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今年の春にリニューアルオープンした神戸港のシンボル「神戸ポートタワー」へ行ってきた

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ひらたけ

先日神戸を訪れた際に、神戸港のシンボルである 神戸ポートタワーへ行ってきました⚓ 和楽器の鼓を長くしたような美しい外観をした赤いタワーは、1963 年に「日本を代表する神戸港に相応しいランドマークを」との想いからつくられたもの。そんな神戸ポートタワーを訪れ、内部の様子や屋上からの景色などを楽しんできました。

神戸ポートタワーがあるのは、港町である神戸の神戸港。神戸最大の繁華街・三宮にある JR 三ノ宮駅からひとつ隣にある 元町駅もしくはその隣の神戸駅から歩いて 15 分ほどの場所 にあります。今回私は大阪からの訪問だったので、元町駅ではなく JR の新快速列車が停車する神戸駅で下車して向かいました。

神戸ポートタワーの写真

神戸ポートタワーには以前から行きたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わなかったのと、2021 年秋から大規模改修工事のために休業となっていてこれまで訪れることができていませんでした。今年 2024 年春にリニューアルオープン ということで、少し遅くはなってしまいましたがようやくの訪問です。

神戸ポートタワーは、無料で入ることのできる低層フロアと、有料のチケットを購入して入る展望フロア・屋上デッキに分かれています。今回はチケットを購入し、有料エリアを楽しむことに。あらかじめ日付と時間を指定したチケットの購入が必要で、完売の場合は当日券の販売がないそうなので注意が必要です。

タワーの中へと入り、案内に従って展望フロアへと向かうエレベーターへ。かなり混雑していて、エレベーターが到着するまでにかなり時間がかかっていました。

神戸ポートタワーの写真

最上階に到着したエレベーターを降りると、正面には神戸港と神戸の街が広がります。ちょうど港に停泊しているのは、神戸港を出て大阪湾をゆるりとまわるクルーズ船。その奥に広がるのは神戸ハーバーランドです。

大阪湾とは反対側には六甲山地が広がり、海と山に挟まれた急峻な斜面にたくさんの建物がつくられている様子が確認できます。この六甲山地が大阪湾へと落ち込む地形によって、水深が深く、大きな船でも海底にぶつからずにやってくることができて、神戸は港町として発展してきたんだなということが分かります。

神戸ポートタワーの写真

展望フロア内には神戸ポートタワーの模型的なものやオシャレな雰囲気のベンチなど、写真撮影に良さげなフォトスポットが複数設置されていて、訪れていた人たちが記念撮影をしていました。

屋内ではこのフロアが一番高い場所ですが、さらに上には「屋上デッキ」があり、展望フロアと屋上デッキに入ることのできるチケットを購入していれば上ることが出来ます。この屋上デッキは、今年春の リニューアルで初めて入場できるようになった場所 だそうで、360 度全てがガラス張りのオープンな空間。ガラスにはところどころに「BE KOBE」の文字が見えます。

神戸ポートタワーの写真

神戸ポートタワーの展望フロアは 5 つの階層に分かれていて、最初にエレベーターで到着したのが「展望 5 階」と呼ばれるフロア。ここからは階段を使って、展望 4 階から展望 1 階までを徐々に降りていきます。

ひとつ下のフロアである展望 4 階は、「赫き」をテーマにした作品があるアートのフロア。窓のない暗いフロアにどこかレトロな雰囲気を感じるかわいらしい光のアートが展示され、どこを見ても写真映えする空間が広がっていました。体の動きに合わせて反応するインタラクティブなアートもあり、小さい子どもたちが楽しんでいる姿も見られました。

神戸ポートタワーの写真

アートのフロアの下はカフェ & バーのフロア。この「Ready go round」という名前のお店は床がぐるぐると回転するようになっていて、カウンター席に座って飲み物やスイーツなどを楽しみながら移り変わる神戸の風景を見ることができます。およそ 30 分ほどで 360 度回転するらしい。

せっかくなので何か飲み物でもと立ち寄ったのですが、私は床が回転するということを知らずに入ってしまい、「なんかすごい揺れてる?!地震か?!」とちょっと慌ててしまいました。結構揺れるので、乗り物酔いするひとは酔い止め薬を飲んでおいたほうが良さそうです。私はたまたま飲んできていたのでセーフでした。

神戸ポートタワーの写真

注文したのは「神戸ポートタワーカラフルソーダ」。赤い色をした「タワーレッド」と青い色をした「ポートブルー」の 2 種類ありましたが、個人的に赤色のほうがすきなのでタワーレッドを選択。ビールなども置いてあるお店なので、「これもお酒か…?」と不安でしたが、説明をよく読むとノンアルコールと書かれていました。

入り口で 2 次元バーコードを印刷された札を受け取り、席に座ってスマートフォンからモバイルオーダーをするシステムとなっていて、コミュニケーションをとるのが苦手なひとでも安心です。

神戸ポートタワーの写真

展望 2 階は、ここでしか手に入らないオリジナルグッズやお土産などを販売するショップ。その下の展望 1 階はアート作品が楽しめるギャラリーとなっていました。ギャラリーに展示される作品は定期的に入れ替わるとのことで、訪れたタイミングではお皿のようなものが窓ガラスのある壁にぐるりと取り付けられていました。


初めての神戸ポートタワーでしたが、高い場所から神戸の街を一望できて非常に良かったです。また、高いところから景色を見てそれで終わりなのかなーと思っていたらアート作品の展示やカフェなどもあり、思っていた以上に楽しめました。

今回は時間の都合で低層フロアは見て回れなかったので、次に訪れる際はそちらを見て回ったり、夜に訪れて神戸の夜景とともにライトアップされた神戸ポートタワーを見たりしたいです。