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赤い球体が印象的なシンガポールパビリオンへ行く

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ひらたけ

東南アジアの国 シンガポール共和国のシンガポールパビリオンへ行ってきました🇸🇬 海外パビリオンのあるコネクティングゾーン・セービングゾーン・エンパワーリングゾーンという大屋根リング内に広がる 3 つのゾーンのうち、西側の セービングゾーンにあるパビリオン です。

訪れたタイミングでの待ち時間はおよそ 15 分ほど。予約などは特に必要ありません。並ぶ前は「結構列が長いしそれなりに待ち時間があるだろうな…」と思っていたのですが、並んでみるとこまめに列が進んでいき、気がつけばパビリオンの入口の前にたどり着いていました。

待機場所もほとんどの時間が大屋根リングの下だったので、比較的過ごしやすい環境でした。ずっと同じ場所で立ちっぱなしより、こまめに進んでくれたほうが心穏やかに待つことができますね。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

約 564 万人の人々が暮らすシンガポール共和国は、マレー半島の先端にある都市国家。地図をよく見てみると北にあるマレーシアとはジョホール海峡によって、南にあるインドネシアとはシンガポール海峡によって陸続きになっておらず、島になっていることが分かります。

都市国家なので首都はなく、東京 23 区よりも少し大きいくらいの場所に中華系、マレー系、インド系など様々な民族が暮らしています。

シンガポールパビリオンは真っ赤な球の形をしているのが特徴的で、近くを通れば目を引くような非常に目立つ見た目をしています。この球体は「ドリーム・スフィア」という名前だそうで、シンガポールパビリオンは数多くの夢が生まれ育つ場所、夢の球体なのだそう。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

建物へ入る際にちょうど目の前で扉が閉められ、次の組で入らないといけなくなった絶望の一幕もありつつ、その待ち時間に入口横に掲示された「ドリーム・スフィア」についての説明を読んで「夢が生まれ育つ場所?夢の球体?」と期待を膨らませながら中へと進んでいきます。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

中へと入ると白い切り絵のようなものが壁に、それから天井から吊り下げられていて、幻想的な色で照らされている空間が広がっていました。その他の装飾もなんだか非現実的な雰囲気を出していて、シンガポールの街と思われる色鮮やかな映像なども相まってまさに夢の中のよう。

これらのアート作品や映像は、環境保護への取り組みや動植物と調和して発展していきたいというシンガポールの人々の願いなどが表現されているのだそう。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

次の部屋へと向かう通路には、天井から銀色のテープのようなものが垂らされているのが見え、下を通ったときには音が聞こえました。こちらの「Whispers in the Void」は電動オルゴールが雲を模して天井から吊り下げられた、没入型サウンド・インスタレーション…という作品とのこと。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

オルゴールの下をくぐった先は、透明な球体や白い球体がたくさん並ぶこれまた夢の世界のような空間へと続いていました。多くの人が集まっていて、なにやらディスプレイに文字らしきものを書いています。シンガポールパビリオン「ドリーム・スフィア」は数多くの夢が生まれ育つ場所、夢の球体。訪れた人たちは自分の夢をディスプレイに書き、その夢はどこかへと飛んでいきます。

あまりにも人が多かったのと、人前で自分の内面的なものを大公開することに抵抗のある私は夢を書くことはしませんでしたが、集まっている人たちは皆笑顔で何かを書いていました。急に「あなたの夢は?」って聞かれて答えられるの、普通にすごすぎるなと思ったのですが、私が重く捉えすぎなんでしょうかね…。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

壁沿いにぐるりと続くスロープをのぼっていくと、たどり着いたのは球体のてっぺんと思われる場所。プラネタリウムのようなドーム状のスクリーンには星空が広がり、眺めていると徐々に色鮮やかな建物や木々、生き物などが増えていきます。

流れる映像の中には、先ほどの白や透明の球体がたくさん置かれていた場所で書かれた夢がふわっと現れては消えていきます。

大阪・関西万博のシンガポールパビリオンの写真

パビリオンの最後の方には、公式キャラクターだという可愛らしい見た目の「マーリーちゃん」のグッズやお菓子などを販売するショップや、お酒やおつまみを販売するオシャレで高級そうな雰囲気のバーなどがあり、多くの人で賑わっていました。

マーリーちゃんは可愛らしい見た目をしていますが、一緒に訪れた方いわく男の子とのこと。阪神タイガースとコラボしたグッズも並んでいました。

バーに並んでいるのはおそらくシンガポールのものと思われるお酒とおつまみ、一応アイスカフェラテやオレンジジュースなどのノンアルコールドリンクも扱っているようでした。お値段は万博価格。


見て回るのにかかった時間は 30 分ほど。ずっと眺めているだけで「なんかすごい…」となるようなアートの世界が広がっていて、まさに夢の中にいるような気持ちになりました。あと、途中に「ペンキ塗りたて」「お手を触れないで下さい」という看板があったのがちょっと面白かったです。