大阪・関西万博のコモンズD館を回る
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様々な国のパビリオンが集まる A~F のコモンズ館のうち セービングゾーンにあるコモンズ D 館へ行ってきました🎌 コモンズ D 館には 25 もの国のパビリオンが集まっており、それぞれの国の展示とショップが所狭しと並んでいます。そんなコモンズ D 館内を、各国のパビリオンを見ながら歩いてきました。
大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングを歩いて、やってきたのは会場西側。たくさんの国旗が建物上部に掲げられたコモンズ D 館は、私が訪れたタイミングでは列ができていたり入場規制がされていたりといった様子はなく、そのまま待ち時間ゼロで建物内へと入ることができました。
コモンズ D 館にパビリオンがある国・地域は以下の通り(50 音順)。全部で 25 の国のパビリオンが建物内に存在していて、壁沿いには展示エリアが、通路を挟んでそれぞれの国の展示エリアからほど近い場所には雑貨などを扱うショップが並びます。
- アンティグア・バーブーダ
- カメルーン共和国
- ギニア共和国
- キューバ共和国
- コンゴ民主共和国
- サントメ・プリンシペ民主共和国
- スーダン共和国
- 赤道ギニア共和国
- タジキスタン共和国
- トーゴ共和国
- ナイジェリア連邦共和国
- パキスタン・イスラム共和国
- パレスチナ
- ブータン王国
- ブルキナファソ
- ベリーズ
- ホンジュラス共和国
- マーシャル諸島共和国
- マダガスカル共和国
- マリ共和国
- 南スーダン共和国
- モルドバ共和国
- モンゴル国
- ラオス人民民主共和国
- リベリア共和国
中へと入ると、係の方から「左から時計回りにぐるっと移動してください」と指示があり、案内のとおりの順番に見ていくことに。
コモンズ D 館にパビリオンがあるのは、主にアフリカやアジア、中南米の国々。正直場所どころか名前も聞いたことのない国が多く、地理に詳しい知り合いの方が一緒じゃなかったら展示をぼんやり眺めて帰るだけになっていたかも。
集まっている国々はそれぞれ話されている言語が異なり、歴史的な背景もあって同じ大陸で国境が隣接していても言語が違う、フランス語やポルトガル語などが話されているなどがあり、興味深かったです。
私のように「そもそも名前も聞いたことない、場所も知らない」という人が多いからか、展示の内容としては国の場所や簡単な歴史などの情報が映像や写真付きで用意している国が多い印象。それらに加えて、その国の特産品や工芸品が置かれているところも多かったです。
印象的だったところでいくと、まずキューバのパビリオンがものすごい野球推しだったことに驚きました。私は野球を全く見ない(ルールもぼんやりとしか分からない)のですが、どうやら「キューバといえば野球!」というくらい有名だそう。
パビリオンの奥ではキューバ出身の選手と思われる方が野球の試合をされているところの映像が流れていましたし、壁にも選手のパネルが大きく設置されていたりしていました。
マーシャル諸島の展示では「AMIMONO」と書かれた、藁を編んで作られたという手工芸品が展示されていたのですが、この「AMIMONO」は日本語由来のマーシャル語なのだそう。第一次世界大戦以降、マーシャル諸島には日本が統治していた時代が存在し、その時の日本語が語源となった言葉がたくさんあるのだとか。
言葉だけでなく、マーシャル人には「モモタロウ」「ヤマモト」「ナカムラ」といった日本人に馴染み深い名前を持つ人も多いとのこと。内容的に複雑な気持ちではありますが、この繋がりを大切にしてよりよい関係を築いていけたらいいなと思います。
あとはやはり、パキスタン・イスラム共和国の展示が迫力があって良かったです。床一面にピンク色をした岩塩が敷き詰められていて、天井からも大量の岩塩が吊り下げられているパビリオンで、その物量と岩塩の美しさに圧倒されました。
吊り下げられている岩塩は自由に触っても良いとのことだったので触ってみたのですが、意外とゴツゴツとしておらず滑らかでツルツルすべすべ触感。岩塩ということは、触った後の手を舐めたらしょっぱいのかも…と思ったのですが、さすがに不特定多数の人が触ったものを舐めるのは怖すぎたので自重しました。
大阪・関西万博のコモンズ D 館へ行ってきましたが、名前も聞いたことのないような国々のことを知るキッカケになって良かったです。この投稿を書くにあたって、それぞれの国の場所を地図上で確認するなどもしていたので非常に勉強になりました。