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梅田のランドマーク HEP FIVE の赤い観覧車に乗ってきた

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ひらたけ

大阪を代表する繁華街、梅田。JR 西日本最大の駅である大阪駅をはじめ、阪急大阪梅田駅や阪神大阪梅田駅、地下鉄御堂筋線・谷町線・四つ橋線など 多くの鉄道会社と路線が密集 し、周辺には無数の高層ビル群が立ち並んで 多数の商業施設やオフィスなど が入居しています。

そんな梅田で、ひときわ目立つ存在が 商業施設の屋上に設置された真っ赤な観覧車 です。

屋上で観覧車が廻る商業施設「HEP FIVE」は阪急電鉄最大のターミナル駅である阪急大阪梅田駅の東側にあり、「HEP」は「Hankyu Entertainment Park」の略。1971 年に「阪急ファイブ」という名前で開業し、その後の 1998 年に若者向けの商業施設として建て替え・改装が行われました。真っ赤な観覧車はこのときに設置されたようです。

HEP FIVE 観覧車の入り口の写真

HEP FIVE が若者をターゲットとした商業施設というだけあって、建物周辺に集まる人々は 10~20 代と思われる方が多め。高校生と思われる制服姿の方や、気合の入った可愛らしい服装の女性の方の集団や、カップルらしい若い男女のペア。あとは大勢の海外から来られた外国人観光客の姿が見られました。

大混雑の中を抜け、エスカレーターをぐるぐると乗り継いでやってきたのは HEP FIVE の 7 階。この HEP FIVE 7 階に観覧車の乗り場 があります。

訪れたのは仕事帰りの平日夜でしたが、観覧車のチケット売り場周辺は商業施設入り口付近に負けないくらいの大混雑。乗り場の入り口には 30 分待ちと書かれた看板が置かれていました。

HEP FIVE 観覧車のゴンドラ内の写真

観覧車へと向かう入り口と、スターバックスコーヒーとの間の壁に設置された券売機で、観覧車のチケットを購入。様々な言語に対応したハイテク仕様ですが、代金の 支払い方法は現金のみ となっていました。チケットは 1 枚 600 円です。

受付でチケットを渡して、観覧車を待つ列へと進みます。ひとりで並んでいるのは間違いなく自分だけだったのですが、周囲を見るとほとんどが外国人。もしや ぼっちなのも自分だけだし日本人も自分だけなのでは という、なんともいえない孤独感と闘いながら 30 分ほど並びました。

列は少しずつ進んでいき、ようやくゴンドラの前へ。係の方に、「3 人ですか?」と言われて 後ろに並んでいたカップルと一緒のゴンドラに放り込まれそうになった のを 「ひとりです」と宣言して阻止 しつつ、ゴンドラの中へ。自分で「私はぼっちです」と言うことほど孤独を感じることって無いよなあ、などと考えながら 4 人乗りのゴンドラを 1 人で占拠 します。

HEP FIVE 観覧車から見た大阪ステーションシティの写真

多くの奇異の目に晒される観覧車待ちの列から離れてしまえば「おひとりさま」を満喫できる素敵な時間の始まりです。ゴンドラ内は冷暖房完備、暑い夏でも非常に快適。

観覧車が進む方向が見えるように椅子に座りゆっくりと廻るゴンドラに揺られていると、正面に見えてくるのは JR 西日本最大の駅である大阪駅とその駅ビルである大阪ステーションシティ です。その隣には都会の象徴(と勝手に呼んでいる)ヨドバシカメラや、阪急のビルなどが見えます。

HEP FIVE 観覧車から見た大阪の夜景の写真

HEP FIVE の観覧車のゴンドラは 梅田の街を一望できるようにガラスで覆われて います。

梅雨真っ只中ということで空はどんよりとした雨雲が覆っていますが、幸いにも雨は降っておらずゴンドラの窓にも水滴は見当たりません。以前乗ったときには「なんかすごいガラスにヒビが入ってるな…」と思った記憶があるのですが、今回はそういったものは見当たりませんでした。

HEP FIVE 観覧車から見た空気の看板大ぴちょんくんの写真

いつもはこちらを見下ろしてくる ダイキンのぴちょんくん も、この日は こちらが見下ろす側 です。6 月ということで、カエル姿の梅雨仕様になっていました。

大阪の夜景を独り占めすること 15 分、ぐるりと 1 周したゴンドラは観覧車の乗り場へと戻ってきました。

HEP FIVE in OSAKA Ferris Wheel の写真

綺麗な夜景を楽しんでいるうちにいつの間にか最高点を過ぎて、いつの間にかゴンドラを降りる時間になっていて、なんだか あっという間な 15 分 でした。日本そして世界を代表する大都市である大阪、その都会の中心で気軽に遊園地気分を味わえる観覧車、非常に良かったです。

こうして HEP FIVE の観覧車にひとりで乗るのは、およそ 1 年ぶり。夜景をひとりで楽しむのも嫌いではありませんが、もしまた乗りに来る機会があるならば、そのときは誰かと一緒に乗りたいものです。