デジタルガーデンという概念
- 投稿した日
- 更新した日
- 書いたひと
- ひらたけ
少し前に 「デジタルガーデン」という言葉というか概念 を目にしました。他の人に向けてとか収入を得るためとかではなくて、自分自身に向けて日々の考えていることを後から読み返せるよう書き溜めておくような、ガーデニングのように手間をかけることを楽しむようなものっぽい。
日記のようなものかとも思うけれども、誰でも見に来られるようなインターネット上のデジタルな空間にあるという部分がちょっと違う気もする。
なんとなく分かるような分からないようなといった感じ。人の目を気にせずあくまで自分自身のために文章を書いていく、時には過去に書いた文章を手直ししたり書き直したりしつつ、頭の中で考えていることを整理し続ける、みたいな感じなんだろうか。
なんだか曖昧な概念で定義もしっかりあるわけではないから難しいけれど、ネット上に自分だけの空間を作って整えていくという意味では私のこの「Hiratake Web」という個人サイトも同じ。作ったウェブサイトの気になるところをちょいちょい手直ししたり、時には気まぐれでそのときの自分が「良い」と思えるものに全てを作り直したりすることは言われてみれば庭を作っているような楽しさがあるような気がします。
時代の変化とともに、私自身が自分のウェブサイトに求めるものは変化してきたし、これからも変化していくはず。このネット上の自分の場所が「完成」することは一生無くて、一生手入れをし続けていくんだろうなという感じ。もしかするとウェブサイトを閉鎖する時が来るかもしれないけれど、それもひとつの変化だし、その後再開するかもしれないし。
とはいえ、一生懸命手入れして育てた庭を他人に自慢したくなるときだってあるし、「きれいだね」って褒めてもらいたくなるときもあるよなーとも思ったり。育てたもの全てに対して何か言ってほしいというわけではないけれど、フラっと訪れた誰かに「素敵ですね」とか言ってもらいたさみたいなのはある。
感性や趣味が自分と完全に一致するなんてことは普通はありえないわけだから、ずっと居座られて全部のものに感想を言われてもなんだか不気味というか、「庭よりあなたに興味があるんです」って言われてるみたいでアレだけども。難しい。
基本は自己満足というか、自分自身が手入れや育てることを楽しむために。でも完全にクローズドな世界ではなくて、知らない人が立ち寄ることもできる。私のこの個人サイトも、そんなデジタルガーデンを手入れするような感じでのんびりやっていけたら良いな。