大阪・関西万博のコモンズF館を回る
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様々な国のパビリオンが集まる A~F のコモンズ館のうち コネクティングゾーンにあるコモンズ F 館へ行ってきました🎌 コモンズ F 館には 3 つの国のパビリオンが集まっており、それぞれの国の展示が並んでいます。そんなコモンズ F 館内を、各国のパビリオンを見ながら歩いてきました。
強い日差しを避けるようにして大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングの下を歩いて、やってきたのは会場北側。他のコモンズ館に比べるとだいぶ小さめな建物のコモンズ F 館は、私が訪れたタイミングではやや長めの列ができていました。
コモンズ F 館にパビリオンがある国々は以下の通り(50 音順)。全部で 3 つの国のパビリオンが建物内に存在していて、通路沿いにそれぞれの国の展示エリアが並びます。他のコモンズ館では雑貨などを扱うショップがありましたが、コモンズ F 館は建物も小さく国の数も少ないためか、展示のみとなっていました。
コモンズ F 館は建物に入る列が 2 つに分かれていて、ひとつはアルメニア共和国とブルネイ・ダルサラーム国のパビリオンのみを見て回る列、もうひとつがカザフスタン共和国を含む 3 つすべてのパビリオンを見て回る列です。前者はほとんど待ち時間がなくスッと入れる感じで、建物前にできていた列は後者のもの。
今回は後者の 3 つすべてのパビリオンを見て回る列に並んだのですが、訪れたタイミングでの待ち時間は 50 分ほどとかなり長め。カザフスタンのパビリオンは 20 人ずつ、15 分間のツアー形式で行われるため、列の長さに対して進みが遅めでなかなか大変でした。
ようやく建物内へと入り、カザフスタンパビリオンへ。黒を基調としたシックな雰囲気の展示エリアが広がっていて、スタッフの方もスーツのようななんだかかっこいい服装。説明をしてくださった方はおそらくカザフスタンの方だと思うのですが、ものすごく日本語が流暢で聞き取りやすかったです。
奥にはカザフスタンの遊牧民が使用する移動式住居を模した展示エリアが用意され、その中にお邪魔させていただいてスクリーンに映る映像を見る場面も。上を見上げると、円の中に 3 本の線が中央部でクロスするような形の模様があり、これを模したマークが、カザフスタンに住む多種多様な民族同士を結ぶシンボルになっているのだとか。
ツアー後半には、移植する臓器を長時間保管できる装置の紹介がありました。私は血とか臓器とか、そういうのがかなり苦手なので映像を見る際は目をつぶってしまいましたが、きっと多くの人の命を救う素晴らしい装置なのだと思います。血もダメだけど、特に心音とかがダメなので、私と同じように苦手な方は、集まっている人たちの後ろの方に移動して他の展示を眺めて待っているのがいいかも。
カザフスタンの展示を見終えた後は、同じくコモンズ F 館にあるアルメニア共和国とブルネイ・ダルサラーム国のパビリオンへと向かいます。こちらは人数を絞ってのツアー形式ではなく自由に見て回る形式だったので、人が多くてあまりゆっくりはできませんでしたが、特産品についての紹介や豊かな自然の映像などがありました。
アルメニア共和国の展示は TUMO という、テクノロジーとデザインを無料で学ぶことのできるプログラムによってデザインされているそうで、なんだか近未来的な雰囲気。ブルネイ・ダルサラーム国のほうは反対に、木で作られたと思われるカーブを描いた入り口があり、その先には大きなスクリーンにブルネイの自然や文化遺産が映し出されていました。
大阪・関西万博のコモンズ F 館へ行ってきましたが、他のコモンズ館とは異なり建物も小さめで、特別感があってなんだか良かったです。待ち時間は長かったですが、丁寧でわかりやすい説明を聞くことができて非常に勉強になりました。