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新神戸駅から三宮までを徒歩で行く

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ひらたけ

先日、神戸を訪れた際に 新神戸駅から神戸最大の繁華街・三宮までの間を散歩してきました🚶 この区間は神戸市営地下鉄西神・山手線が通っており、列車に乗れば地下鉄の新神戸駅から三宮駅まではたったの 2 分ほどで移動できてしまいますが、神戸の街をのんびり歩くのもいいなあということで。


スタート地点は 駅舎の奥側に六甲山地が広がる新神戸駅 です。東京と福岡・博多を結ぶ東海道・山陽新幹線が乗り入れる駅で、最速達列車である「のぞみ」を含む全列車がこの新神戸駅に停車します。地下には 神戸市営地下鉄の西神・山手線と北神線 が通り、神戸最大の繁華街である三宮や神戸電鉄との乗換駅である谷上駅方面へのアクセスが可能です。

新神戸駅の写真

地下鉄の駅から新幹線の駅へと向かう地下通路には大きなキャリーバッグを持った外国人観光客の姿などがちらほらと見られましたが、地上に出ると人は少なめ。三宮方面へと向かう路線バスを待つ人も数名程度。

国内旅行者はともかく、外国人観光客の多くは長い期間滞在して日本中を見て回る人が多そうなので、新幹線で新神戸駅を訪れる人はそれほど多くはないのかもとか思いました。神戸はもちろん、京都や奈良などへもアクセスしやすい大阪のホテルを拠点にして、神戸へは JR の新快速とか阪急神戸線の特急に乗って行くみたいな。

新布引橋からの景色の写真

駅を出てすぐ目の前から南の方へとまっすぐ流れているのは、生田川という川。生田川沿いにはおよそ 1.6km にわたって生田川公園という公園が整備されていて、大型の遊具やバスケットゴールなどの施設も。

神戸らしいどこか洋風っぽさを感じる新布引橋から生田川を望めば、これまた神戸らしい中華風の東屋のようなものが見えます。

連翼亭の写真

生田川公園内にある中華風の東屋は「連翼亭」という名前だそうで、神戸市と中国の天津市の友好都市提携 20 周年を記念して天津市から贈呈されたものだそう。近くてみてみると、とってもカラフル。

中国の清の時代の宮殿造営方式を取り入れたというこの「連翼亭」は 2 つの東屋が連結されていて、神戸市と天津市が手を携え友好をさらに深めるとともに、ますます飛躍するよう願いが込められているのだとか。

フラワーロードの案内看板の写真

連翼亭の南側に架かる布引橋を通り、ここからは生田川沿いではなくフラワーロードという三宮方面へと続く大通りを歩いていきます。このフラワーロードは、先ほどまで眺めながら歩いていた生田川が元々流れていた場所に整備された道路だそう。

少しの大雨で氾濫してしまい港や居留地付近に被害をもたらしていた生田川は、わずか 3 ヶ月という突貫工事で現在の場所に付け替えられたそう。

フラワーロードの新神戸駅付近から三宮までの区間は、ずっとゆるやかな下り坂。港町として発展してきた地域には坂が多いという特徴を持つところが多いですが、日本の主要な港のひとつである神戸港がある神戸も非常に坂の多い街。三宮から新神戸駅方面へと歩いていくことも考えていたのですが、上り坂はしんどいだろうということで、今回は新神戸駅側から歩くことにしました。

フラワーロードの写真

そこまで急な坂ではないとはいえ、たしかに傾いているというのは道路沿いの建物の下の方を見るとよく分かります。建物の床が水平なので、建物の山側に比べて海側のほうが段差の高さがあるというか、土台的なものが見えている感じというか。

大通りを真っすぐ歩いていくと、加納町 3 丁目という交差点が見えてきました。フラワーロードと山手幹線という大通りが交差する場所で、私が歩いていたフラワーロードの西側には山手幹線を横断する横断歩道がなく、歩道橋に登ったら方向がわからなくなって全然違う方向へとしばらく歩いてしまいました。フラワーロードをまっすぐ歩いていくだけなのに迷子になりかけるの、方向音痴が過ぎる。

JR三ノ宮駅の写真

新神戸駅を出発してからおよそ 30 分ほどで、三宮に到着。もう少し時間がかかるかなと思っていたのと、途中で迷子になりかけたり立ち止まって景色を眺めたりもしていたので、30 分ほどで移動できたのは結構意外でした。

大きな荷物を持って、新幹線で訪れた人が歩いて三宮へ向かうのは大変だとは思いますが、ふらっと気軽に遊びに来た人が歩いていくにはちょうどいいくらいの距離かも。神戸らしさも感じられて良い散歩になりました。