徳島中央公園内にある徳島城博物館と旧徳島城表御殿庭園へ行ってきた
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徳島中央公園内にある 徳島城博物館と旧徳島城表御殿庭園へ行ってきました🏯 徳島城跡に整備された広い公園内にある施設で、徳島藩の成り立ちや藩主による政治、戦の歴史などを学ぶことが出来る博物館。その隣にある庭園と一緒に中をぐるりと見て回ってきました。
徳島城博物館があるのは、JR 徳島駅の北側に広がる徳島中央公園の東のほう。近くには蜂須賀家政像があり、周辺は多くの人で賑わっていました。
徳島城博物館のチケットは 1 人 300 円。博物館のチケットを購入すると、隣にある旧徳島城表御殿庭園にも入ることができるとのこと(庭園のみの場合は 50 円)。支払いは現金のみとなっていました。
館内の展示については撮影が禁止となっていたので写真を載せることはできないのですが、武将をモデルにした人形や茶器など見ているだけで賢くなったような気分になれる展示や、非常に細かく作られた 1/50 スケールの徳島城の模型などがありました。
徳島城の築城が開始されたのは 1585 年とおよそ 500 年も前。江戸時代が終わり、明治時代に入って発布された廃城令によって 1875 年に鷲の門を除く全ての城の建物が解体され、現在はこの徳島城博物館のある徳島中央公園が広がっています。
城についての展示のほかで興味深かったのは、阿波水軍の船の展示。千山丸という名前の船が展示されていたのですが、こちらは全国で唯一残っている大名の鯨船という船だそう。江戸時代、各地の大名は参勤交代が義務付けられ、徳島藩の藩主は四国から船を利用して江戸へ向かっていました。その際に、豪華な御座船に大名が乗り移る際に使われたのがこの千山丸という鯨船だそう。
大きさは全長 1,044cm、最大幅 277cm、深さ 64cm。御座船に移った後は大坂・京まで行き、そこからは陸路で江戸へと向かったのだそう。近くには参勤交代の経路図の展示もされていました。
徳島城の歴史に関する展示の他に、博物館内では土日祝日の午前 10 時から午後 3 時まで限定で呈茶を行っているそうで、入館料とは別にお菓子代とお茶代を支払うことで隣りにある大名庭園を望みながらゆったりとした時間を過ごせるようになっていました。
今回はお茶を飲むことはしませんでしたが、博物館のチケットを購入すると合わせて入ることの出来る隣の旧徳島城表御殿庭園へは行ってきました。庭園には阿波特産だという「青石(緑色片岩)」が数多く使用されているそうで、その中でも枯山水庭に横たわる巨大な石橋は、初代藩主の蜂須賀至鎮が踏み割ったという伝説があるものとのこと。石の橋を踏んで割るのはやばすぎる。
徳島中央公園内にある徳島城博物館と旧徳島城表御殿庭園へ行ってきましたが、今は姿を見ることの出来ない徳島城のことや江戸時代の徳島の歴史を知ることが出来て良かったです。