十三駅の阪急神戸線ホームが見えます。
踏切を渡ると、ようやく十三交差点に到着です。ここ十三は阪急電鉄の主要な 3 つの路線が交わる交通の要衝。大阪に住む人なら容易に読めますが、他の地域の人からすると「十三」ってわりと難読地名ですよね。
阪急電鉄は、JR 大阪駅のうめきた地下ホームから十三駅の地下を経由して新大阪までを結ぶ路線を計画しているそうで、さらには駅直上に高層ビルを建築する計画もあったりと、これから一気に街が変わりそうなエリア。
今しか見られないかもしれない景色を見ながら、ちょっと周辺を寄り道したりしつつ、梅田を目指して歩いていきます。なんだか厚くて黒い雲が覆っていますが、大阪市内を流れる一級河川・淀川と十三大橋、それからその向こうに梅田の高層ビル群が見えてきました。
正直めちゃくちゃ疲れて足が痛くなってきたのですが、あともう一踏ん張り。
梅田までなんて言わずに十三までにしておけば良かったと後悔しつつ、どうにか梅田に到着しました。後半はもう景色を楽しむ余裕が無かったので、雑に「ここからここまで歩こう!」と決める前にちゃんと距離を確認しておくべきですね。おつかれさまでした…。