淀屋橋から本町まで御堂筋を歩く
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仕事帰りにのんびり散歩するのがすきで、定期的にやっています。この日は 大阪を南北に貫く大動脈である御堂筋の淀屋橋から本町まで の区間を歩きました。夏になって、草や木が太陽の日差しを少しでも多く浴びようと鮮やかな緑色をした葉をたくさん広げています。そうした緑の影にはたくさんの虫がいて…。虫が苦手なので 夏はこういう街ナカを歩くのが良い ですよね。つよい日差しを遮る建物の影も多いし。
やってきたのは大阪キタの繁華街である梅田から南へ 20 分ほど歩いたところにある淀屋橋。地下鉄御堂筋線で梅田駅のお隣の駅である淀屋橋駅があり、およそ 3 分ほどでやってくることができます。守口市や枚方市のほうへと伸びる京阪本線も通っています。
中之島と北浜の間を流れる土佐堀川に架かる橋が淀屋橋で、その北に流れる堂島川に架かっているのが大江橋。2 つの橋を通って南へと伸びている御堂筋は、幅 44m もある広い道路。南行きの一方通行となっていて、左右には御堂筋沿いの建物に車が寄り付きやすいように側道が整備されています。
淀屋橋を渡った南側、西側の角では 大きなビルを建設する工事 が行われていました。淀屋橋駅直結の大型複合ビルだそうで、地上 29 階建て、来年 2025 年の 12 月に竣工予定とのこと。このプロジェクトは 「淀屋橋西地区再開発事業」という仮称で進められている ようで、建物や商業施設の名前は現時点ではまだ決まっていないみたいでした。
敷地もかなり広いですし、周辺の建物と比べてもかなり高い建物になりそう。
淀屋橋から御堂筋の歩道を南へと歩いて、本町を目指します。御堂筋には街路樹としてイチョウの木が等間隔に植えられ、秋には黄金色に染まった景色が、冬にはイルミネーションで彩られた美しい景色が見られます。
きれいに整えられた街路樹も見ていて飽きないものですが、この淀屋橋から本町までのエリアには 「御堂筋彫刻ストリート」として各所に彫刻が設置 されています。30 点近い数の彫刻が、沿道にオフィスを構える企業などからの寄付によって、誰でも自由に見られるよう歩道の端あたりに展示されていました。
平日の仕事終わりの時間帯ということもあって、オフィスから出て帰路を急ぐサラリーマンの方々が多く、立ち止まってゆっくり芸術に触れるようなことをしている人の姿はありませんでした。けれども、こうしてフラッと訪れて 誰でも気軽に芸術・文化に触れられる環境がある というのは、本当にありがたいことです。今回の散歩では全ての作品を見て回ることはできなかったので、休日などを利用して見に来たいと思いました。
淀屋橋から本町にかけての御堂筋沿道には 銀行や保険会社などの重厚感あるビル が立ち並んでいます。ほとんどの建物が高層ビルと呼ぶにはちょっと低めの高さのものですが、それらに混じって 100m 以上ありそうな超高層ビルも見られました。
どうやら 10 年ほど前までは最高 60m までの建物しか建てられないという規制がされていたようで、高さ規制が緩和された後に建て替えがされた建物が 100m を超える高さのビルになっているようです。
御堂筋の高麗橋 3 丁目交差点付近に建つ 2018 年竣工の「三菱 UFJ 銀行大阪ビル」は、その高さ規制緩和が適用された第 1 号となる超高層ビルだそう。
設置された彫刻を見て芸術に触れたり、周辺に立ち並ぶ建物の歴史に触れたりしながら歩くこと 30 分。ようやく 大阪市中央区の本町に到着 しました。本町は東西に細長い形をしていて、御堂筋近くのビルやお店には「御堂筋本町」、御堂筋から少し東を南北に通っている堺筋近くのビルやお店には「堺筋本町」と付いているのをよく目にします。
本町もたくさんのオフィスが並んでいて、周辺はかなり賑やか。スターバックスコーヒーなどの飲食店もあります。都会のオフィス街って感じ。
淀屋橋から本町までは地下鉄御堂筋線で 1 駅、わずか 1 分の乗車で移動できます。なので、もうちょっと短い時間で歩いて移動できるかなと思っていましたが、思っていたよりも時間がかかりました。地下鉄ってすごい。今日もおつかれさまでした。