高岡駅から新高岡駅までを徒歩で行く
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先日、富山県の高岡市を訪れた際に 高岡駅から北陸新幹線の新高岡駅までの間を散歩してきました🚶 この区間は JR 城端線という路線が通っており、列車に乗ればおよそ 3 分ほどで移動できるのですが、列車の本数は 1 時間に 1~2 本ほどとかなり少なめ。年末年始の帰省中ということもあり、運動不足を感じていたので列車に乗らずにのんびり歩いてきました。
スタート地点は あいの風とやま鉄道と JR 線が乗り入れる高岡駅 です。元々は JR の北陸本線の駅でしたが、北陸新幹線が長野と金沢の間で開業するのに伴い並行在来線があいの風とやま鉄道による運行へと変わりました。
高岡駅から分岐する、高岡市の北側にある氷見市の方へと伸びる氷見線と、高岡市の南側にある砺波市・南砺市の方へと伸びる城端線については北陸新幹線が開業した現在も JR の路線として運行がされていますが、こちらについても昨年 2 月にあいの風とやま鉄道へと事業譲渡する計画が認可されたと発表されています。
計画開始から概ね 5 年後を目処に西日本旅客鉄道株式会社からあいの風とやま鉄道に事業主体を変更する、とあるので、氷見線・城端線があいの風とやま鉄道の路線となるのはまだ少し先のことにはなりますが、現在は利用できない ICOCA などの交通系 IC カードが利用できるようになったり、新型車両を導入したり、2 つの路線の直通運転が行えるよう駅を改良したりと、利便性向上のための様々な取り組みが実施されるそう。
富山県は鉄道に対してものすごく前向きというか、積極的なイメージがあるので、今後高岡駅やその周辺がどのように変化していくのか楽しみです。
高岡駅には「瑞龍寺口」と「古城公園口」の 2 つの出入口があり、新高岡駅へと向かうため南側の瑞龍寺口のほうから駅を出ます。出口の近くの大きな窓からはまっすぐに伸びる大通りと、冬の北陸らしいどんよりとした雲と地面に積もった雪とその解けたもの。
小雨が降る中駅を出発し、歩道を通って南へ進みます。雪か解けた雪で水浸しの道を歩いていくことになると覚悟していましたが、歩道は除雪がされていて歩きやすくなっていました。雪と解けた雪が残ってる道、解けていない雪のせいで水が行き場を失って道全体が深い水たまりみたいになるので靴の浸水被害が尋常じゃないんですよね…。
道路の中央には一定間隔ごとに灯籠のようなものが設置されていて、なんだか独特な雰囲気。
しばらく歩いていくと見えてきたのは石畳の敷かれた長い道。こちらは八丁道という名前の道だそうで、高岡駅の出入口の名前にもなっていた瑞龍寺と、その東にある加賀前田家 2 代当主前田利長公の墓所とを結ぶ参道。瑞龍寺門前から前田利長公墓所までの長さが約八丁(870m)あることからその名前で呼ばれているそう。
参道沿いに配置された松には雪吊が施され、灯籠にもほどよく雪が積もっていて北陸感満載な眺め。
高岡駅から八丁道までは歩道に雪があまり無かったのですが、八丁道を境に除雪されていない歩道へと変化しました。滑って転ばないよう細心の注意を払いながら、よいしょよいしょと一歩一歩踏みしめて新高岡駅を目指し歩きます。
しばらく歩いて見えてきたのは北陸新幹線の高架と、その向こうにそびえる巨大なショッピングモール。このあまりにも大きな商業施設 イオンモール高岡 は敷地面積約 205,000 平方メートル、総賃貸面積約 82,000 平方メートルの北陸地方最大級のショッピングモール。私も子供の頃に何度か訪れたことがありますが、その時点でも広かったのにさらに建物が増えて拡張されているという…。
ここまで歩いてきた大通りから離れ、北陸新幹線の高架に沿って細い道を歩いていきます。気が付けば空はなんとなく青空が広がっている感じになっていました。
高岡駅を出発してからおよそ 25 分ほどで 北陸新幹線と JR 城端線の駅である新高岡駅に到着 しました。新幹線の駅ということで、やっぱり駅舎がデカい。今回は時間の都合で行くことが出来なかったのですが、駅前にある Nemaru Cafe という名前のカフェがなんか名前の響きがすき。いつか行ってみたい…。