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全長2.4kmもある新木津川大橋を歩いて渡ってみた

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ひらたけ

大阪市の大正区と住之江区とを結ぶ 全長 2.4km もある新木津川大橋を歩いて渡ってきました🌉 橋のすぐ下には 木津川渡船場 という渡船場があり、ここから出ている船に乗ればわざわざ長い距離を歩かなくても木津川を渡ることは可能ですが、せっかくだから歩いて渡ってみようということで。

新木津川大橋は全長 2.4km と長いだけでなく、水面から橋桁までが 50m 近くあるという超巨大な橋。周辺には工場などが多く、下を船が通過できるようにこれだけ高さのある橋になっているそう。大阪港周辺には他にも巨大な橋がいくつも架かっていますが、それらにも負けない立派な橋です。

新木津川大橋

やってきたのは大阪市住之江区、新木津川大橋の南側。車の場合はもう少し東の方に入口があり、そこから南のほうへとカーブを描きながら上がっていくようですが、歩行者はカーブが終わって北へと真っ直ぐ伸び始めるあたりに設けられた階段から橋の上に向かいます。

ちょうどこの位置には東西に伸びる柴谷橋も存在していて、その上を南北に伸びる新木津川大橋が通っているという不思議な構造をしています。まず柴谷橋の歩道へと向かう階段を上っていくのですが、入り口が 2 つ。柴谷橋の北側の歩道へ続く階段と、南側の歩道へ続く階段がありました。

新木津川大橋

「どちらから上っても新木津川大橋には行けるんだろうなー」と思いつつも、念の為これから進む方向が北ということで北側にある階段を選択。よいしょよいしょと上がってみると 新木津川大橋へと続く階段は南側の歩道にしか存在していない ようでした。ゆるせねえよ…。

橋の構造を完全に理解したところで、上ってきた階段を下り、もう一方の階段を使って反対側の歩道まで移動。こちら側には「新木津川大橋」と書かれた階段の姿がありました。橋の途中に別の橋へ向かう階段が生えてるの、なんかすごい(語彙力)。

新木津川大橋

北側には、これから歩いていくんだと思うと気の遠くなるようなところまで伸びていく橋の姿が見えます。青い色をしたアーチがカッコいいこの橋は、アーチ橋という分類の橋とのこと。完成当時は日本国内では最長のアーチ橋、現在でも広島空港大橋に次ぐ 2 番目の規模を誇るアーチ橋だそう。

1994 年に完成した新木津川大橋は、訪れたタイミングでは耐震工事的なものが行われているようでした。

新木津川大橋

第 2 の階段を上り、ようやく新木津川大橋へ。橋のさらに上にある橋、高いところを通っているだけあってかなり景色が良いです。橋の西側には、世界最大級のトラス橋である大阪港の赤いシンボル 港大橋 や大阪ベイエリアに建つランドマーク さきしまコスモタワー などが見えます。

新木津川大橋

東側に目を向けると、まず目に入ってくるのは高さ 300m を誇る日本一高い駅ビル あべのハルカス の姿。他の建物もある中で、ひとつだけ他を圧倒するような高さで目立っています。

少し北の方を見ると、梅田や難波周辺の高層ビル群も見えます。こうしてみると、やはり大阪の街はキタとミナミのあたりに人や建物が集まっているんだなということが分かります。

新木津川大橋

長い長い橋ですが、綺麗な景色を楽しみながら歩けばあっという間。新木津川大橋の北側、大正区のほうは用地の制約の関係で 3 層ループ形式となっており、グルグルと歩道を下って地上へと向かいます。

歩行者の姿は見かけませんでしたが、ループを下っている間に数回自転車とすれ違いました。高いところからの景色を楽しみながらのサイクリング、結構楽しそう。

新木津川大橋

歩いて渡るのにかかった時間はおよそ 20 分ほど。景色は最高でしたが、坂道や階段を歩く時間も長かったので普通に疲れました。

橋の入り口には「歩いて渡るよりこっち利用したほうがいいよ」とでも言うかのように渡船の時刻表が貼られていたので、日常的に木津川を渡る必要があるのであればそちらを利用する方がよさそうですね。おつかれさまでした。