八尾市の南のほうにある八尾空港に行ってきた

大阪府八尾市の南の方にある 八尾空港へ行ってきました✈️ 以前から地図を見ていて「こんなところに空港があるんだな～」と思いながら見てはいたのですが、大阪国際空港（伊丹空港） や 関西国際空港 と違い羽田空港などの別の空港への定期便が出ているわけではなく、これまで訪れる機会がありませんでした。

今回、当然のごとく八尾空港から飛行機に乗るわけではないですが、お散歩も兼ねて八尾空港周辺をうろうろと散策してきました。

八尾空港があるのは、大阪市のお隣にある八尾市。Osaka Metro 谷町線の終点、大阪市と八尾市の市境付近に位置する八尾南駅から東へ少し進んだ場所に空港があります。

駅の北側の出口を出て、いくつにも分岐した線路とそこに停車する地下鉄の車両を眺めながら原っぱが広がるのどかな道を歩いていくと、信号を渡った先に「八尾空港」と書かれた看板が見えてきました。

空港まではまだ少し距離がありますし、空港の敷地にはまだ入っていないはずですが、この道路の先は基本的には空港とその関連施設にしか通じていないので、実質的にここが空港の入り口のようなもの。看板には空港の滑走路やその近くにある施設の案内が書かれていました。

地図によると、八尾空港には 2 つの滑走路があるとのこと。長さ 1,490m 幅 45m の A 滑走路と、長さ 1,200m 幅 30m の B 滑走路があり、東西方向へと伸びる A 滑走路の東側に B 滑走路が 45 度ほどの角度で交差しています。

八尾南駅から道なりに歩いていくと見えてきた広い滑走路は、八尾空港の A 滑走路。滑走路のすぐそばには風のつよさや向きを確認するためのものと思われる赤と白の旗のようなものが見えます。こちらはウィンドソックという名前のものらしい。

空港道路を歩いていくと、飛行機やヘリコプターの関連企業の施設などが並ぶエリアに到着。倉庫のような見た目の建物が多く、一般人が入れるようなお店や飲食店はほとんど無し。道中にはヘリコプターのイラストと一緒に「LEARN TO FLY HERE!」と書かれた看板が。ここでヘリコプターの操縦について学べるのかな？

真っ直ぐ歩いて、道路の端っこまでやってきました。立入禁止の看板が取り付けられたフェンスの向こうに見えるのは八尾空港の B 滑走路。A 滑走路と比べて長さも幅も短いですが、こうして近くまで来て実際に目にするとものすごく大きく見えます。短いといっても 1,200m、1km を超えているわけなので普通にデカい。

このあたりはちょうど A 滑走路と B 滑走路が交差する場所の付近。同じく立入禁止の看板の向こうには管制塔と思われる八尾空港の施設が見えます。また、空港の東側には陸上自衛隊の八尾駐屯地があり、関連する建物が滑走路越しに確認できます。

しばらく滑走路のそばで飛行機やヘリコプターが飛んでこないか待ってみたのですが、この日はひとつも姿が見られず。八尾空港について他の方が書かれたブログ記事や、Google マップのレビューなどには結構高頻度で小型飛行機やヘリコプターが飛んでいる様子が見られるとあったのですが、訪れた日や時間が悪かったのかも。

空港道路の端を後にして、周辺で一般人が唯一（たぶん）入ることのできるお店「エアロラボ pilotshop」へ入店。外観もかなり特徴的で目立つ雰囲気ですが、中の空間も独特。プロペラと顔の付いた飛行機の機体が展示され、上にはパイロットらしき制服姿の人形。周りには購入可能な飛行機関連のグッズが並べられています。

店内にはカフェも併設。コーヒーやカフェラテなど一般的なカフェに見られるメニューのほか、レモネードや瓶入りのコカ・コーラなどのドリンクに、マルゲリータやチーズピザ、チーズドッグにソフトクリームなどフードメニューもあります。今回私は冷たいカフェラテをいただきました。

飛行機の機体の一部を使ったと思われるテーブル席があったり、ときどき航空無線のような音が聞こえてきたりと、飛行機やヘリコプターがすきな人はきっとワクワクするんだろうなあという空間。全然詳しくない私も、普通のカフェとは一味違う雰囲気に非日常を感じられて非常に楽しめました。

大阪府八尾市にある八尾空港へ行ってきましたが、大阪国際空港（伊丹空港）や関西国際空港とはまた違った雰囲気の空港でした。残念ながら、飛行機やヘリコプターが空港から離着陸する様子は見られませんでしたが、カフェでのんびりとした時間を過ごすこともできましたし、滑走路を間近で見られたので良かったです。

あと、空港道路や駅からの道を歩いているときにやたらスズメがたくさん居たのが気になりました。距離感ものすごく近いし。なんだったんだ。