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グラングリーン大阪の南館にある「タイムアウトマーケット大阪」へ行ってきた

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ひらたけ

今年 2025 年 3 月に開業した「グラングリーン大阪」の南館地下 1 階にある 「タイムアウトマーケット大阪」へ行ってきました🍴 タイムアウトマーケットは、世界の様々な都市で展開されている世界初の編集者目線で厳選されたフード & カルチャーマーケットだそうで 大阪はアジアでは初の出店 とのこと。


やってきたのは大阪最後の一等地とも言われる、梅田貨物駅跡地「うめきた」エリア。高層ビル群が立ち並ぶ都会の中心に広がる都市公園「うめきた公園」の南側に、タイムアウトマーケット大阪 があるグラングリーン大阪の南館があります。

複数のビルが複雑に重なり合うように配置された外観をしているグラングリーン大阪南館、未だに全容がいまいち掴めなくてすぐ迷子になりそうですが タイムアウトマーケット大阪へ行くだけであれば行き方は非常に簡単 です。うめきた公園側から南館へ向かって南へと歩いていくと、建物と建物の間に「TimeOut MARKET」と書かれた看板と共に地下へと続く階段が用意されているので、こちらを降りるだけ。

グラングリーン大阪南館のタイムアウトマーケット大阪へ続く階段の写真

建物内へと入ると、全体的に黒っぽい壁や床が間接照明によって程よく照らされたお洒落でちょっぴり大人な雰囲気の空間が広がっています。天井が鉄骨らしきものやケーブル類がむき出しになっているスケルトン天井的なものになっていて、各店舗の店名が掲げられた木のぬくもりを感じる屋根のようなものが映えます。

入り口近くにヴィンテージ風っぽいポスターが飾られていたり、店内に壁画アートがあったりと、食事の味だけでなく雰囲気や文化を楽しむ場所として空間がつくられているのが分かります。

タイムアウトマーケット大阪の入り口近くに設置されたヴィンテージ風のポスターの写真

施設内は 椅子とテーブルが並べられ周りを店舗が囲んでいるというフードコートスタイル となっていて、各店舗で購入した飲食物を好きな席で食べられます。一般的なフードコートと異なるのは 食べ終わった食器類をそのまま席に置きっぱなしにしていい ところ。わざわざ各店舗の返却口へトレイを持っていく必要はありません。

この投稿を書くにあたって何度かタイムアウトマーケット大阪へ足を運んだのですが、初めて訪れたときは食事が終わったタイミングで「お店に返却口のようなものも見当たらないし、食器はどうしたらいいんだ…?」と戸惑ったのを覚えています。

一応それぞれのお店の注文口のところに「食器は置きっぱなしでいいですよ」的な案内がさり気なく置かれていたのと、結構な頻度で片付けのためにスタッフの方が歩いているので分からなくても聞くことができるとは思いますが、事前に知っておくと慌てずに済みます。

タイムアウトマーケット大阪内の店舗外観の写真

テーブルには「Order Drinks Here」と書かれた 2 次元バーコード付きの札が設置されていて、スマートフォンで読み取ってドリンクを注文すると施設内にある「Time Out Bar」というバーで受け取ることが可能。バーというだけあってアルコール類が豊富で、空間と同様に見た目がお洒落なものが並んでいました。

タイムアウトマーケットに並ぶのは 17 のお店と 2 つのバー で、そのジャンルは様々。タイムアウトマーケット大阪の理念は 「この街の最高の食と文化を紹介すること」 だそうで、大阪にあるお店を中心に関西の有名店や地元で愛される名店などがズラリと並びます。

タイムアウトマーケット大阪内のテーブルに設置されたドリンク注文用の案内の写真

ここからは、実際にタイムアウトマーケット大阪で食べた料理やスイーツを紹介。さすがに全部の店舗へ行くというのは金銭的に厳しいので、3 つの店舗を訪れました。訪れたのは以下の 3 店舗です。

  • CRITTERS BURGER (ハンバーガー)
  • 座銀 DIVeRSITY (ラーメン)
  • Seiichiro, NISHIZONO (パフェ)

どのお店も平日 14 時から 15 時ごろに訪れましたが、席も空席がほとんどでお店の前にも列は一切ありませんでした。お昼時や、お酒を飲みに来る人が多そうな夜はかなり混雑しそうです。

タイムアウトマーケット大阪内にある「CRITTERS BURGER」のベーコンチーズバーガーの写真

まずやってきたのは 「CRITTERS BURGER」 というハンバーガー屋さん。古着屋やレコード店などが立ち並ぶ若者の街・アメリカ村に本店があるそうで、タイムアウトマーケット大阪にある店舗は初の姉妹店だそう。クソダサファッションコミュ力皆無男はアメ村に近寄る勇気がないため、こうして梅田で食べられるのは非常に助かります。

