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ポーランドパビリオンへ行ってきた

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ひらたけ

中央ヨーロッパにある共和制国家 ポーランド共和国のポーランドパビリオンへ行ってきました🇵🇱 海外パビリオンのあるコネクティングゾーン・セービングゾーン・エンパワーリングゾーンという大屋根リング内に広がる 3 つのゾーンのうち、西側の セービングゾーンにあるパビリオン です。

事前に予約をすることも可能ですが、私は抽選に外れたため予約なしで訪れました。訪れたタイミングでの 待ち時間はおよそ 20 分ほど で、暑くはあったものの短めの待機時間で助かりました。木材を基調にデザインされた外観の建物にはゴシック体フォントのカタカナで「ポーランド」と書かれています。

大阪・関西万博のポーランドパビリオンの写真

約 3,768 万人の人々が暮らすポーランド共和国はヨーロッパの真ん中あたりにある、北側がバルト海に面した国で、首都はワルシャワ。住んでいる人の約 97% がポーランド人で、主にポーランド語が話されています。

個人的に 業務スーパー でたまに「ミルクファッジ」というお菓子を買うのですが、これはポーランドで昔から親しまれているお菓子。現地では「クルフカ」という名前で呼ばれているそう。国のことは正直全然詳しくないのですが、意外と身近にポーランドがあるのかも。

ポーランドパビリオンの展示の写真

建物の中へと入り、階段をのぼって 2 階へと向かうと、天井から吊るされたスクリーンとタッチパネルで操作できる画面が付いた装置が設置されている部屋が。この「心象の緑」という展示は、画面に表示されるカードの中から好みのものを選んでいくと自分だけの植物を創ることができるというもの。

ポーランドのハーブを基にした植物となっているそうで、生み出した植物は目の前にあるスクリーンに大きく映し出されます。なんとなく、内面的なものを人前で晒すことに抵抗がありテキトーに答えてしまいましたが、なんかそれっぽい感じのカラフルな植物が目の前に生えてきました。

ポーランドパビリオンの展示の写真

最近技術発展が著しい生成 AI を活用して、来館者の動きに応じて生成されたポーランドの風景を映し出しているという展示も。本物のポーランドの景色ではないので、本当にこんな景色が広がっているのかは分からないですが、なんだか自然豊かで落ち着いた雰囲気の場所なんだなという感じです。

ポーランドパビリオンの展示の写真

ポーランドパビリオンは木を使った独特な外観をしていますが、内部の展示も全体的に植物の自然な色合いというか、鮮やかな色はあまりなくてくすんだ色のものが多い印象。ポーランドの植物を納めたという球体が吊るされている展示も、茶色に近い緑色の葉っぱらしきものから黒くてよくわからない塊などが透明な玉の中に入れられていました。

楽器だという小さいホウキのようなものがいくつも並んでいる部屋では、まさにホウキで掃除をしているときのようなカサッカサッという音が静かに響いていて、これがなんだか心を落ち着かせてくれます。

ポーランドパビリオンの展示の写真

様々な展示を見ながら階段を降りて 1 階へと移動すると、急に近未来的な雰囲気の空間へと変わります。ここではポーランドの産業や研究されていることなどについての展示がされていました。ポーランド発のゲームタイトルが並ぶ展示もありましたが、知っている作品は見当たらず。ゲーム好きな方だと「おおっ」となるのかも。

ポーランドパビリオンの展示の写真

展示の最後には、最初の方で創造した自分だけの植物がたくさん映し出されていて、スマートフォンを使って自分が創ったものを探すことができるようになっていました。


見て回るのにかかった時間は 20 分ほど。見るだけでなく画面を操作したり音を聞いたりと体験型のものが多かったなと感じました。館内の匂いも、木の香りなのか落ち着くいい匂いがしました。

今回は聴くことはできませんでしたが、建物内にあるコンサートホールにて定期的にピアノのリサイタルが開催されているそう。音楽をあんまり知らないという私でも名前くらいは聞いたことがある、ポーランド出身の作曲家・ショパンのピアノ曲が楽しめるそうで、展示にもあった小さいホウキのような楽器も民族音楽や自然の音からインスピレーションを得たというショパンの作品の本質を表現したものとのこと。

真面目で堅苦しい感じではなく自然や芸術、文化などの展示がほとんどで、ゆったりと過ごせるパビリオンで良かったです。