伊勢神宮の外宮・豊受⼤神宮を巡る
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全国に数多ある神社の中でも別格と言われる、三重県伊勢市にある 伊勢神宮へ行ってきました⛩️ 「お伊勢参りは外宮から」というのがならわしということで、まずは衣食住をはじめ全ての産業の守り神である豊受大御神を祀っている 伊勢神宮の外宮である豊受大神宮を参拝 してきました。
伊勢神宮外宮の最寄り駅である伊勢市駅へは、大阪から近鉄特急で 1 時間半ほど。伊勢市駅の南口を出てすぐのところには豊受大神宮の参道の鳥居があり、その鳥居をくぐって参道を歩き、外宮へと向かいます。
駅から外宮の神域の入り口に架けられた火除橋まではおよそ 10 分ほど。徐々に見えてくる立派な橋と、その奥に見える大きくてこれまた立派な鳥居に圧倒されます。
火除橋には左側通行の看板が建てられ、これより先の境内はずっと左側通行。もう一方の内宮のほうは右側通行とのことで、間違えないよう気をつけながら鳥居の前で一礼し参道を歩いて先へと進みます。
伊勢神宮の外宮である豊受⼤神宮は約 1,500 年という想像もできないほどの長い歴史があり、祀られているのは豊受大御神という神さまとのこと。内宮である皇大神宮にて祀られる私たち日本人の総氏神である天照大御神さまのお食事を司る神さまだそう。
参道沿いには大きく立派な木々が並び、清らかな空気が広がります。私は伊勢神宮を訪れる 1 週間ほど前から体調を崩しており、何故か平熱と微熱を行ったり来たりしていたり、ひどい頭痛が続いたりと大変な状態だったのですが、電車を降りて外宮へと入った途端にスッと身体が楽になりました。
そんな神域からのエネルギーを受け取ったかのような不思議な出来事もありつつ、伊勢神宮のウェブサイトに掲載されている 外宮のモデルコース を参考に外宮を巡ります。
まず訪れたのは豊受大御神を祀っている正宮。伊勢神宮を訪れて最初に参拝する場所ということもあり多くの人が集まっていました。入り口には鳥居が設置され、その先での撮影は禁止となっていました。
正宮の隣には古殿地という何も建物が無い場所があり、広さは隣りにある正宮と同じくらい。伊勢神宮では 20 年ごとに社殿と神宝をはじめ、全てを新しくする式年遷宮という神事が行われており、隣の広い敷地は前の遷宮まで社殿が存在していた場所であり次の遷宮の際に社殿が造営される場所。
1,300 年にわたり繰り返されてきた式年遷宮は、前回は平成 25 年に行われたそう。
続いて訪れたのは、多賀宮という別宮。長い石段をのぼった先にあり、豊受大御神の「荒御魂」を祀っている正宮に次ぐ大きさの殿舎の規模だそう。山の頂にあるため、古くから高宮と呼ばれていたとのこと。
のぼってきた石段をおりて、続いて向かうのは土宮という別宮。地主の神である大土乃御祖神を祀っていて、別宮の中で唯一東を向いているそう。
土宮のすぐ近くにあるのは、風宮という別宮。雨風を司る級長津彦命、級長戸辺命を祀っているそう。外宮の次に向かう内宮の、風日祈宮で祀っている神さまと同じとのこと。歴史の授業で習った、鎌倉時代にモンゴル帝国が侵攻してきた元寇のときに、神風を吹かせて日本を守った神さまとして知られているようです。
正宮と別宮を巡り、来た道を歩いて火除橋の近くまで戻ってきました。およそ 40 分ほど歩いたり石段をのぼったりしましたが、砂利が敷き詰められた参道を歩いていたこともありなかなか疲労感がありました。
火除橋の近くには勾玉池という大きな池があり、その近くに休憩所が整備されていたのでこちらで少し休憩。天気が良かったこともあり、景色が非常に綺麗でした。
初めて訪れた伊勢神宮でしたが、その広さと規模の大きさに終始圧倒されっぱなしでした。私は日本神話を全然知らないので、祀られている神さまが一体どのような存在なのかよく分からないままでの参拝となってしまったので、次はもう少し勉強してから訪れたいところ。読みやすく書かれた日本神話の本とかあるのかな…。