地下鉄四ツ橋駅からJR難波駅までを散歩する
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仕事帰りに夜の大阪の街をのんびり散歩するのがすきで、定期的にやっています。この日は 地下鉄四ツ橋駅から JR 難波駅までを歩きました🚶 大阪都心の大都会ということで、四ツ橋駅からなんば方面へは地下鉄やバスなど様々な公共交通機関を利用して移動ができますが、そんな都会をのんびり歩いてきました。
まず訪れたのは Osaka Metro 四つ橋線の四ツ橋駅 です。路線名は「四つ橋」で駅名は「四ツ橋駅」と、表記がひらがなだったりカタカナだったりするなんだかややこしい感じの駅。地上を南北に通っている大通りは「四つ橋筋」で、四ツ橋駅近くの広い交差点には「四ツ橋」の看板が立っています。これもややこしい。
南北に伸びている四つ橋線の四ツ橋駅の、最も JR 難波駅に近い南側 5 号出入口から地上へ。案内の看板には四ツ橋駅が所属している「四つ橋線」と、それに加えて東西に伸びる地下鉄路線「長堀鶴見緑地線」の表記がされていました。
長堀鶴見緑地線には四ツ橋駅はありませんが、すぐ近くの心斎橋駅と改札内で繋がっていて乗り換えが可能。なので、四ツ橋駅の案内に「長堀鶴見緑地線」の記載があるのだと思うのですが、じゃあなんで同じく繋がってる御堂筋線の心斎橋駅の案内は無いのかは謎。結構距離があるからかな。
四ツ橋駅周辺には、黒い服を着て黒いニーハイブーツみたいなのを履いた派手な若いお姉様方の集団が複数のグループに分かれて歩いていて、何かイベント事でもあったのかなとか思いながら JR 難波駅を目指して南へ向かいます。この日は年末、色々集まりとかもあるよね。
5 号出入口から南へ歩いて、最初の交差点。ここから東へと伸びる細めの道をまっすぐ進むと、三角公園が有名なアメリカ村があります。アメ村は大阪のファッション最先端でキラキラした若者の街みたいなイメージがあるので、ファッション何も分からん(そもそも怖くて一人で服屋行けない)クソダサメンズな私は、遠くからそっと様子をうかがうだけに留めました。
以前、友人に誘われて 三角公園の目の前みたいなところにあるクラブ会場的な場所へ行ったこと があったのですが、アメ村に居る自分という存在が場違い感すごくて震え上がったよね…(誘われたイベント自体はとても楽しかった)。
そんな今年の出来事を振り返ったりしながら、四つ橋筋を南へ歩いてきます。アメリカ村が近いからか、通り沿いには服屋と思われるお店が多く、気合の入ったファッション(たぶん)の人もちらほら。外国人観光客も非常に多く、飲み物を買うためにコンビニに入店すると店内に居るお客さんが自分以外全員外国人だったり。
道の途中には「Orange Street」という看板が立っていて、そこから西へ向かって伸びる通りは「立花通り」というカフェや服屋、雑貨屋やインテリアショップなどオシャレな店舗が並ぶ通りだそう。
元々は「橘通り」という名前で、家具屋筋として幕末の頃から存在する歴史ある場所とのこと。橘がミカン類であることから「オレンジストリート」の愛称で呼ばれているらしい。
南へと歩いていくにつれて周囲の雰囲気は変化し、徐々にオフィスや駐車場などが増えてきました。そうして見えてきたのが道頓堀川とそこに架かる深里橋という橋。戎橋の辺りのように眩しいほどのネオンサインでギラギラしているという感じではなく、周辺は比較的落ち着いた雰囲気です。
川沿いには遊歩道が整備され、こちらも戎橋付近ほどではないですがそれなりに人の姿が見られました。もう 20 時を過ぎ暗い時間ではありましたが、道頓堀川にはクルーズ中と思われる大勢の観光客を乗せたボートが水上を走り、水面を明るく照らしていました。
私も以前 とんぼりリバークルーズ というこの辺りを周遊する船に乗ったことがあって、その時と同じようにおそらく船の上から橋や遊歩道に居る人たちに向かって手を振ってたんじゃないかな…と思うのですが、船上が暗すぎて見えなかったです。分かんなくてもとりあえず手を振り返しておけば良かったかな…。
川を渡り、JR 難波駅が近づいてきました。JR 難波駅は大阪環状線の内側にポツンと存在している駅で、巨大な頭端式ホームを持つ南海なんば駅や近鉄・阪神の大阪難波駅などからは距離があります。そんなちょっぴり寂しい JR 難波駅ですが、駅周辺では大規模な工事が行われていて、歩道の一部が通行止めになっていました。
付近に設置された看板には「都市高速鉄道なにわ筋線鉄道工事」の文字。現在は関西本線の終着駅となっている JR 難波駅は、なにわ筋線が開業すると中之島を通って大阪駅のうめきた地下ホームへと繋がる予定となっています。完成はまだまだ先ではありますが、駅を含む周辺がこれからどう変化していくのかすごく楽しみです。
通行止めとなっている箇所を避け、四つ橋筋から離れて JR 難波駅方面へ続く地下道を歩きます。途中でなにやらやたらと賑やかな音楽が聞こえてくると思ったら、年末という時期にも関わらず盆踊り大会的なものが開催されていました。かなりの大人数で踊っていて、冬なのにすごいな…というお気持ち。
動く歩道に乗ったり、地下で迷子になりかけたりしながら、ようやく JR 難波駅に到着しました。四ツ橋駅を出発してからおよそ 20 分ほど。夜のお散歩には距離も程よい感じで、景色も楽しめました。今年もおつかれさまでした。