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日本を代表する老舗和菓子屋とらやの羊羹を食べる

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ひらたけ

日本を代表する老舗和菓子屋の とらや。和菓子に詳しくなくても一度は名前を聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。実家のある北陸のほうに販売する店舗がないということもあって、これまで とらやの羊羹を食べたことがなかったので一度食べてみよう ということで買いに行ってきました。

訪れたのは、京都御所の近くにある「とらや京都一条店」。京都らしい静かで落ち着いた雰囲気の、歴史ある街の中にあります。

とらや京都一条店の写真

現在とらやの本社は東京都港区の赤坂にありますが、元々は 京都で創業したお店 だそう。室町時代後期に創業という 500 年近い歴史をもつとらやは、後陽成天皇の在位中から皇室御用達の和菓子屋に。その後の明治の時代に東京へと首都が移り、そのときに天皇にお供する形で東京へと進出したとのこと。

今回訪れた京都一条店は明治に入るまで天皇のお住まいだった京都御所のすぐ近くにあり、少なくとも 寛永 5 年(1628 年)にはこの場所に店を構えていた とのこと。歴史がすごすぎる…。

とらやの夏柄化粧箱に入った小形羊羹の写真

店内は高級感溢れる空間が広がっていて、お店の方の 接客も非常に丁寧 でした。だいぶ気楽な感じで来てしまったのですが、本当に入ってきて良かったのか心配になるくらい。ちゃんと心の準備をしてから入るべきでした。

購入したのは、小さな箱に入った羊羹が 5 本入ったもの。夏らしい見た目の季節限定の化粧箱に入ったもので、中には 「夜の梅」「おもかげ」が 2 本と「新緑」が 1 本 入っていました。羊羹に付ける名前がやたらおしゃれすぎる。税込み 1,782 円と、高級感ある店内に負けず劣らずのいいお値段。

羊羹 1 つあたりの重さは 50g で、想像していたよりもかなりずっしりとしている感じ。海外進出もしているためか、箱には英語での商品説明も記載されていました。

とらやの羊羹の写真

「夜の梅」は小倉羊羹、「おもかげ」は黒砂糖が入った羊羹、「新緑」は抹茶入りの羊羹。羊羹は甘いお菓子ですが、その中でも かなり甘い羊羹 だなと感じました。けれども 不思議と「甘すぎる」となることはなく あっという間になくなってしまいました。めちゃおいしい。

しっかりと黒砂糖が感じられる「おもかげ」も、ほどよく抹茶の苦みが感じられる「新緑」も非常においしかったですが、個人的には「夜の梅」がいちばんすき。

賞味期限はおよそ 1 年ほどで、かなり長い間日持ちするようです。知り合いにちょっと良い手土産を、というときに持っていくと喜ばれそうですね。おいしかったです。