Hiratake Web ロゴ

『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』を読んだ

投稿した日
更新した日
書いたひと
icon
ひらたけ

『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』という本 を読みました。最近売れている本だそうで、この投稿を書いている時点では 楽天ブックス週間ランキングの「生活・消費者部門」 で 1 位となっていました。タイトルの通り、家を買うときの考え方について書かれている本です。

分厚めの本でしたが最後まで読み終えたので、印象に残った箇所とか、そもそもなんでこの本を読もうと思ったのかという経緯の話とかを、なんとなく書いていこうかなと思います。

キッカケは神戸での出来事

私は現在ひとり暮らしをしていて、持ち家ではなく賃貸暮らし。あと数年もすれば 30 代に突入するわけですが、家を買うなんて一切考えておらず ずっと賃貸でいいかな なんて考えを持っていました。

家を買うことを何も考えていなかったにも関わらず、この本を手に取った理由。それは少し前に神戸へ出かけた際に、駅前で 突然不動産会社の方に話しかけられなんやかんやあって 6 時間くらい話を聞くことになった という出来事があったからです。

「ちょっとアンケートに協力してほしくて~」みたいな、よくありがちな声掛けから始まった会話。「持ち家?賃貸?」みたいな質問から徐々に資産形成の話になり、無料でライフプランの相談をやっているのでどうですかと言われ、元々「FP 相談とか興味あるな~」と思ってた私はホイホイついて行き、最終的に言われたのが 「家を買いましょう」ということ です。

収入がいくらで何にいくら使っているのかということを把握することから始まり、ふるさと納税やったほうが良いとか NISA が云々といった様々な制度の説明があるなど、不動産に関係ない話もありました。

ただ、不動産会社の方なので多分 どう話を進めても最終的には家を買うことを勧められる のでしょう。買うつもりはなくても、とりあえず内見だけ行ってみませんか?と言われ、もう時間もかなり遅くなっていたこともあってとりあえず了承して帰宅。

「次に会うときまでに住宅について色々勉強しておかなければ…」と思い、ネット上の記事を読んだり YouTube で動画を見たりして、出会ったのが『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』というわけです。

住宅購入の思考法

この『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』は、家を買うことについて知識も経験もない夫婦が 「住宅購入の思考法」を学びながら家を購入するまでを描いた物語 となっています。ビジネス書というよりは、普通に小説として読める感じでした。

私と同じ住宅購入初心者の夫婦に対して、作中に登場する「伝説の不動産エージェント」が分かりやすい言葉で説明をしていて、一緒に学んでいけるようになっています。

印象に残ったのは「どうして家がほしいのか」を考えるという宿題を出され、悩み抜いて答えを出す場面。伝説の不動産エージェントの方の、

家を買って幸せになれる人はコンセプトが明確に決まっていた人だけ

という言葉。人それぞれ違う「どうして家がほしいのか」をしっかり考え抜いて、それに合わせて購入する家を考える。まず目的が大事というのは、言われてみれば当然ですが、意外と抜け落ちてしまうので大事なことだなと思いました。

また、先述の通り物語は夫婦が家を買うまでを描いたものとなっていますが、作中には独身で都内にマンションを購入したという人物も出てきて、同じく独身でひとり暮らしをしている私でも参考になりました。


結局、私は不動産会社の方といくつかの家を見てまわった後、家は買いませんとお伝えして別れました。今住んでいる賃貸の家に対して耐えきれないほどの不満があるわけでもないし、住宅購入についてまだまだ勉強不足だし、自分の考えをちゃんとまとめられていなかったからです。

その後色々考えて、ひとまず独身でいる間は賃貸でいいかなと思いました。賃貸じゃなくて家を購入する理由が明確に決められなかったからです。

これから先、もしかしたら彼女が出来て結婚するかもしれないし(なんかやたら不動産会社の方に「結婚できますよ!マッチンアプリやったらどうですか?」と勧められた)、転職するとか起業するとかで人生が大きく変わるかもしれないし、そもそも社会や制度は常に変化していくわけなので、それに合わせて最適解を考え続けていきたいです。