北陸新幹線敦賀延伸開業時に運行を開始したハピラインふくい線を乗り通す
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今年の春に北陸新幹線が福井県の敦賀駅まで延伸開業し、それに伴って JR 西日本から経営分離された並行在来線 である金沢駅~敦賀駅間。金沢駅~大聖寺駅の間は IR いしかわ鉄道 が、大聖寺駅~敦賀駅の間は ハピラインふくい という鉄道会社が引き継ぎました。そんな旧北陸本線の ハピラインふくいが運営する大聖寺駅~敦賀駅の区間に乗車してきました🚋
まず訪れたのは福井県敦賀市にある敦賀駅。ハピラインふくいの列車が発着するホームは、新幹線や特急サンダーバード号・しらさぎ号が発着するホームから少し離れた場所にあります。
新幹線が発着する 3 階ホームの下、特急列車が発着する 1 階ホームの上にある 2 階フロアの端にひっそりと設けられたエスカレーターを下り、動く歩道を通った先にあるこのホームが 北陸新幹線延伸開業前から存在しているホーム です。
以前はこちらに来ていた特急サンダーバード号や特急しらさき号が来なくなってしまったので、かなりさみしくなったなという印象。
ホームからは超巨大な敦賀駅の新しい駅舎の姿が見えます。駅舎の高さは約 37 メートルで、12 階建てのビルくらいの高さもあるそう。新幹線ホームのある 3 階の高さも地上から約 21 メートルの高さがあり、日本一の高さの新幹線ホームだそうです。下から見上げると、そのデカさに圧倒されます。ほんとにデカい。
新幹線と特急列車との間をスムーズに乗り換えができるよう、列車の座席には乗り換え時の案内が書かれていたり、床に案内用のラインが引かれていたりと様々な工夫がされていました。
敦賀駅をゆるく見て回ったところで、さっそくハピラインふくいの列車に乗車します。訪れたのは平日のお昼ごろ。ホームに設置されていた時刻表を確認すると、この時間の列車は 1 時間に 1 本ほどと少なめ。何時間も待たないといけないわけではないですが、とりあえず駅に行けば電車に乗れる、という感じではありません。
福井方面への列車が発着するホームには、思っていたよりも多くのお客さんが待っていました。
ホームへとやってきたのは福井駅行きの 2 両編成の列車。これまで北陸本線を走っていた車両と同じ形の車両のような気がしますが、見た目はハピラインふくい仕様になっていました。ピンク色と黄緑色を使ったデザインにラッピングがされていて、なんだか可愛らしい雰囲気。
そんな列車に乗り込むと、座席は 8 割ほどが埋まっているような状態。満員というわけではないですが、そこそこ多くのお客さんを乗せて列車は福井駅へと出発。
敦賀駅から福井駅まではおよそ 50 分ほど。途中の武生駅までは乗降も多くはありませんでしたが、武生駅からは座席はほぼ埋まり立ち客も出てきました。平日の昼過ぎという時間帯だったので、学生の方が多かったです。
乗ってきた列車は福井駅までの列車なので、福井駅より先へは別の列車に乗り換えます。続いて乗車するのは普通列車の金沢行き。金沢駅はハピラインふくいの駅ではなく IR いしかわ鉄道の駅ですが、列車はハピラインふくい仕様のもの。
定刻になり、列車は福井駅を出発。車内はそれなりに混雑していて、座席は全て埋まり立っているお客さんも大勢いました。この列車も、時間帯的に学生の方が多かったです。
キャリーバッグを持った観光客らしき方々も多いように感じました。新幹線の停車駅でもある芦原温泉駅あたりまでくると一気に乗客が減り、座席は 8 割ほどが埋まっている状態に。
そのまま列車は線路を走っていき、福井県と石川県の県境を超えて大聖寺駅に到着しました。この大聖寺駅がハピラインふくいと IR いしかわ鉄道との境界駅となっています。なんか駅名かっこよくてすき。停車時間がそれほど長くはなかったので、乗務員の方の交代はされていないのかな?という感じ。
大聖寺駅からは非常に多くの学生の方が乗ってきて、車内はここまでで一番の混み具合になりました。
新幹線が敦賀まで延伸し、観光で訪れる方の多くは新幹線を利用することになると思います。そんな中で運行を続けるハピラインふくいの列車は、学生の方を始めとした多くの地域住民の移動手段として利用されていることがわかりました。
車両の数や列車の本数などは少なめですが、福井県内を移動するときにまた利用したいです。