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JR奈良駅から京終駅までを散歩する

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ひらたけ

奈良市の JR 奈良駅から同じく JR の京終駅までを歩いてきました🚶 京終駅を目的地にしたのは、なんか駅名がかっこよかったから。京終は「きょうばて」と読むらしい。奈良駅から京終駅へは万葉まほろば線で 1 駅隣ということで、それくらいなら歩けるだろうと徒歩で向かいました。

スタート地点は 大阪難波まで伸びる大和路線や京都まで伸びる奈良線などの列車が乗り入れる奈良駅 です。東へ 15 分ほどのところに近鉄奈良駅があり、そちらの方が奈良公園などの奈良の主要な観光地に近い場所にあるということで利用者数も多いようですが、JR の奈良駅も立派な駅舎で人も大勢見られました。

JR奈良駅の写真

奈良駅の東側の大通りへ出て、南の方向へと歩いていきます。この日の天気は曇り、天気予報ではこのあと雨の予報となっていたので、やや早足で県道 754 号の歩道を進みます。

道路沿いは景観に配慮してか高層ビルのようなものはなく、地方の中心市街地といった雰囲気。車通りは多いですが、主要な観光地へと向かうルートとは逆方向のためか観光客と思われる歩行者の姿はだいぶ少なめです。

奈良駅付近の案内看板の写真

しばらく歩いていくと、やたら古そうな大きい建物が見えてきました。奈良県農協会館という農業協同組合の施設のよう。この農協会館の見える交差点を斜め左方向へ曲がり、南東の方へと歩きます。

奈良県農協会館の写真

道なりに歩いていくと、電柱に書かれた地名に「京終」の文字が。北京終町のあたりで右へと曲がり、再び南へと進路を変えます。奈良京終郵便局の前を通り細い路地を歩いていくと、JR 京終駅の案内が。

JR 奈良駅を出発してからおよそ 30 分ほど、ようやく京終駅に到着しました。

JR京終駅付近の写真

京終駅の駅舎は木造の立派なもの。5 年ほど前に明治 31 年に建設された当時の駅舎を復元したそうで、歴史を感じるけれど新しさも感じる不思議な雰囲気の駅。

入り口に掲げられた達筆な駅名の看板を潜って中へ入ると、京終という地名の語源の説明やこのあたりの鉄道の歴史などが書かれた掲示物が壁に貼られていました。奈良時代の都である平城京の南東の外れに位置することから、「京の端(終り)」が「京終」の語源とされているようです。

京終駅の写真

駅舎の中にはピアノが設置されていて、訪れたときには男性の方が素敵な音楽を奏でていました。あまり音楽は詳しくないのですが、『エリーゼのために』っぽい曲を弾いていたと思います。

京終駅舎カフェハテノミドリのアイスカフェオレの写真

駅には「ハテノミドリ」というカフェが併設されており、暑い中歩いて疲れたこともありこちらで冷たいカフェオレをいただきました。おしゃれな店内にはお客さんが数名。お店の方の対応も非常によく、カフェオレもおいしかったです。

距離も散歩するにはちょうどよく、歴史ある奈良の街を見ながら歩くことが出来てよかったです。最後まで雨も降らなかったし。おつかれさまでした。