高さ日本一の観覧車「OSAKA WHEEL」に乗ってきた
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1970 年に万国博覧会が行われた場所である万博記念公園、その隣に広がる大型複合施設 EXPOCITY にある観覧車「OSAKA WHEEL」に乗ってきました🎡 今回乗りに行った観覧車「OSAKA WHEEL」は全高 123m で、これは日本にある観覧車の中で最も高い、日本一の観覧車なのだそう。
日本一の高さということで以前から気になっていたのですが、今回ようやくの訪問。春のよく晴れた日にゴンドラに乗り込んで空中散歩を楽しんできました。
大阪モノレール に乗って、万博記念公園駅で下車。改札を出て左へ続く歩道を進むと、北側に広がるのは緑豊かで広大な 万博記念公園 と太陽の塔、そして南側には日本最大級の大型複合施設である EXPOCITY。ちょうど正面には今回乗り込む巨大な観覧車「OSAKA WHEEL」が鎮座しています。
休日ということで非常に多くの人が集まっていて、一体どこからこんなに人間が出てくるんだと思うほど。ついに大阪・関西万博が始まって、「そういえば万博記念公園ってあったな…」と思い出したかのように訪れた私のような人が多いのでしょうか。
人をかき分け、どデカい観覧車を目印に真下へと移動。ここ最近は梅田の HEP FIVE や 鹿児島中央駅の アミュラン など、建物の上に乗っかっている観覧車にばかり乗ってきたので「あっ建物の中にチケット売り場があるわけじゃないんだ」とちょっぴり困惑しつつ、券売機にて観覧車のチケットを購入。
OSAKA WHEEL のチケットにはいくつか種類があり、通常のチケットの他に 「カラオケ観覧車」「地獄のゾンビ観覧車」「恐竜クイズ観覧車」 など、なかなか個性的なものが用意されていました。訪れたタイミングでは期間限定だという「さくら観覧車」なるものもあり、ちょっぴり心惹かれつつ通常のチケットを選択。お値段は 1 人 1,000 円。現金のほか、クレジットカードでの決済が可能となっていました。
購入したチケットを片手に、さっそく観覧車の乗り場へと歩いて向かいます。券売機横のチケット情報の看板の隣に「OSAKA WHEEL CAFE」というカフェメニューが掲示されていましたが、道中にはそれらのドリンクなどを販売するお店が。これだけ積極的に飲食物を売り込んでくる観覧車は初めてで、結構新鮮でした。
先ほども少し触れましたが、ちょうど期間限定で「さくら観覧車」のイベントが開催中。観覧車の乗り場へ向かう途中には桜の装飾がされたフォトスポットも用意されていました。
観覧車のちょうど真下には、色とりどりの提灯が吊り下げられたフォトスポットも。色や模様も様々で綺麗だけれど、形もなんだか特徴的。なんとなく異国の雰囲気を感じるのは万博記念公園の近くだからでしょうか。
巨大な観覧車のまわりをぐるりと歩き、係の方にチケットを提示してゴンドラへと乗り込みます。スタンプの押されたチケットと一緒に渡されたのは、乗車記念のカード。誰もが一度は聞いたことある画家「ピカソ」の名前と絵が描かれています。
調べてみると、こちらは今年 2025 年 1 月から始まった「ピカソチケットコレクション」というプロジェクトだそう。世界的に有名な画家であるパブロ・ピカソが生前に手掛けたアートを Re Design したものが描かれたカードが月替りで 1 年間、全 12 種類配布されているとのこと。
観覧車とピカソ、一体どういう繋がりなのかは謎ですが、こうして集めるものが配られると全部集めるために通いたい気持ちにさせられます。観覧車の運営に策士がいるな…。
乗り込んだゴンドラは床を含め全面がシースルー仕様のもの。一部のゴンドラだけがシースルーになっているわけではなく、全てのゴンドラがこの仕様だそう。冷暖房も完備され、世界で初めて免震構造を採用するなど快適性と安全性を兼ね備えています。
入り口で飲み物を販売していただけあって、ゴンドラ内には飲み物が置けそうなカップ置き場的なものがしっかりと用意されていました。「窓からの景色をカメラで撮影したいけど、飲み物で手が塞がってて…」みたいな心配をする必要はありません。
徐々に地上との間隔が離れていく中ふと何か気配を感じて後ろを振り返ると、そこには真っ黒なゴンドラが。下の方には「地獄のゾンビ観覧車」の文字。4 器限定のゴンドラだそうで、観覧車という乗ったら逃げられない空間でプロジェクション・立体音響・振動シートなどを駆使した恐怖演出が楽しめるとのこと。
外からは見たゴンドラは真っ黒で、中に誰か乗っている人が居るのかは不明ですが、視界を奪われた状態で始まるらしいので中からも外の景色は見えないのかな?日本一の高さの観覧車に振動シートの組み合わせは、シンプルに怖い…。
ある程度のぼってきたところで窓の外の景色を見ると、北側には万博記念公園が広がっているのが見えます。中心にあるのは、芸術家の岡本太郎氏がデザインした太陽の塔。敷地の大半が緑に覆われていて、非常に自然豊かな公園となっているのが分かります。
南側の窓からは吹田市の街並みと、その向こうには世界を代表する大都市・大阪の高層ビル群の姿が。よーく見てみると、空中庭園展望台が特徴的な 梅田スカイビル っぽい形の建物が確認できます。あべのハルカス は…どれだろう?
ゆっくりと高さを上げていったゴンドラは、折り返し地点となる頂上へ。そのタイミングでゴンドラ内のスピーカーから、他のお客さんの乗降の補助のため一時的に回転を停止するというアナウンスが流れました。ぴったりてっぺんで停止したゴンドラからは、まっすぐ伸びる観覧車の柱と高さ 123m からの景色が見られました。
シースルー仕様のゴンドラということで、てっぺんで真下を覗くと細くて白い柱が蜘蛛の巣のように張り巡らされている様子を見ることができます。
突然の最高地点での撮影タイムを経て、再び動き出したゴンドラ。これまで見ることができなかった東側の景色が窓の外に広がります。ぐるぐると入り組んでいる道路は吹田 JCT。南北に走っているのが名神高速道路で、手前側の万博記念公園側へと伸びているのが中国自動車道、向こう側へと伸びているのが近畿自動車道です。
こういう高速道路の JCT みたいな、道路が入り組んでごちゃごちゃしているのを眺めるのが個人的に結構すきなので、ぼんやりといつまでも眺めてしまいます。。たくさんの車が途切れることなくひたすら走っていくのを見ると、自分の生活もこうした交通インフラとモノを運んでいる人たちのお陰で成り立っているんだなということを強く感じます。
18 分かけて、ゴンドラは再び地上へと戻ってきました。終わってみるとあっという間の空中散歩でした。
いつも通りひとりぼっちの観覧車乗車でしたが、広い万博記念公園を上から見下ろせたり、遠くに広がる高層ビル群や高速道路が眺められたりと、どの方向の景色もいつまでも眺めていられるようなもので飽きることがありませんでした。
今回は普通のゴンドラに乗車しましたが、もしまた来る機会があれば特別仕様のものに挑戦してみてもいいかなあと思ったり。怖いのはちょっと嫌なので、なにかこう、平和的なのがあれば…。