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大阪・関西万博のコモンズC館を回る

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ひらたけ

様々な国のパビリオンが集まる A~F のコモンズ館のうち セービングゾーンにあるコモンズ C 館へ行ってきました🎌 コモンズ C 館には 11 もの国のパビリオンが集まっており、それぞれの国の展示とショップが所狭しと並んでいます。そんなコモンズ C 館内を、各国のパビリオンを見ながら歩いてきました。


大阪・関西万博の会場中央に広がる「静けさの森」を抜けて、やってきたのは大屋根リング内の西側。館内にパビリオンがある国々の国旗が建物上部に掲げられたコモンズ C 館は、私が訪れたタイミングでは長い列ができていたものの流れはスムーズで 10 分もかからずに中へと入ることができました。

大阪・関西万博のコモンズC館の写真

コモンズ C 館にパビリオンがある国々は以下の通り(50 音順)。全部で 11 の国のパビリオンが建物内に存在していて、壁沿いには展示エリアが、通路を挟んでそれぞれの国の展示エリアからほど近い場所には雑貨などを扱うショップが並びます。

以前訪れた コモンズ D 館 では、入って左側のほうから時計回りに見ていくよう案内があったのですが、コモンズ C 館では逆に入口近くは混雑するので自由な順番に空いているところを見ていってくださいと案内がされていました。訪れた時間帯にもよるのかもですが、好きに見て回れるのは助かります。

大阪・関西万博のコモンズC館の写真

コモンズ C 館にパビリオンがあるのは、主にヨーロッパや中南米の国々。イスラエルやウクライナはここ数年のニュースなどで名前をよく見聞きしたので分かりますが、その他の国は初めて名前を聞いた国もしくは「なんとなく聞いたことあるかも…?」みたいなところがほとんど。

館内では陽気な音楽が流れ、スタッフの方の多くがその音楽に合わせて体を揺らしていました。また、訪れたタイミングではクイズのイベントのようなものが開催されていて、司会の方が場を盛り上げている様子も見られました。建物全体が明るい雰囲気で、訪れた私も楽しい気持ちに。

大阪・関西万博のコモンズC館の写真

見て回ったところをいくつかピックアップして書いていきます。まずは長い行列ができていたパナマのパビリオン。10 数人ほどずつ、3 方向をスクリーンに囲まれた場所で体育座りをして映し出される映像を視聴するものとなっていました。

座って映像を見るだけではありましたが、スクリーンまでの距離が近いからか意外と迫力があり、実際にその場にいるかのよう。途中で海の映像があったのですが、それがものすごく綺麗でした。

大阪・関西万博のコモンズC館の写真

続いてはイスラエルパビリオン。中東にあるイスラエル国の街・エルサレムの旧市街の中心には「嘆きの壁」という壁がそびえ立っていて、世界中から訪れた人々がこの石壁に小さなメモを挟み込むという伝統を受け継いできたそう。

昨今の世界情勢的に実際に嘆きの壁を訪れるのは難しいものがありますが、パビリオン内ではタブレット端末を用いて「願いのメモ」を書くことができるようになっていました。また、中央にはエルサレムの要塞の塔の一部として使われていたという約 2,000 年前の古代石が鎮座。そしてそんな歴史ある石材に触れることもできます。

大阪・関西万博のコモンズC館の写真

あとは見た目が衝撃的すぎるクロアチアパビリオン。天井からパイプがたくさんぶら下がっていて、その中に作られた通路を歩くことができるようになっています。

これはパイプと水を使った冷暖房システムだそうで、クロアチア国内にある 45 か所の気象観測所から送られてくるデータから今の気温を再現しているとのこと。パイプの長さはなんと 13 km もあり、使われている水の量も 3 トン以上だそうで、ハイテクな冷暖房システムの中は寒すぎず暑すぎずなちょうどいいくらいの温度でした。


大阪・関西万博のコモンズ C 館へ行ってきましたが、流れている音楽もスタッフの方の雰囲気も、どこか明るくてノリがいい感じだったのが良かったです。ウクライナパビリオンの列が異様に長くて、待ち時間を見て断念してしまったのですが、それ以外は待ち時間も短めでゆっくり見て回れました。