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大阪・関西万博の会場となる夢洲に新規開業した地下鉄中央線の夢洲駅へ行ってきた

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ひらたけ

いよいよ開催まで 1 ヶ月ほどと目前に迫った 大阪・関西万博。万博についてはその賛否が色々と騒がれていますが、個人的には大きなイベントが近くで行われるということでワクワク気分。その万博の会場となる 大阪・夢洲に新しい地下鉄の駅が開業した ということで、まだ万博開催前ではありますがさっそく行ってきました🚇️

新しく開業したのは、Osaka Metro 中央線の 夢洲駅。これまでの終点だった咲洲のコスモスクエア駅から、夢咲トンネルという海底につくられたトンネルを通って夢洲駅へと繋がっています。

Osaka Metro 中央線の夢洲駅の駅名標の写真

トンネルの長さは約 2.1km。沈埋トンネルという種類のトンネルだそうで、陸上でつくった沈埋函を海の底に掘り込んだ溝に埋めて連結し、その後で溝を埋め戻してつくられたもの。夢洲と咲洲を結ぶ夢咲トンネルの沈埋トンネル部分は約 0.8km ほどだそう。

夢咲トンネル自体はかなり前から存在していて、完成は 2009 年。以前から自動車の通行はできていましたが、このときから将来的に鉄道を延伸することを想定して鉄道用のトンネルも準備がされていたそうです。

コスモスクエア駅から夢洲駅までの運賃は 330 円とややお高め。開業に伴い海底を通るトンネルの工事が行われたためでしょうか。

Osaka Metro 中央線の夢洲駅改札内のコンコースにあるデジタルサイネージの写真

中央線内の駅で夢洲行きの列車を待っていると、やってきたのは近鉄の車両が使われた列車。地下鉄中央線は近鉄けいはんな線と相互直通運転が行われていて、Osaka Metro の車両と近鉄の車両が見られます。コスモスクエア駅を出発し、列車は夢咲トンネルへと突入。海底ということで、トンネル内はスマートフォンの電波が届かず圏外に。私は楽天モバイルを利用していますが、携帯キャリアによっては繋がるところもあるのでしょうか。

長いトンネルを抜け、列車はでき立てホヤホヤの夢洲駅へ。到着前には車内の照明がチカチカと数回点滅しましたが、以前 近鉄けいはんな線の終点・学研奈良登美ヶ丘駅を訪れた 際にも同じことがあったので、近鉄の車両が終点に到着するときの仕様なのかも。

まだ万博開催前なので夢洲駅周辺にはお店などはなく、ただ工事現場が広がっているだけなのですが、思いのほか夢洲駅まで向かう乗客が多くて驚きました。客層も、私のようなぼっち男性から、子供連れのご家族や女性だけのグループまで様々だったのも結構意外。

Osaka Metro 中央線の夢洲駅改札の写真

地下にあるホームから階段をのぼり、広いコンコースへ。壁には巨大なデジタルサイネージが設置され、様々な映像が映し出されていました。天井の形状もなんだか独特で、キラキラと反射しています。綺麗だけれど、SNS 等に写真をアップする前にうっかり顔とかが写っていないか確認するのが大変そう。

広いコンコースを歩いた先には、整然と並ぶ大量の自動改札機。メインとなるこの南側の改札には全部で 16 台の自動改札機が設置されているそう。16 台のうち 9 台が QR 乗車券やクレジットカードのタッチ決済に対応していて、1 台が顔認証専用の改札機。Suica や ICOCA などの交通系 IC カードを持っていないであろう海外からのお客さんが利用しやすいようにもなっています。

改札を出てすぐのところにはローソンがあり、数少ない万博開催前の夢洲にあるお店のうちのひとつ。万博開催期間中はとんでもなく混雑しそうです。

Osaka Metro 中央線の夢洲駅の改札外にある地上へ向かう階段とエスカレーターの写真

改札を出て左へと向かうと、見えてきたのは地上へと続く階段とエスカレーター。こちらも駅のコンコースと同様に非常に広く、大勢の人が訪れても大丈夫なようになっています。階段とエスカレーターがある方向とは反対側にはエレベーターも設置されています。

エスカレーターに乗って地上へと出ると、目の前に広がるのは大阪・関西万博の会場。現在はまだ工事中なので近くへ行くことはできませんが、巨大な施設が完成に近づいていることが分かります。

夢洲で行われている大阪・関西万博の工事の様子の写真

駅の周りをぐるっと歩いていくと、万博の会場への入り口となるであろう「EXPO 2025 OSAKA KANSAI JAPAN 東ゲート EAST GATE」と書かれた立派なゲートが正面に見える場所がありました。駅から一番近い入り口がこちらだと思うので、来月にはここに数え切れないほどの人の列ができていることでしょう。

万博のチケット、まあまあいいお値段するので何度も行くことは難しいかもですが、1 度くらいは行きたい。

工事中の大阪・関西万博東ゲートの写真

新たに開業した Osaka Metro 中央線の夢洲駅へ行ってきましたが、万博開催時にたくさんの人が押し寄せてくることが想定されているからか、全体的に空間が広くてすごい駅でした。自動改札機がこれだけ大量に並んでいるのを見ることもなかなか無い。思っていたよりも人が訪れていたのも驚きでした。

大阪・関西万博開催まであとわずか、大阪や日本が訪れる全ての人たちにとって楽しいものになったらいいなと思います。