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姫路城の西にある日本庭園「好古園」を歩く

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ひらたけ

好古園という 姫路城の西側にある日本庭園へ行ってきました🌿 この好古園は、世界文化遺産国宝姫路城を借景に、姫路市政 100 周年を記念して造営され平成 4 年に開園したもの。発掘調査によって確認された西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路跡などの地割りを活かして造られた美しい庭園を歩いてきました。

姫路城の大手門のあたりから 5 分ほど歩いて、姫路城の西側にある好古園へやってきました。庭園へ入るためのチケットは 1 枚 310 円、姫路城とセットのチケットも販売されているようです。セットのチケットは 1,050 円だそうで、姫路城の入城料金が 1,000 円なことを考えるとかなりお得。

好古園の写真

この好古園の正式名称は「姫路城西御屋敷跡庭園好古園」というそうで、先述の通り発掘調査によって確認された西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路跡などの地割りを活かして造られています。この屋敷などの地割り通りに築地塀や門によって仕切られた、9 つの趣の異なる庭園を楽しむことができます。

好古園の写真

まずやってきたのは「御屋敷の庭」という場所。姫路藩主の下屋敷があった場所に造られた庭だそうで、好古園最大のものとのこと。

門をくぐってすぐのところには「活水軒」という建物があり、こちらはレストランになっていました。今回はこちらで食事はしませんでしたが、美しい御屋敷の庭を眺めながらゆっくりと食事を楽しむことができるそう。

好古園の写真

活水軒を出ると、その先には渡り廊下が伸びていました。御屋敷の庭に造られた大きな池が左右に見え、江戸時代の偉い人の屋敷を想像したらきっとこんな感じだろう、という屋敷そのものといった感じ。時代劇とかに出てきそう、などと思いながら歩いたのですが、実際に時代劇のロケーションが行われたこともあるそう。

廊下の中ほどが少し盛り上がるような曲線を描いており、これは「唐傘割工法」というものだそう。この曲線があることによって、グッと引き込まれるような雰囲気になっている…気がします。曲線じゃなくて直線になっている廊下を想像したら、なんだか物足りない感じがするというかなんというか。

好古園の写真

瀬戸内海をイメージしたという大きな池の中にはたくさんの錦鯉が泳いでおり、庭園に彩りを添えています。赤や白などの色をした鯉が泳いでいると、それだけで日本の庭って感じするとこある。

好古園の写真

御屋敷の庭を出て、続いて隣接する別の庭へ。繋がっていたのは「苗の庭」という、土の入った木の枠のようなものがたくさん並べられた場所。木の枠の中では植物が栽培展示されていて、これらは姫路市立手柄山温室植物園という場所から分譲されたものだそう。

その先も様々な庭があり、それぞれ門をくぐって見て回ることになるのですが、私が方向音痴すぎて今何の庭を見ているのか分からないみたいな状態に。途中に好古園の地図が描かれた案内の紙が置かれていたので、これから訪れる方はそれを見ながら歩くと良いかも。私は手に取ったその紙を歩いている途中で鞄に仕舞って、存在を完全に忘れていました。

好古園の写真

途中なんだか迷子になったような気もしましたが、どの庭も美しく、歴史ある姫路城と並ぶのに相応しいものとなっていました。ところどころで姫路城の大天守の姿も見えたのも良かったです。姫路城を訪れた際には、ぜひ好古園にも立ち寄ってみてください。