日豊本線を走る特急きりしまで宮崎から鹿児島中央までを乗り通す
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南九州へ旅行で訪れた際に 宮崎と鹿児島中央を結ぶ特急きりしまに乗車してきました🚆 JR 九州が運行する特別急行列車で、宮崎駅と鹿児島中央駅を結ぶ列車が 1 日 9 往復と霧島市の国分駅と鹿児島中央駅を結ぶ列車が 1 日 1 往復走っています。そんな特急きりしまで 125.9km の南九州鉄道旅をしてきました。
訪れたのは宮崎県の県庁所在地宮崎市の代表駅である宮崎駅。駅直結の大きな商業施設 アミュプラザ宮崎 には数多くの飲食店などの様々な店舗に加えゲームセンターや映画館などがあり、お客さんも多くてかなり賑やか。駅前の広場には南国らしい見た目の大きな木が植えられています。
今回乗車したのは、宮崎駅を 12 時 26 分に出発する鹿児島中央行きの特急きりしま。途中の停車駅は 南宮崎・都城・西都城・霧島神宮・国分・隼人・鹿児島 の 7 駅。宮崎県と鹿児島県の県境付近に広がる霧島連山のあたりを通って、終点鹿児島中央駅を目指して日豊本線を走っていきます。
JR 九州の特急列車ではありますが、JR 西日本の予約サービス e5489 でも列車の予約ができるようだったのでこちらで予約しました。
今回はちょっぴり不安だったので、念の為大阪にて事前にきっぷを受け取ったうえで乗車しましたが、JR 九州の駅に設置されている指定席券売機でも e5489 で予約したきっぷの受け取りが可能なようです。
発車時刻が近づき、出発 15 分前くらいに鹿児島中央駅から走ってきた宮崎行きの特急きりしまがホームへとやってきました。こちらの列車がこの宮崎駅にて折り返して、今回乗車する鹿児島中央行きの列車となります。
大阪では見かけない真っ黒なボディのごつい感じの車両が使われた列車は、1~2 号車が指定席車両で 3~4 号車が自由席車両。大きなキャリーバッグを持った観光客の姿も多く見られましたが、ビジネスでの利用と思われるスーツ姿の乗客もいらっしゃいました。
特徴的なのが 1 号車。後ろ半分は指定席ですが、車両の真ん中あたりで扉によって仕切られていて、それよりも前はグリーン席になっています。グリーン車両は見たことがあったけれど、ひとつの車両の中が指定席とグリーン席に分かれているというのは見たことがなくて驚きました。
定刻になり、列車は宮崎駅を出発。1 泊だけではありましたが、南国感溢れるとても良い街でした。
自由席車両のほうは覗いていないので分かりませんが、指定席の方は 1/4 ほどが埋まっている感じだったのでそれほど混雑している状態ではありませんでした。私が座ったところの隣もずっと空席。
車内では途中の停車駅についての案内アナウンスが流れますが、英語の方の案内がなんだかすっごい機械音声感つよくてちょっぴり違和感。最近は大阪でも駅構内の日本語アナウンスが機械音声っぽいなーと感じることが増えてきたので、この傾向は徐々に強まっていくのでしょう。個人的にはこういう音声はゾワゾワして得意ではないのですが…より人の声に近い音声ソフトが開発されることに期待。
宮崎駅を出発してしばらくすると進行方向右側に見えてくるのは霧島連山。今回私が座った座席が進行方向左側だったのであまり見ることは出来ませんでしたが、右側に座っていた方が写真を撮るなどされていました。
進行方向右側の席を予約したら良かったかな…と思いながら列車に揺られていたのですが、途中の隼人駅を出発すると一転。錦江湾沿いを走る列車の進行方向左側の窓の外には、もくもくと煙を上げる桜島の姿が見え始めました。
最初は「もしかしてあれが桜島…なのか…?」といった感じでうっすらそれっぽいシルエットが見えるだけだったのですが、徐々に「あれは間違いなく桜島だ!」となっていくのがいかにも列車旅といった感じがして非常に良かったです。
宮崎駅を出発してからおよそ 2 時間、列車は九州新幹線も終点でもある鹿児島中央駅に到着。長い列車旅でしたが座席の座り心地も非常によく、景色も楽しめて最高でした。
今回は指定席を予約しましたが、霧島連山と桜島の景色を両方楽しむなら自由席車両のほうに乗車するというのもありかも。宮崎駅のホームで列車を待つ人の数的に満員ということはなさそうな雰囲気だったので、うまくいけば進行方向左側の景色も右側の景色も楽しめそうです。