オマーンパビリオンの展示とカフェを楽しんできた
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中東・アラブ世界の国 オマーン国のオマーンパビリオンへ行ってきました🇴🇲 海外パビリオンのあるコネクティングゾーン・セービングゾーン・エンパワーリングゾーンという大屋根リング内に広がる 3 つのゾーンのうち、西側の セービングゾーンにあるパビリオン です。
訪れたタイミングでの待ち時間はおよそ 20 分ほど。予約などは特に必要ありません。日差しの強い中での待機でしたが、列に並んで待つエリアのところどころに気化熱の仕組みを利用したミストを噴霧する装置が設置されていたのと、途中で係の方がパラソルを開いて日陰を作ってくださったので比較的快適でした。
約 500 万人の人々が暮らすオマーン国はアラビア海に面した国で、首都はマスカット。公用語は読み方が全く想像できないウネウネとした文字で表記されるアラビア語です。国家歳入の約 7 割を石油・天然ガス関連業が占めている産油国とのことで、日本もオマーン国から石油などの資源を輸入しているそう。
オマーンパビリオンは、青空の下で映える真っ赤なすべり台のような形状をした建造物が並んでいるのが特徴的で、オマーンの多様な自然と地形の特徴からインスピレーションを得ているとのこと。
中に入ると広すぎず狭すぎずな大きさの部屋へと案内され、照明が暗くなったところで大きなスクリーンに映し出される映像を鑑賞することができます。映像の中で、オマーンの人々が地下から水を掘り出して発展していく場面がありましたが、調べてみるとオマーンには河川が無く、水はかなり貴重なものだそう。
10 分ほどの映像を見終わったところで、屋外の庭園へと移動。外へ出たタイミングでシャボン玉がフワッと辺りを飛び回り、キラキラと輝きます。
庭園内にはカフェやお土産品を購入することができるショップが併設されており、せっかくなのでこちらで飲み物とスイーツをいただきました。飲み物の方は「おすすめ品」と書かれた「カフワ(オマーン・コーヒー)」というコーヒー…の下に書かれていた「オマーン・ルヴァン・ラテ」を購入。コーヒーはラテとかじゃないと気分が悪くなってしまって飲めないので、ラテにしました。
コーヒーにオマーン産のフランキンセンスが香るラテとのことですが、そもそもコーヒーの味が分からない人間なので残念ながら違いがよく分からず。でも冷たくてとても美味しかったです。カップの深さに対して、真っ赤な色のストローがめちゃくちゃ長かったのが印象的でした。
スイーツの方は「ハルワ餅」なるものを購入してみました。こちらはちゃんとメニューに「おすすめ品」と書いてあるものです。パッケージには「MOCHI」とか「大福餅」とか「موتشي」とか(アラビア語で「餅」という意味らしい)記載されていて、見た目もたしかに大福っぽい感じ。
万博公式 X アカウントの投稿 によると、オマーンの伝統的なデザート「ハルワ」をお餅で包んだものらしく、外側の皮の部分は日本の大福と同じ。食感はもちもちしていて外側に白い粉がまぶされています。中身は小豆餡ではなく、ハルワという独特な味をしたもの。スパイスっぽい風味とナッツ系の味がしてゴマと思われるつぶつぶとした粒の食感も良かったです。
ラテとハルワ餅を合わせて、お値段は 1,550 円と万博価格。とはいえ、普段日本で生活していたら食べられないものを食べられたという意味では、お金以上の価値があったかなと思います。
展示の内容は短めで、思っていたよりもあっという間だったなという感じでしたが、待ち時間もそれほど長くなくてドリンクやスイーツも楽しめたので良かったです。あと、そもそもオマーン国という国をあまりよく知らなかったので、いろいろ勉強になりました。