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マレーシアパビリオンへ行ってきた

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ひらたけ

東南アジアにある国 マレーシアのマレーシアパビリオンへ行ってきました🇲🇾 海外パビリオンのあるコネクティングゾーン・セービングゾーン・エンパワーリングゾーンという大屋根リング内に広がる 3 つのゾーンのうち、東側の エンパワーリングゾーンにあるパビリオン です。

訪れたタイミングでの待ち時間はほぼなく、予約なども特に必要ありませんでした。仕事終わりの夜 20 時から万博会場へ入場するという攻めの万博を決行したところ、東ゲートから入って大屋根リングをくぐったところで聞こえてきた「まだ入れますよー」というスタッフの方の声に吸い寄せられて建物内へ。

この時間になると、新たに列に並ぶのを締め切ってしまっているパビリオンも出始めるので、まだ入れることを分かりやすくアピールしていたのは非常に助かりました。

大阪・関西万博のマレーシアパビリオンの写真

約 3,350 万人の人々が暮らすマレーシアはマレー半島の南側とボルネオ島の北側からなる国で、首都はマレー半島側にある都市・クアラルンプール。地理に疎い私は「なんか半島のとこにある国」という認識だったので、そこから海を挟んだ東側にあるボルネオ島にも領土があるというのは知らず、普通に驚きでした。

マレーシアは 13 の州と 3 つの連邦直轄領からなる多民族国家で、マレー系、インド系、中国系、イバン族、カダザン族など様々な民族が共存しています。国旗にはイスラム教のシンボルとして使われることの多い「三日月と星」が描かれており、64% ほどの人がイスラム教を信仰しているそう。

建物にはたくさんの竹が使用され、空に向かって垂直に並ぶ竹竿はすべての人が共有する 1 つの空に向かって成長することを象徴しているとのこと。私が訪れた夜の時間には暖かみのあるオレンジの光によってライトアップされ、建物の見た目も相まってなんだか南国の高級リゾートを彷彿とさせるような感じになっていました。

大阪・関西万博のマレーシアパビリオンの写真

緩やかな階段をのぼって上のフロアにある入り口から中へと入り、順路に沿って展示を見て回ります。

まず展示されていたのは「ショップハウス」と呼ばれるマレーシアの伝統的な店舗付きの住宅と、国内のそれぞれの地域に根付いた料理の模型。日本では見かけないような、異国感溢れる料理の食品サンプルが、実際に屋台で販売しているかのように並べられていました。

大阪・関西万博のマレーシアパビリオンの写真

続いては「進歩の回廊」というトンネルのような通路へと進みます。水族館を思わせるような上が丸くなっている通路の壁にはマレーシアにある各都市の過去の写真と現在の写真が展示されていて、その発展の歴史をたどることができます。

その奥に見えてくるのは「調和の樹」という大きな展示。竹と、ラタンというマレーシアなど東南アジアに多く生えているというヤシ科の植物を使ったものだそうで、葉の部分はすべて先住民族の職人による手織りのものなのだとか。

吹き抜けになっているところに、下から調和の樹がグンと突き出しているような感じで、上のフロアの展示を見た後で樹の周囲に造られたらせん階段を降りて下のフロアへと向かう構造になっています。

大阪・関西万博のマレーシアパビリオンの写真

らせん階段を下る前の展示エリアにはいくつものディスプレイが並べられ、そこに多くの人が集まって何やら画面を触って操作をしている姿が見られました。かなり混雑していたので近寄ることができなかったのですが、どうやらミニゲームのようなものを楽しめるようになっているようで、楽しそうに遊ぶ子供の姿もありました。

また、その奥には首都であるクアラルンプールと思われる街の模型があり、そこにプロジェクターで映像が映し出されていました。東南アジアでも有数の世界都市として知られるクアラルンプール、模型でもたくさんの高層ビルが立ち並んでいる様子が見られます。

大阪・関西万博のマレーシアパビリオンの写真

調和の樹を間近で見ながら下のフロアへと降りると、大きなディスプレイにアニメーションが流れている部屋とマレーシアの偉人たちの紹介がされている部屋があり、そこから売店とレストランへと繋がっています。これまでに他の国のパビリオンもいくつか見て回ってきましたが、その中でも売店とレストランがかなり広めな印象。


見て回るのにかかった時間は 15 分ほど。「まだ入れるパビリオンがある!入らなきゃ!」とわりと慌てて入ったのですが、全体的に異国感のある雰囲気で思っていたよりも楽しめました。