Osaka Metro のニュートラムを乗り通す
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大阪市内を走る地下鉄 Osaka Metro。大阪市高速電気軌道株式会社が運営している地下鉄で、8 つの地下鉄路線が存在しています。そんな地下鉄路線のうち 大阪市住之江区の「コスモスクエア駅」から同じく住之江区の「住之江公園駅」までを結ぶニュートラム を乗り通してきました。
ニュートラムに乗るためにやってきたのは、住之江区にあるコスモスクエア駅。咲洲という大きな人工島にある駅で、弁天町や本町の方へと向かう Osaka Metro 中央線との乗り換え駅です。
住之江区を走るニュートラムですが 正式な名称は「南港ポートタウン線」という名前 で、「ニュートラム」は南港ポートタウン線に付けられた愛称。駅ナンバリングに使用される「P」の文字は、この正式名称からとったものとのことです。
だいぶ掠れて読みづらいですが、コスモスクエア駅の入り口に設置された看板にも「ニュートラム 南港ポートタウン線」と記載されていました。
大阪のベイエリアにある駅ということで、駅の出入口のすぐ近くからは人工島に囲まれた大阪湾や大阪港などが見られます。遠くのほうに見える、大規模な工事中のエリアは夢洲でしょうか。大阪・関西万博の予定地で、現在このコスモスクエア駅が終点となっている Osaka Metro 中央線が夢洲まで延伸する予定となっています。
海沿いの景色を楽しんだ後、さっそくニュートラムに乗るためホームのある地下へと移動します。コスモスクエア駅は、地下 1 階がニュートラムで地下 2 階が中央線という構造。ニュートラムが発着する 3・4 番ホームへとやってくると、既に住之江公園行きの列車が停まっていました。
列車に乗り込み、住之江公園駅へ向けてコスモスクエア駅を出発。他の地下鉄路線よりも車両のサイズが小さめな感じで、座席数や定員が少ない印象。座席は大半が埋まり、数名の立ち客がある程度で満員という感じではありませんでした。
ニュートラムの特徴といえば、なんといっても 自動運転の無人軌道交通機関(AGT) であること。他の地下鉄路線の場合は列車の先頭にあるのは乗務員の方しか入れないスペースですが、ニュートラムの場合はそれがなく進行方向正面がよく見えるようになっています。
コスモスクエア駅を出発してすぐに地下から地上に出て、それから列車は高架の区間を走っていくため、非常に景色が良かったです。小さな子供が一番前の景色がよく見える席に座って楽しそうにはしゃいでいる姿が見られました。
ニュートラムは全部で 10 の駅があり、両端の 「コスモスクエア駅」「住之江公園駅」でのみ他の地下鉄路線と接続 しています。アジア太平洋トレードセンター(ATC) や路線名にもなっている住宅地「南港ポートタウン」などを通り、列車は 20 分ほどで終点の住之江公園駅へ到着。
訪れたのが休日のお昼過ぎという時間だったからか、途中の駅での乗降は数名程度。車内の混み具合が大きく変わることはありませんでした。
住之江公園駅では難波や四ツ橋、梅田のほうへと伸びる Osaka Metro 四つ橋線と接続しています。ニュートラムで終点の住之江公園駅まで乗ってきた人の大半が四つ橋線ホームのほうへと移動しているようでした。
駅から少し南へ進んだところを流れる大和川を渡れば堺市になります。四つ橋線はこの住之江公園駅より南へは伸びていないので、堺市のほうへ向かうにはバスなどに乗り換える必要があります。
大阪市内を走る地下鉄で、乗ったことのない区間や降りたことのない駅はまだまだたくさんあるので、大阪に住む人間として一度は訪れてみたいですね。ということで、今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。