セルビアパビリオンへ行ってきた
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ヨーロッパの国 セルビア共和国のセルビアパビリオンへ行ってきました🇷🇸 海外パビリオンのあるコネクティングゾーン・セービングゾーン・エンパワーリングゾーンという大屋根リング内に広がる 3 つのゾーンのうち、北側の コネクティングゾーンにあるパビリオン です。
訪れたタイミングでの待ち時間はおよそ 40 分ほど。予約などは特に必要ありません。待機列の案内をされていた方が「最後尾あと何分くらいですよー」と並んでいる人や通行人にこまめに声をかけていて、目安が分かってかなり助かりました。日差しが強くて暑い中で、終わりが見えないのが一番しんどいからね…。
約 662 万人の人々が暮らすセルビア共和国はヨーロッパの南の方にある国で、首都はベオグラード。内陸国で海には面しておらず、周りをルーマニアやハンガリー、ブルガリアなどのヨーロッパの国々に囲まれています。日本はセルビアから葉たばこや衣類、果実や野菜などを輸入しているとのこと。
セルビアパビリオンは、万博会場の西ゲートから真っ直ぐ大屋根リングまで歩くとすぐ目の前にあります。建物にはあちこちに植物が植えられていて、ド派手な感じではないけれどなんだか落ち着く緑あふれるパビリオンです。セルビア館のコンセプトは「浮遊する森(Floating Forest)」で、首都であるベオグラードの中心部にあるユニークな自然豊かな島から着想を得ているそう。
ユニークな島って一体どんな島なんだろう?と思い地図アプリを開いてセルビアのベオグラード周辺を探してみると、「大戦争島」というなんだか物騒な名前の島がありました。ユニークすぎる。
建物の中へと入ると、内部は遊び心溢れる空間が広がっていました。原色の赤や青が使われた展示が並んでいるのを見ると、なんだかおもちゃ箱の中にでも迷い込んだような気持ちになります。
壁にはなにやらビー玉がたくさん入ったカゴのようなものと、丸い穴とそこを指し示す矢印に「ビー玉を入れてください」と表示された小さなディスプレイが用意されています。ビー玉を手に取って穴にセットして少し待つと、カランと音を立ててビー玉が転がり始めます。
私も小さい頃によく見ていた、NHK で放送されているピタゴラスイッチに出てくる映像のような感じで、様々な仕掛けがされた道をビー玉が動き回ります。途中でビー玉が壁の奥に入っていき見えなくなったと思えば、大きなスクリーンの中にビー玉が飛び出してきて、画面内の不思議空間を縦横無尽に跳ね回ります。
画面内へと入っていったビー玉はしばらくすると再び画面の外、現実世界へと戻ってきて、ころころと転がってビー玉がたくさん溜まっているゴールに辿り着きます。そんな仕掛けがいくつか用意されていたのと、画面を操作して自分だけのマスコットをデザインする体験型の展示などもありました。
そんな子供の頃を思い出すような、ワクワクする空間が広がるセルビアパビリオン。セルビア共和国の首都であるベオグラードでは、2 年後の 2027 年に大阪・関西万博の次の万博である ベオグラード国際博覧会 が開催されることが決まっています。
ベオグラード国際博覧会のテーマは「Play for Humanity(人類のための遊び)」だそうで、訪れた人が皆笑顔になるようなセルビアパビリオンの展示の内容にも納得です。建物内にはベオグラード国際博覧会までの時間をカウントダウンする時計も設置されていて、600 日以上先の万博に向けて 1 秒 1 秒時を刻んでいました。
展示を見終えて建物から出ようとしたときに、係の方から「記念にどうぞ」とビー玉をいただきました。久しぶりにちゃんとビー玉を眺めましたが、キラキラしていて綺麗ですね。透明な球体の中にはセルビアの国旗にも使われている赤・青・白の 3 色が入れられています。
見て回るのにかかった時間は 20 分ほど。セルビアという国について知るというよりは、こういう万博をやります!という内容の展示が多かったです。セルビアという国がどんなところなのかはパビリオンを訪れた後もあまりよく分かっていませんが…それは 2 年後に遊びに来てねということでしょう。万博の会場は…大戦争島なんですかね…?
堅苦しい雰囲気とはかけ離れた、子供の頃に戻ったようなワクワク気分で楽しめましたし、お土産までいただけたので非常に良かったです。