伊勢神宮の内宮から近鉄五十鈴川駅までを歩く
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先日、伊勢神宮を訪れた際に 伊勢神宮内宮から近畿日本鉄道の五十鈴川駅までを歩いてきました🚶 伊勢神宮の内宮へのアクセスや帰りの移動は自家用車かバスの利用が一般的かと思いますが、せっかく三重県まで来たのだから伊勢の街を歩いてみたいなということで、内宮から一番近そうな五十鈴川駅まで歩いてみました。
外宮と呼ばれる 豊受大神宮、そして内宮と呼ばれる 皇大神宮 と順に参拝し、内宮の入り口に架かる宇治橋の前まで戻ってきました。ここから、歩いて近鉄の五十鈴川駅を目指します。
五十鈴川駅があるのは、内宮から見て北側。内宮のすぐ北にはおかげ横丁・おはらい町通りという飲食店や土産物屋などが多数立ち並ぶ通りが伸びています。
おかげ横丁やおはらい町通りを通って五十鈴川駅へ向かうことも考えたのですが、内宮参拝前に食べ歩きするためいっぱい歩いた後だったことや、大勢の参拝客で大混雑していたこともあり隣の大通りを歩いていくことに。
内宮前のロータリー交差点から伸びている国道 23 号に沿って、北へと歩いていきます。この国道 23 号は愛知県の豊橋市から伸びている国道で、東海地方最大の都市である名古屋や三重県最大の人口を誇る四日市市、県庁所在地の津市などを通って、ちょうどこの伊勢神宮の前が終点という道路。
訪れたこの日は平日でしたが車の量は多く、伊勢神宮の内宮と外宮を行き来するバスも多数見られました。
歩道には、江戸時代に一般化したという伊勢神宮への集団参詣「おかげまいり」の様子をデザインしたマンホールが設置されていました。写真のようなカラーのものは内宮周辺や外宮前の一部に設置されているものらしい。
内宮前にある「おかげ横丁」の「おかげ」は、この「おかげまいり」から来ているのでしょうか。道に設置されたただのマンホールですが、昔から伊勢神宮へは多くの人々が訪れていたことを感じられます。
大通りを歩いて宇治浦田町交差点までやってきたところで、少し寄り道。交差点からすぐ近くにある 猿田彦神社 という神社に立ち寄りました。
こちらの神社は伊勢神宮と合わせて訪れる方が多い有名な神社だそうで、ものごとの最初に御出現になり良い方へとおみちびきになる「猿田彦大神」という神さまを祀っているそう。境内には伊勢神宮と同じく大勢の参拝客が集まっていて、方位石という八角の石柱の上にはたくさんの小銭が置かれていました。
人が多かったのとあまりにも小銭が置かれすぎていたのとで、石に書かれているものがあまりよく見えなかったのですが、方位を示す干支が刻まれているとのこと。
少し寄り道をしつつ、元の交差点から再び国道 23 号を北上します。内宮から猿田彦神社あたりまではそれなりに歩行者の姿が見られましたが、このあたりから一気に人の姿が減りました。やはり大半の参拝客はバスを利用して移動するのでしょう。
道路沿いの電柱には伊勢名物である「赤福」の案内が設置されていました。買って帰ろうかなとも思ったのですが、普通に大阪でも買えるので結局買わず。販売エリアが広すぎることで知られる伊勢名物。
しばらく歩いて、やたら南国感ある木が植えられた三叉路で国道 23 号とはお別れ。県道を歩いて五十鈴川駅を目指します。「この人たち伊勢神宮を参拝してたときに見かけたな」みたいな人の姿をちらほら見かけながら進むと、近鉄鳥羽線の高架が見えてきました。近くには「五十鈴川駅」の案内看板も。目的地まであともう少し。
伊勢神宮内宮を出発してから 40 分ほど、近鉄五十鈴川駅に到着しました。それほど大きな駅ではないですが、駅舎はかなり綺麗で近鉄特急も停車する駅。
猿田彦神社などへ立ち寄りつつの移動だったので思っていたよりも時間がかかってしまいましたが、なんだか伊勢の地を歩いているだけで活力が湧いてくるような気がして良かったです。おつかれさまでした。