今回注文したのは 「ベーコンチーズバーガー」というハンバーガー で、お値段は 1,870 円。隣に「WAGYU バーガー(2,860 円)」や「WAGYU チーズバーガー(3,080 円)」が載っていましたが、さすがに高すぎて手が出せず。ハンバーガーを注文すると、一緒にポテトが付いてきます。

店名が印刷されたバーガーラップに高さのあるハンバーガーを包み、口を大きく開けてパクリ。食べる前は意味がわからないくらい値段が高いハンバーガーという印象でしたが、その値段に見合うだけのおいしさが口の中に広がります。ポテトも塩味がやや強めながらホクホクとした芋の感じもあり、非常においしいもの。

タイムアウトマーケット大阪内にある「座銀DIVeRSITY」の牛骨ラーメン清湯と和牛丼の写真

続いてやってきたのは 「座銀 DIVeRSITY」 というラーメン屋さん。大阪を中心にラーメンのお店「麺’s room 神虎」や「鶏 soba 座銀」といったブランドを手掛ける会社の新しいブランドの店舗。肥後橋に本店がある「鶏 soba 座銀」とは異なるブランドだそう。

今回注文したのは 「牛骨ラーメン -清湯-」というラーメン で、プラス 500 円で和牛丼を付けられるということでそちらも追加。ラーメンと和牛丼を合わせてお値段は 2,000 円。ラーメン 1 杯 1,500 円と聞くと結構高いなと感じるけれど、場所や受け取ったラーメンの見た目のオシャレさを考えると妥当なところ。

澄んでいて透明感のあるスープは、見た目以上に味が濃いめ。つるりとしていて箸が滑りまくるコシのある麺の風味ともマッチしていて非常においしいラーメン。トッピングにゴボウというのが珍しいなと思いましたが、揚げられているのかカリカリとしていてこちらも良かったです。

タイムアウトマーケット大阪内にある「Seiichiro, NISHIZONO」のメニューの写真

最後にやってきたのは 「Seiichiro, NISHIZONO」 というパフェのお店。大阪市西区の靭公園近くにある、ケーキなどを扱う洋菓子店が新たにオープンしたパフェ専門店とのこと。

お店の前にはパフェの写真付きのメニューが並べられていて、そのお値段は 3,000 円近いもの。ここまでの間で食べてきた料理よりも高いパフェということで後ろ歩きで引き返しそうになりつつ、どうにか踏みとどまって震える声と手を抑えながら超高級パフェを注文。

期間限定と書かれた「タイ産マハチャノ マンゴーとココナッツ」や「モンブランパフェ」も非常に気になったのですが、今回は通年販売と思われる 「京都 宇治和束抹茶のパフェ」というパフェ を注文しました。

タイムアウトマーケット大阪内にある「Seiichiro, NISHIZONO」の京都宇治和束抹茶のパフェの写真

呼び出し用のブザーから音が鳴り受け取りに行くと 思わず「美術品か?」と突っ込みたくなるような見た目をしたパフェ が置かれていました。

グラスからはみ出しているというか、グラスの上に丸くて抹茶色をした和菓子の「おこし」のようなものが乗せられていて、その上にさらにトッピングが重ねられているという、これまでに見たことのない見た目に食べる前から圧倒されます。グラスの内部は具材がぎゅうぎゅうに詰められているわけではなく、上に蓋をされているのもあってまるで観賞用の水槽のような状態。

受け取りの際に「上の部分を崩して食べてください」的なことを言われた…と思うので、金属製の細長スプーンで上からギュッと押し込んでおこし的なやつを割ってからいただいたのですが、全体的に甘さはやや控えめの濃い抹茶味。甘くないわけではないのだけれど、なんとも上品な甘みで「これは良いモノだ」と思える大人な味。

注文前に見せていただいたグラスが大きかったので「ひとりで食べ切れるのか…?」と少し不安でしたが、空洞が多いため量的にはそれほど多くはなくあっという間に平らげてしまいました。大満足。


グラングリーン大阪の南館にある「タイムアウトマーケット大阪」へ行ってきましたが、どのお店も人気店というだけあって注文した商品はどれもおいしかったです。また、場所の雰囲気がとても良く、非日常な高級感ある空間を満喫できました。

ただ、全体的にメニューの値段が高くここだけ空間が歪んでいて物価がおかしくなっているのかと思うほど。一般人が訪れる場所というよりは、世界中からやってきた観光客の方が大阪やその周辺の有名店が提供する料理を楽しむ場所、という印象を受けました。

フラッとランチしに立ち寄るというよりは、何か特別なことがあったときのご褒美や記念日などに来るみたいな感じかなーというお気持ち。お財布的には厳しいけれど、楽しい体験でした。