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大阪・関西万博が始まったから万博記念公園へ行ってきた

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ひらたけ

春だ!大阪・関西万博だ!ということで万博で盛り上がっている大阪ですが、この大阪の地では過去にも万博が開催されており、その場所は現在「万博記念公園」として整備されています。そんな万博記念公園に「そういえば行ったことがないな」と思い立ち 初めての万博記念公園へ行ってきました🌸

大阪モノレールに乗ってやってきたのは、大阪府吹田市にある 万博記念公園駅。名前の通り、この駅が 万博記念公園の最寄りとなる駅 です。

大阪国際空港(伊丹空港)ターミナルビルに直結する大阪空港駅から、北大阪急行線との乗り換え駅である千里中央駅や阪急京都線との乗り換え駅である南茨木駅などを通って門真市駅までを結んでいる本線と、万博記念公園駅を起点に、さらに北側の彩都西駅まで続く彩都線が乗り入れています。

大阪モノレールの万博記念公園駅の写真

大阪モノレールは大阪市内を通っていないので、大阪市内から万博記念公園へのアクセスは乗り換えが必要。

梅田からの場合は阪急京都線の南茨木駅、阪急千里線の山田駅、阪急宝塚線の蛍池駅から大阪モノレールに乗り換え、難波からの場合は地下鉄御堂筋線の千里中央駅から大阪モノレールに乗り換え…と、最低 2 つの路線を乗り継いで行く必要があるため、ちょっぴり心理的なハードルがある感じがします。

そんなハードルをものともせず、駅にはどこを見ても大勢の人。私と同じように、大阪・関西万博をキッカケに思い出したかのように万博記念公園を訪れた人も多いのでしょうか。

大阪モノレールの万博記念公園駅から見た中国自動車道と万博記念公園の写真

改札を出てすぐ左に曲がり、歩いていくと 左手側に見えるのは万博記念公園といえばの太陽の塔 という独特な雰囲気の巨大な塔。手前に伸びる道路は中国自動車道と大阪中央環状線で、何車線も横並びになっているのが都会を感じます。

私もこうして駅を出てすぐの場所で写真を撮影しましたが、同じように駅を出てすぐに立ち止まって太陽の塔を眺めたり、写真を撮影されている方が非常に多く見られました。

万博記念公園の太陽の塔の写真

少し高めの位置にある駅から伸びるスロープをゆっくり歩きながら下り、万博記念公園の中央口と書かれた入り口から高速道路などの道路の上に架けられた橋を渡ります。

橋の渡った先には券売機があり、そちらで万博記念公園に入るためのチケットを購入。自然文化園・日本庭園共通入園券はお値段 260 円。支払い方法は現金のみとなっていましたが、オンラインで事前にチケットを買うことも可能なので、現金で支払いたくないという方はそちらがおすすめ。

チケットを提示してさっそく中へと入ると、いきなり目の前に現れたのは 太陽の塔。芸術家の岡本太郎氏がデザインし、日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館として、母の塔・青春の塔・大屋根と共につくられたもので、その高さは 70m ほど。

万博記念公園の太陽の塔の写真

インターネット上で写真でしか見たことがなく、初めて太陽の塔をこの目で見たのですが、思っていたよりも遥かに巨大。事前に予約をすると、塔の内部に入ることもできるそう。空きがあれば当日でも入れるようなのですが、予約サイトを見た感じ週末はかなり厳しそう。

私も空きがあれば中にはいってみたいなと思っていたのですが、前日の夜だと当然のごとく空きが無く。ゆっくり見て回るなら事前に予約をした上で平日に訪れるのがいいのかも。いつかリベンジしたい…。

太陽の塔には 4 つの顔があり、塔の頂にある金色に輝く 「黄金の顔」 と、左右に広げた腕の中心にある正面中ほどの 「太陽の顔」 という顔。そして塔の周りをぐるりとまわった背面にある 「黒い太陽」 というちょっぴり怖い雰囲気のある顔。

第 4 の顔は地下にあり、万博開催時には 「地底の太陽」 と呼ばれるこの顔も展示されていたそう。高さがおよそ 3m、全長およそ 11m もある巨大な展示物であったそうなのですが、万博終了後の撤去作業から 50 年以上が過ぎた現在でも行方がわからない状態となっているそう。

