京阪三条駅から祇園四条駅まで鴨川沿いを歩く
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先日、京都訪れた際に 京阪電車の三条駅から祇園四条駅まで鴨川沿いを散歩してきました🚶 この区間は京阪本線の列車が多数運行され、列車に乗れば 1、2 分ほどで移動することができます。しかしながらこの区間の線路は地下を通っており、景色を眺めながら移動したいなら徒歩がいいよねということで地上を歩いてきました。
まずやってきたのは 京阪電車の三条駅 です。地下を南北に通る京阪電車の線路の西側には鴨川が流れ、駅の地上出口のすぐそばには三条大橋が架けられています。東西に伸びる三条通と南北に伸びる川端通が交差する地点から見て南東角には広い駐車場とバス乗り場が整備。この場所は 1997 年まで駅の建物があった場所とのこと。
もともと地上駅だった三条駅の跡地ですが、昨年末に京阪ホールディングスが京都市に開発構想届を提出したと発表。この周辺地域は国の都市再生緊急整備地域に指定されたそうで、地上 6 階建て地下 2 階のホテル・商業施設が入居する複合施設を計画しているそう。
東海道新幹線が乗り入れる京都駅周辺や繁華街・四条河原町周辺ほどではないですが、三条大橋や三条駅のあたりも人通りは多く、車やバスもたくさん走っています。三条エリアの再整備が進めばさらに賑やかな場所になるのでしょうか。今後どう変化していくのかが楽しみです。
三条大橋交差点から、南にある京阪電車祇園四条駅を目指して歩いていきます。鴨川の東岸を南北に通る川端通から一段下がったところ、川の水面により近い場所には遊歩道が整備されていて、こちらを歩いたほうが景色が良いだろうということで階段を下ります。
上から見る三条大橋も非常に立派なものですが、下から見ると橋脚を含む橋の全体を眺められてよりその立派な姿を感じられます。
三条大橋は長さ 73m の橋梁で、歴史に初めて登場したのはなんと室町時代。洪水などによる流出により何度も架け替えが行われ、現在の姿になったのは天正 18 年(1590 年)のこと。これは豊臣秀吉が行った改修工事のものだそう。歴史の教科書で見るような時代や人物が関係しているのは、さすが古都京都といったところです。
老朽化が進んでいた三条大橋は補修・修景工事が行われ、2023 年の 12 月に工事が完了。これまでの形を継承しつつ、京都の玄関口にふさわしい橋として生まれ変わりました。
そんな三条大橋の下をくぐり、祇園四条駅の方へと移動します。今回は鴨川の東岸を歩きましたが、こちらは西岸に比べると人の姿は少なめ。時折自転車に乗ってビューンと走り去っていく人が見られましたが、歩いている間にすれ違った歩行者の数は両手の指で数えられる程度だったと思います。
道は綺麗に舗装され、非常に歩きやすいもの。川側に柵などがないので転落しないよう注意が必要ですが、京都らしい街並みと水辺の景色を楽しみながらの散歩が楽しめます。
鴨川を挟んで向かい側に見えるのは、テラス席のような屋外で景色を眺めながらお食事などが楽しめるお店が並んでいる光景。三条大橋と四条大橋の間のこの場所は「先斗町(ぽんとちょう)」と呼ばれる花街。京都の夏の風物詩としても知られる、鴨川納涼床が楽しめるお店が多数存在しています。
今年 2025 年の鴨川納涼床の営業は先月 5 月から。私が訪れたのがお昼ごろというのもあって、多くのお客さんの姿が見られました。お店に入るのめちゃくちゃ緊張しそうだけど、一度くらい行ってみたい…。
景色を眺めながら歩き続けていると、見えてきたのは四条大橋。架けられたのは三条大橋よりも古く、平安時代のことだとされています。四条河原町と祇園や八坂神社周辺とを結ぶ橋ということで、橋の上には非常に多くの観光客の姿が見られます。記念写真を撮っている方もちらほら。
四条大橋の下をくぐった先にある階段をのぼり、車道と同じ高さへと戻ります。そのまま東西に伸びる四条通と南北に伸びる川端通が交差する四条大橋交差点の方へと歩き、三条駅を出発してから およそ 15 分ほどで京阪電車の祇園四条駅に到着 しました。
距離的にはそれほど離れているわけではなく、歩いた時間も長くはありませんでしたが、見える景色がいかにも京都らしい雰囲気でなんだか満足度の高いお散歩だったなといった感じ。非常に楽しかったです。おつかれさまでした。