北急箕面萱野駅から阪急箕面駅までを徒歩で行く
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先日、大阪府の北摂地域にある箕面市を訪れた際に 北急箕面萱野駅から阪急箕面駅までを歩いてきました🚶 北大阪急行線の箕面萱野駅は、今年 2024 年の春に開業したばかりの新しい駅。一方阪急電鉄箕面線の箕面駅は明治時代に開業した阪急で最古の駅のひとつだそう。最新の駅と最古の駅の間、歩いてみようということで。
スタート地点は 北大阪急行電鉄の箕面萱野駅 です。大阪の梅田・難波・天王寺を結ぶ御堂筋線と直通している北大阪急行線が通る、開業してまだ数ヶ月しか経っていない新しい駅です。
路線図とか看板とかには「北大阪急行線」という路線名で書かれていますが、正式な名称は「南北線」だそう。北大阪急行電鉄株式会社のプレスリリースなどを見てみると、たしかに「北大阪急行電鉄南北線」と記載されています。
箕面萱野駅は 地上 2 階建ての高架駅 となっていて、天井が木材っぽい雰囲気の板が並べられたオシャレな感じになっています。こういう天井は「ルーバー天井」というそうで、なんだか木のぬくもりが感じられて良き。
延伸開業に合わせて、北大阪急行線の各駅で駅名が書かれた看板や駅構内の案内看板のデザインが一新されたそうで、黒背景に白文字、御堂筋線のラインカラーである赤色がアクセントとして取り入れられたスタイリッシュなものになっていました。
北側にある 2 階の改札を出ると正面には大きな商業施設、左右にも商業施設へと繋がる連絡橋があります。駅の周辺 3 方向を囲むように立ち並ぶのは みのおキューズモール。2003 年に開業して 20 年以上が経つ商業施設ですが、箕面萱野駅開業に合わせて新たに STATION 棟が開業し、駅直結の商業施設となりました。
多くの人で賑わうショッピングモールを出て、箕面萱野駅の西側を南北に伸びる道路へ。大阪府の北部につくられたこの道路は「新御堂筋」、毎日非常に多くの車が行き交う大阪の大動脈です。そんな 新御堂筋の歩道を歩いて北へ 向かいます。
しばらく歩いて見えてきたのは「箕面有料道路」という自動車専用道路。この道路は「箕面グリーンロード」という愛称で呼ばれていて、道路のほとんどが山の中につくられたトンネルとなっています。トンネルを抜けた先は、神戸・大阪・京都・滋賀を通って三重県の四日市へと伸びる新名神高速道路と接続しています。
箕面有料道路の入り口の横を抜けて歩いていくと、白島という交差点に到着。大阪市の西天満のあたりから続いてきた新御堂筋はここが端のよう。
目的地である阪急箕面駅はここから西の方にあるので、左に曲がって進路を西へと変えて歩きます。ここからは 新御堂筋に代わり大阪府道 9 号箕面池田線 という道路を進みます。
東西に伸びる道路の北側には自然いっぱいの山、南側には市街地が広がっています。北から南に向かって結構急な感じの坂になっていて、道路からみる景色は街を見下ろす感じになります。30 度を超える暑い日でしたが、それでも来てよかったと思える素敵な風景を見ることが出来ました。
このあたりの地名は「如意谷」というそう。なんかつよそうな名前。カッコいい気もする。
箕面市浄水場前の交差点を左に曲がると、道路は下り坂に。ここからうねうねと左に右にと曲がりながら下っていきます。山の緑がとてもきれいに見えました。今年ももう夏ですね。
坂を下っていくにつれて、徐々に飲食店などの住宅以外の建物やお店が増えてきました。そのまま道なりに歩いていくと、正面に見えてきたのは今回の目的地である 阪急電鉄の箕面駅 です。
阪急宝塚本線の石橋阪大前駅から伸びている阪急箕面線の終点で、1910 年に開業した駅だそう。なんとなくレトロな雰囲気を感じる駅周辺は思っていたよりも賑わっていて、外国人観光客らしきグループや子供連れの家族など多くの人々の姿が見られました。
箕面萱野駅を出発してから箕面駅まではおよそ 40 分。暑い中を歩いていたのでなかなか大変でしたが、箕面萱野駅側から歩いたので急な上り坂などもなく、歩道も整備されていて意外と歩きやすかったです。夏なのでちょいちょい虫は飛んでいましたが…(虫苦手)。
開業したばかりの新しい駅と 100 年以上の歴史を持つ古い駅の間、最後まで歩くことができてよかったです。おつかれさまでした。