塔の独特な雰囲気もあってか、どこかホラーというか怪奇現象というか、ちょっぴり怖い気持ちになります。一体どこへ…。

万博記念公園の大地の池と Park Cafe と国立民族学博物館の写真

万博記念公園といえば太陽の塔ですが、その周辺は非常に緑豊かな公園として整備されています。会場面積 330 ヘクタール、甲子園球場 83 個分の広さの日本万国博覧会の跡地は、「緑に包まれた文化公園」として今もなお多くの人で賑わっています。

万博記念公園のチューリップの花園のチューリップフェスタの写真

春ということで園内には様々な花が咲いていて、訪れたタイミングでは「チューリップの花園」にてチューリップフェスタが開催中。今年は 35 品種、約 80,000 本の様々な色や形のチューリップが楽しめるということで、太陽の光に照らされながら色とりどりの美しい花を咲かせて来園客を笑顔にしていました。

万博記念公園の万葉の里の写真

万博記念公園内には数え切れないほどの広場やら丘やら池やら里やらがあり、1 日では到底見て回れないほどの広さ。季節によっても見せる顔が異なるでしょうし、万博記念公園を楽しみ尽くすには 1 年以上かかります。

私のようにすぐ迷子になりがちな人間のためか、かなりの高頻度で園内の地図が描かれた看板が設置されているのが見られ、そのあたりはかなり安心感がありました。あまり遠くへ行くと帰ってこられないのでは?という体力的な心配のほうをしたほうがいいかも。

万博記念公園の万博BEASTの写真

自然を楽しむだけでなく、園内には「万博 BEAST」という世界最大級のアスレチックタワーなど、なんだか楽しげな施設も充実。万博 BEAST は 121 種類ものアクティビティが楽しめるそうで、子どもだけでなく大人も楽しめるものになっているのだとか。

私も体験してみようかとも思ったのですが、さすがに一人で突入するのは寂しさを感じたので今回は断念。誰かと一緒に体験するのが楽しい系アトラクションかなというお気持ち。

万博記念公園のオランダ館跡地の写真

万博の跡地ということで、ところどころには「ここにパビリオンがあったんだよ」ということを示す石碑のようなものがひっそりと佇んでいました。ここで万博が開催されたのは今から 55 年前。若干色褪せた説明の看板にどこか物悲しさを感じるというかなんというか。

万博記念公園のノイカフェの写真

園内にはカフェやレストランもあり、入り口手前には「ノイカフェ」というおしゃれな雰囲気のカフェがあったり、万博記念公園の中央付近には Park Cafe というレストランがあったり。高級チキンナゲット専門店なる少し変わったお店も。

WEST WELCOME STAND の桜の花フレーバーのジェラートアイスの写真

今回は園内西側にある「WEST WELCOME STAND」というお店でジェラートアイスをいただきました。バニラミルクや生チョコ、お抹茶などソフトクリームでよく見かけるフレーバーが並んでいる中に、「桜の花」という他ではなかなか見かけない味のものがあり、かなり目立つように看板が出ていて気になりすぎたので、購入。

桜の花びらと塩漬けの桜の葉が入ったアイスとのことで、味としては桜餅っぽい雰囲気。全体的には甘くておいしいソフトクリームといった感じなのですが、塩味がつよめに感じられるこれまで食べたことのない味。正直そこまで期待していなかったのですが、しょっぱ過ぎない絶妙な塩加減で、普通においしかったです。

万博記念公園で開催されていたカレーEXPOの写真

また、私が訪れたタイミングでは「カレー EXPO」というイベントが開催中。大阪発祥の「スパイスカレー」というカレーをはじめ、インド、欧風、スープカレーなど様々なジャンルのカレーが一堂に味わえる西日本最大級のイベントだそうで、かなり多くの人が集まっていました。これを目当てに万博記念公園を訪れたという人も多かったのかも。

私はカレーを食べられない(苦手ではないけれどめちゃくちゃに汗が止まらなくなるので外で食べたくない)ため中に入ることはしませんでしたが、万博記念公園ではこういったイベントも開催されているのだなということが分かり、気になるイベントを見つけたら園内の散策ついでに寄ってみるのも楽しそう!と思いました。


大阪で 55 年ぶりの万博開催ということで、フラッと万博記念公園へと行ってきました。公園の広さも、太陽の塔のサイズも、思ったよりも巨大だったのが印象的でした。1 日では回りきれないし、また行きたいなと思わせられるような魅力がありました。

今回訪れることができなかった場所もたくさんあるので、時間を見つけてまた行ってみたいと思います。次は太陽の塔の予約をしてから訪れたいところです。