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スマホで利用できるOsaka Metroと大阪シティバスのデジタル版1日乗車券を使ってみた

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ひらたけ

大阪市内を中心に広がる地下鉄 Osaka Metro と路線バス 大阪シティバス。これらが 1 日中全線乗り放題となるお得な乗車券が以前から販売されていますが、なんと スマートフォンで購入してそのまま利用することができるデジタル版 1 日乗車券の販売が開始された と聞いて、利用してみました。

これまでは、わざわざ ATM で現金を下ろして地下鉄駅の券売機へと向かい購入する必要がありましたが、デジタル版はアプリからクレジットカードで購入し、画面に表示した QR コードを自動改札機にかざすなどして利用するとのこと。

eMETROアプリの1日乗車券の画像

さっそく Osaka Metro のスマートフォンアプリ「e METRO」アプリをスマートフォンへとインストールし、チケット購入画面から 「Osaka Metro・大阪シティバス 1 日乗車券」を購入 します。今回は利用日が土日ということで「土日祝日用」のほうを購入。価格は地下鉄駅の券売機での販売価格と同じ 620 円です。

購入画面で「有効開始日時」に 6 月の日付が表示されていますが、これは 6 月 17 日以降の任意の 1 日に乗車券を利用できるという意味。決して 6 月 17 日にしか利用できないわけではありません。

乗車券の購入が完了すると、アプリの画面下部中央にある「MY チケ」ボタンを押して表示される 所有しているチケット一覧に 1 日乗車券が追加 されます。チケットの利用開始のボタンを押すと、チケットの有効期限が押したその日の夜までに設定されるようになっていました。前日などに事前に購入しておく場合は、うっかり押してしまわないよう注意が必要そうです。

Osaka Metroの2次元バーコードを読み取る装置が付いた自動改札機の写真

地下鉄や路線バスに乗車する前にチケットの利用を開始するボタンを押し、さっそく乗車してみます。チケットの利用を開始すると 「QR 表示」と「QR 読取」の 2 種類のボタンが表示される ようになっていました。

地下鉄に乗車する場合は、「QR 表示」を押して表示された QR コードを、駅の 自動改札機の QR コードを読み取る装置へかざして改札を通過 します。路線バスに乗車する場合は バス車内に掲示されている QR コードをアプリの「QR 読取」を押して起動したカメラで読み取って利用 します。QR コードは各座席に設置されているほか、立っていても読み取れるよう大きめのサイズのものが窓の横あたりに貼られていました。

地下鉄と路線バスの両方でデジタル版 1 日乗車券を利用してみましたが、やはりわざわざ券売機に乗車券を買いに行かなくても良いのは便利だなと感じました。毎回現金を用意するのも大変だったので、クレジットカードで支払いができるのは助かります。

購入するのは便利でしたが、利用に関してはいくつか気になった点がありました。駅の自動改札機には QR コードを読み取るための専用の装置が取り付けられているのですが、これは 全ての自動改札機に付いているわけではありません でした。地下鉄で利用者の多い駅(梅田駅やなんば駅など)で改札を通る際、人が多くて どの自動改札機に QR コードを読み取る装置が取り付けられているのかが近付くまで謎 で、かなりドキドキしました。

また、やはり IC カードをタッチして通る場合に比べると QR コードの読み取りに時間がかかるようで、急いでるときに使うのはちょっと難しそうだなと感じました。Suica とか ICOCA などの交通系 IC カードってやっぱりすごいんだね…。

私の他に QR コードを読み取って改札を通っているひとの姿は見かけなかったので、まだまだ利用者も少なく、存在自体しらないという方が多いのかなといった印象。私はこれから 1 日乗車券を利用する場合はデジタル版にしようかなと思っていますが、今後利用者が増えて全ての自動改札機に QR コードを読み取る装置が取り付けられたり、もうちょい読み取りにかかる時間が短縮されたりすると良いなと思いました。

※ QR コードは 株式会社デンソーウェーブ の登録商標です。