港町敦賀のシンボルである敦賀赤レンガ倉庫へ行ってきた
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先日福井県の敦賀を訪れた際に、港町である 敦賀のシンボル「敦賀赤レンガ倉庫」へ行ってきました🧱 明治時代の 1905 年に外国人技師の設計で石油貯蔵用の倉庫として建築され、2015 年に北棟が「ジオラマ館」、南棟が「レストラン館」として生まれ変わったそう。そんな 敦賀の最盛期を感じられる敦賀赤レンガ倉庫 の中を見て回りました。
北陸新幹線が東京からやってくるようになった敦賀駅から歩いて 30 分ほど。やってきたのは大通りから通りを一本入ったところにある赤いレンガ造りの 敦賀赤レンガ倉庫 です。
すぐ側の道路脇には「赤レンガ倉庫」バス停があり、敦賀駅を出て氣比神宮などの 敦賀の主要観光地を周る「ぐるっと敦賀周遊バス」を利用すれば駅から 10 分ほど でくることが出来ます。バスの運賃は一律 200 円、Suica や ICOCA などの交通系 IC カードが利用でき、乗るときに支払うシステムでした。
倉庫の隣にある施設の案内看板の横には「登録有形文化財」の案内が。敦賀赤レンガ倉庫は、2009 年に北棟・南棟と煉瓦塀が国の登録有形文化財として登録されたそうです。
建物の横に広がる素敵な庭を見ながら、南棟の「レストラン館」から敦賀赤レンガ倉庫の中へ。
レストラン館には地元の食材を使ったスイーツが楽しめるカフェや、ランチやディナーをいただける飲食店がありました。また、北陸の玄関口として敦賀の周辺地域や福井の名産品などが多数販売されていました。めっちゃ普通に「石川土産」って書いてある商品が並んでて三度見くらいした。
敦賀赤レンガ倉庫の目玉となるのは、北棟である「ジオラマ館」にある大きなジオラマ。全長約 27 メートル、最大奥行き約 7.5 メートルという大きさのジオラマで 昭和 20 年の復元地図を参考にその当時の街並みを約 80 分の 1 スケールで再現したもの だそう。
日本海側で初めて鉄道が通った街である敦賀。鉄道が敷設された後、敦賀とロシアのウラジオストクとを結ぶ直通定期船の就航、そして東京・新橋から敦賀港までを走る欧亜国際連絡列車の運行によって、敦賀は 日本とヨーロッパをつなぐ国際都市 として発展したようです。
当時、日本からヨーロッパへの移動は船を利用して 1 ヶ月以上もかかる長旅だったそう。それが欧亜国際連絡列車に乗り、敦賀から定期船でウラジオストクへ向かい、そこからシベリア鉄道でパリへと向かうルートではわずか 17 日間で移動できるように。日本の玄関口として発展した敦賀は横浜や神戸と同じ、多くの人々や文化がやってくる「ハイカラ」な街だったようです。
巨大なジオラマがあるジオラマ館へはチケットの購入が必要で、お値段は 400 円。チケットを販売する券売機はキャッシュレス非対応で現金のみとなっていたので、訪れる場合は注意が必要です。
訪れたタイミングでは、北陸新幹線敦賀開業記念ということで「昭和レトロなおもちゃ展」という企画がジオラマ館で行われており、レトロな雰囲気漂う鉄道玩具や飛行機の模型のようなものが展示されていました。
階段で 2 階の展望デッキへと上がると、大きなジオラマを上から見下ろすことができます。敦賀は 3 方向を山に囲まれた場所。この地の鉄道は困難の連続だったそうです。
2 階の展望デッキには、ブリキ玩具の展示がされていました。戦後しばらくの間、日本のブリキ玩具はアメリカへの輸出がメインだったため日本のおもちゃとは思えないような見た目をしているものが多いそう。
ジオラマ館を出た後、少し時間があったので「赤レンガ cafe」でソフトクリームをいただきました。注文したのは一番人気だというドライジンジャーのソフトクリーム。福井県産の牛乳を使用しているという真っ白なソフトクリームに、カリカリとした食感のピリッと辛い生姜が振りかけられています。
食べてみると、思っていたよりもだいぶ生姜の味がつよめ。その生姜の辛さが甘くて冷たいソフトクリームと絶妙に合っていて、なかなかおいしかったです。
訪れたのが平日というのと、すぐ近くに日本を 1 周する大きなクルーズ船が停泊していたこともあってか、訪れていた人はほとんどが外国人。そこまで広いわけではない敦賀赤レンガ倉庫の中はかなりの大混雑でした。
港町敦賀のシンボル敦賀赤レンガ倉庫、敦賀の歴史を知ることができて、明治から昭和初期にかけてのレトロな雰囲気も楽しめたので非常に良かったです。
これは福井県内のいたるところに居る恐竜博士。敦賀赤レンガ倉庫の前にも居るんだね。敦賀でも恐竜の化石が見つかるとかするのかな。