ICカードだけで関西から北陸へ移動できる「北陸乗継チケットレス」を利用してきた
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北陸新幹線が福井県の敦賀駅まで延伸し、これまで特急サンダーバード号だけで完結していた 関西から北陸方面へと移動は敦賀駅での乗り換えが必要 になりました。そんな在来線特急と新幹線という 2 つの列車を乗り継いでの移動を 自動改札機に IC カードをタッチするだけで行うことが出来る「北陸乗継チケットレス」 を利用して大阪から福井まで行ってきました🚅
北陸乗継チケットレスを利用するため、JR 西日本のインターネットできっぷが予約できるサービス e5489 で乗車する特急列車と新幹線を予約します。
出発地と目的地、乗車日時などを入力して列車を検索。表示された列車から希望のものを選び 「e北陸乗継チケットレス」と書かれたきっぷを予約 しました。通常のきっぷよりもかなり値段が安くなっていますが、これは特急サンダーバードに乗車する区間などの 在来線部分の乗車券の料金が含まれていない ため。この区間の分は、乗車するときに IC カードで支払います。
予約したタイミングでは、北陸乗継チケットレスの利用金額の 10% 相当の WESTER ポイントが還元されるというキャンペーンが実施されており、紙のきっぷよりもチケットレスを推していこうというのが伝わってきます。
列車に乗車する当日、やってきたのは西日本最大の駅である大阪駅。ICOCA を自動改札機にタッチして改札内へと入り、特急サンダーバード号が停車する 11 番乗り場で予約した列車が来るのを待ちます。
11 番乗り場には駅弁を販売するお店があり、待っている間に「期間限定」の文字に惹かれてお弁当を購入。夏限定の「夏膳」という駅弁です。
ホームへと入線してきた特急列車へと乗り込み、まずは敦賀駅を目指します。乗車したのは休日でしたが、お昼ごろという時間もあってか乗客の数はそれほど多くはありませんでした。
各座席には敦賀駅の案内の紙が備え付けられており、特急列車と新幹線とをスムーズに乗り換えられるようにという工夫が見られます。
大阪駅を出発してから 1 時間 20 分ほどで、特急サンダーバード号は福井県の敦賀駅へと到着。
ここで北陸新幹線へと乗り換えるのですが 乗り換え時間は 8 分 とわずか。かなり短い時間での乗り換えではありますが、道に迷わないよう床や壁に大きく案内が書かれていたり、係員の方が誘導してくださったりしているため、意外と余裕を持って乗り換えができるようになっていました。
通り道にあるコンビニで飲み物などを購入されている方も多く見られましたが、かなり支払いの列が長くなっていたので、買い物をする場合は結構バタバタとしそうです。
「新幹線のりかえ口」と書かれた案内に従って歩いていき、専用の改札機に ICOCA をタッチ。乗車した駅から敦賀駅までの乗車運賃が ICOCA から差し引かれ、無事改札を通過できました。改札を抜け、そのままエスカレーターで新幹線ホームへと移動し停車中の新幹線の車内へと向かいます。
定刻になり、新幹線は敦賀駅を出発。わずか 20 分の乗車で、新幹線は福井駅に到着しました。
福井駅で改札を通るときも、乗車時や乗り換え時と同じく自動改札機に ICOCA をタッチするだけ。私はモバイル ICOCA を利用しているので、普段持ち歩いているスマートフォンをかざすだけで大阪から福井まで移動することができました。
事前に券売機できっぷを発券する必要もなく、何枚ものきっぷを持ち運ぶ必要もなくて、快適な移動でした。値段はきっぷの発券が必要な「WEB 早特 7」や「WEB 早特 14」のほうがお安いですが、急な移動にはとても便利だなと思いました。