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平城宮跡歴史公園内にある朱雀門ひろばへ行ってきた

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ひらたけ

奈良時代の日本の首都であった平城京。その南側に造られた正門 朱雀門の南側に広がる朱雀門ひろばへ行ってきました🦌 朱雀門ひろばは 平城宮跡歴史公園 の一部で、名前にもある朱雀門はもちろんのこと、平城宮の歴史を知ることができる施設やレストラン・カフェなどがあるエリアです。

朱雀門広場は、近鉄大和西大寺駅から歩いて 30 分ほどの場所にあります。私は歩いて向かいましたが、近鉄奈良駅や大和西大寺駅、JR 奈良駅から「ぐるっとバス」という 100 円で乗車できるバスが出ていて、そちらに乗車することで 10 分ほどで行くことができるようです。

朱雀門ひろばの案内地図の写真

この朱雀門ひろばには「天平みはらし館」「天平つどい館」「天平みつき館」「天平うまし館」「平城宮いざない館」という 5 つの施設があり、今回私は 「天平うまし館」と「平城宮いざない館」 へ行きました。

朱雀門ひろばにやってきてまず目につくのは、赤い色をした立派な船。「復原遣唐使船」という、かつて 遣唐使を中国(唐)へと運んだ船を復原したもの だそう。

復原遣唐使船の写真

全長は 30m で、奈良時代の資料にあった「約 600 人を 4 隻の船で派遣した」という記録などから大きさを推定して復原したという説明がありました。遣唐使は歴史の授業とかで聞いたことはあったけれど、600 人もの使いの人を送っていたんだね。

復原遣唐使船へは無料で乗ることができ、せっかくなので私も船へと乗り込んでみました。たしかに大きな船だけれど、ここに 100 人以上も乗ったらだいぶ窮屈そう…。

復原遣唐使船の写真

船を降りて、すぐお隣に建てられた「天平うまし館」へと向かいます。駅からここまで歩いてきて疲れたので、少し休憩。施設内にある「IRACA COFFEE」というカフェで、いちごのソフトクリームをいただきました。奈良県産のいちごを使った期間限定のソフトクリームらしい。上には鹿の形をしたクッキーが乗っていました。

コーンとカップを選べたのでカップに入れていただき、窓から外がよく見えるカウンター席へ。ほどよいいちごの酸味がおいしいソフトクリームでした。おいしい。

IRACA COFFEE のいちごソフトクリームの写真

直前にスタバでコーヒーを買ってしまっていて、コーヒーのメニューのところを見ておらず気が付かなかったのですが、こちらの「IRACA COFFEE」でオリジナルのラテアートを作ることができるという記事がありました。すごく気になる…。

カフェ内にはフリー Wi-Fi があったり、各テーブルにスマートフォンなどを充電することができるようコンセントも用意されていました。

せんとくんの写真

ソフトクリームを食べながらのんびり外を眺めていたときからチラチラと視界に入っていましたが、外にはかの有名な奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」の姿がありました。

かわいいかかわいくないかでいうと、まあ正直かわいいとは思えないですが、ゆるキャラ(?)としてはかなり有名。奈良といえばせんとくんまである。奈良県の公式ウェブサイトにある情報によると、なんと特技はダンスらしい…。

平城宮いざない館の写真

続いてやってきたのは「平城宮いざない館」という施設。なかなか凝った展示がされていて、説明をしてくださるガイドの方もいらっしゃいましたが全て無料で見て回ることができます。

平城宮とは、現在の皇居と国会議事堂、霞が関にある官庁が全部一緒になったような場所だそうで、天皇の住まいや儀式を行う場所、役人が働く場所などで構成されていたらしい。広さは甲子園球場約 31 個分、現在の皇居の面積とだいたい同じくらいだそう。

平城宮いざない館の写真

「なんときれいな平城京」という語呂合わせで有名な平城京。飛鳥時代の都である藤原京から遷都したのが 710 年のことだそうですが、その後「恭仁京」へ遷都し「難波宮」へと移りさらに「紫香楽宮」へと移って、その間放棄されていた平城京へ 745 年に再び遷都するという歴史があったそう。

その後は 784 年に長岡京へと遷都され、「鳴くよウグイス平安京」の語呂合わせで有名な 794 年に平安京へと遷都。歴史に詳しくなさすぎて、710 年から 794 年までずっと平城京が政治の中心だったのかと思ってました。

平城宮いざない館の写真

役人の方らしき人物に吹き出しが付けられて「今日も残業になるけどがんばるよ!」と書かれていて、昔の人も残業で大変だったんだな…というお気持ち。残業代とかちゃんともらえてたんだろうか…。

朱雀門の写真

「平城宮いざない館」を出た後は、この広場のメイン「朱雀門」を見に行きました。この平城宮跡歴史公園とか朱雀門ひろばが広すぎて「なんだ思ったより小さいじゃないか」とか思ってしまったのですが、近づいてみると普通に大きくて立派な門。ここが平城宮の正門で、いくつもある門の中で最も重要なもの。

「朱雀」とは南を守る中国の伝説上の鳥のことだそうで、この門から南へと伸びる幅 70m もある広い道路は朱雀大路という名前だそうです。

門の向こうには歴史を感じる広大な空間が広がっていましたが、今回は時間とか体力的な問題とかの都合で朱雀門ひろばのみ。めちゃくちゃ広いので、全部まわろうとすると丸一日は普通にかかりそう。また奈良を訪れた際に続きを見に行きたいです。