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近鉄のけいはんな線を乗り通す

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ひらたけ

日本の大手私鉄の中で最長の路線網を持つ 近畿日本鉄道。そんな近鉄の路線のうち、Osaka Metro 中央線と相互直通運転している 大阪府東大阪市の「長田駅」から奈良県奈良市の「学研奈良登美ヶ丘駅」までを結ぶけいはんな線 を乗り通して来ました。

近鉄けいはんな線に乗るためにやってきたのは、東大阪市にある長田駅。この駅から東の生駒駅方面が近鉄のけいはんな線、西のコスモスクエア方面が Osaka Metro の中央線となっています。

地下鉄中央線と近鉄けいはんな線の長田駅の写真

長田駅の時刻表を見てみると、生駒方面へと向かう近鉄けいはんな線の列車は 日中は 7~8 分に 1 本 ほど。朝夕の ラッシュ時には 3~4 分間隔で列車がやってくる 時間もあり、その本数の多さに都会を感じます。半分以上の列車が学研奈良登美ヶ丘まで向かうようですが、一部生駒駅までの運行となっている列車もあるようです。

そして写真にもチラッと写っていますが、反対側のコスモスクエアへと向かう列車の時刻表には「夢洲」の文字が。夢洲駅は先月 1 月 19 日に開業したばかりの、大阪・関西万博の会場となる夢洲につくられた新しい駅。こうして夢洲の文字を目の前にすると、いよいよ万博だな~という実感が湧いてきます。

長田駅の生駒・学研奈良登美ヶ丘方面の時刻表の写真

駅の自動改札機を抜けて、生駒・学研奈良登美ヶ丘方面へ向かう列車が発着するホームへと移動します。しばらく待って長田駅へやってきたのは Osaka Metro の車両が使われた生駒行きの列車。今回行き先が学研奈良登美ヶ丘駅なのでこちらの列車は見送ったのですが、地下鉄と近鉄の境界となる駅ということで Osaka Metro の乗務員さんと思われる方と近鉄の乗務員さんと思われる方の交代 が行われていました。

列車を 1 本見送った数分後、続いてやってきたのは学研奈良登美ヶ丘駅行きの列車。先ほどは Osaka Metro の車両でしたが、今度は近鉄の車両でした。

乗客の数は、休日の昼間という時間もあってか私を含めて 4 名ほどとかなり少なめ。ホームの反対側に停車していたコスモスクエア行きの列車は立ち客も見られるほど大勢の人が乗っていたので、夕方頃には大阪市内から帰宅する人たちで混雑しそうです。

長田駅のホームにある電光掲示板の写真

発車時刻になり、列車は長田駅を出発。お隣の駅である荒本駅へ向かう途中でちょいちょい太陽の光が差し込んでいて、地下鉄じゃなくなった感がありました。その荒本駅を過ぎると、列車は地下から地上へ、そして高架区間を走っていきます。さらに新石切駅を過ぎると、生駒山をぶち抜くトンネルに突入します。

トンネルを走行しながら大阪府と奈良県の府県境を超え、トンネル内の大きな走行音にかき消されて聞き取りづらい車内放送が流れ出したら生駒駅到着の合図。窓の外が明るくなり、列車は生駒駅に停車しました。

近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘駅の駅名標の写真

生駒駅は今回乗車した近鉄けいはんな線のほか、近鉄奈良駅や大阪難波駅方面へ伸びる近鉄奈良線と、王寺駅方面へ伸びる近鉄生駒線が乗り入れる大きな駅。他路線からの乗り換えの関係なのか やや長めの停車をしてから列車は学研奈良登美ヶ丘駅へ向けて生駒駅を出発 しました。

生駒駅と終点である学研奈良登美ヶ丘駅の間の駅は「白庭台駅」「学研北生駒駅」の 2 つ。駅ナンバリングは地下鉄中央線から引き続き C28、C29 と付けられていました。駅名標に使われている色も、中央線のカラーである緑色が使われています。

近鉄けいはんな線の車両の写真

長田駅を出発してから 24 分、列車は終点の学研奈良登美ヶ丘駅に近づいてきました。学研奈良登美ヶ丘駅到着直前には、車内の照明が 2~3 回ほどチカチカと点滅。終点の駅に到着するということで、何か作業が行われていたのでしょうか。謎。

あと、駅名の読み方が「学研、奈良登美ヶ丘」みたいに案内されていて、駅名標も「学研」の部分が小さめの文字で記載されていました。近鉄では、たとえば大和西大寺駅だと「大和西大寺、西大寺です」のように駅名を繰り返して案内するときに 2 回目で駅名を省略する様子が見られますが、学研奈良登美ヶ丘駅では省略せずに「学研奈良登美ヶ丘、学研奈良登美ヶ丘です」と案内されていました。どういう基準でやってるんだろ…。

到着した学研奈良登美ヶ丘駅は、今回乗車したけいはんな線のみが乗り入れている駅。すぐ近くには大きな商業施設 イオンモール奈良登美ヶ丘 があり、大勢のお客さんで賑わっているようでした。


今回は近鉄のけいはんな線に乗車しましたが、長い路線網を持つ近鉄の路線で、乗ったことのない路線や区間はまだまだたくさんあります。行ったことのない場所へ行ったり、そんな場所の景色を見るのは楽しいし刺激にもなるので、今後も時間を作って列車の旅をしていきたいです。