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中国パビリオンへ行ってきた

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ひらたけ

日本のお隣にある国 中華人民共和国の中国パビリオンへ行ってきました🇨🇳 海外パビリオンのあるコネクティングゾーン・セービングゾーン・エンパワーリングゾーンという大屋根リング内に広がる 3 つのゾーンのうち、東側の エンパワーリングゾーンにあるパビリオン です。


訪れたタイミングでの待ち時間はおよそ 10 分ほど。予約などは特に必要ありません。中国パビリオンのあるあたりのパビリオンは、入場制限中となっていてそもそも列に並ぶこともできないケースが多く、運良く列に入れたらいいなと思いながら歩いていたところ偶然並ぶことのできるタイミングで前を通りかかったのでスッと入りました。

待機列の途中からは日よけの大きな傘が用意されていて、待ち時間が短めだったこともあって比較的快適。待っている間には、中国の伝統的な書道の巻物を広げた形がモチーフとなっているというパビリオンの外壁を眺めて楽しむことができます。

大阪・関西万博の中国パビリオンの写真

約 14 億人の人々が暮らす中華人民共和国は皆さんご存知の通り東アジアに位置する大きな国で、首都は北京。面積は約 960 万平方キロメートルもあり、これは日本の約 26 倍にもなるのだそう。

総人口の約 92 % を漢民族が占め、さらに 55 の少数民族が中国国内に暮らしているとのこと。少数民族といっても 14 億人の 8 % なので、全体で 1 億人くらいはいるという…。スケールが大きすぎる。

すぐお隣にある国ということで日本との繋がりも深く、2022 年の貿易額は中国への輸出が 19 兆 38 億円、輸入が 24 兆 8,434 億円と想像もできないくらいの大きな金額。私が普段使っている日用品にも中国製のものがたくさんあります。

大阪・関西万博の中国パビリオンの写真

建物の中へと入るときにはスタッフの方からパンダのイラストが描かれた栞のようなものを手渡され、中国パビリオンに訪れた記念品として持ち帰ることができます。裏面には二次元バーコードが印刷されていて、館内の各展示に併設された読み取り機でスキャンすると来館の記録を残すことができるようになっていました。

栞に描かれているのは中国パビリオンのマスコットキャラクターのパンダで、名前は「悠悠」というそう。パビリオンに入ってすぐのところにもパンダのぬいぐるみが置かれていて、初手からパンダ推しがすごいなと感じました。

大阪・関西万博の中国パビリオンの写真

中国パビリオンのテーマは「自然と共に生きるコミュニティの構築ーグリーン発展の未来社会ー」だそうで、パビリオン内は外観同様に木のぬくもりが感じられるものとなっていました。

天井が吹き抜けとなっている開放感ある空間には長い歴史がありそうな文化財が展示され、それらをガラス越しに眺めることができます。奥に展示物を見ることのできるガラスには、よく見てみると一部にタッチパネル式の透明なディスプレイが取り付けられていて、それぞれの文化財の説明や図などが映し出されています。

大阪・関西万博の中国パビリオンの写真

また、最初の展示エリアには円の形をした木製の枠と、その中に絵が表示されている展示があったのですが、こちらも内側がディスプレイとなっていて、絵が動いたり画面が切り替わったりしていました。

空間の雰囲気を損なわないようにしながらも近未来的な技術がさりげなく取り入れられているところに、すごいなあとなんだか感心しました。

大阪・関西万博の中国パビリオンの写真

順路に沿って展示を見ながら進んでいくと、現れたのは「中日友好长廊」と書かれた道。壁には木彫りと思われる偉人の姿などが取り付けられ、これまでの日本と中国の交流の様子が表現されていました。

壁にあったのは「最澄」「空海」といった歴史上の人物から、松下電器産業創業者の松下幸之助氏まで様々。パビリオン入口でも見かけた大熊猫(ジャイアントパンダ)の姿もありました。鉄腕アトムが彫られたものもあったのですが、名前のところに「阿童木」と書かれていて「中国語ではこう書くんだ」と勉強になりました。

大阪・関西万博の中国パビリオンの写真

その先にあったのは、普通の中国人が毎日どのように過ごしているのかという映像展示。映像は 8 分ほどの長さで、1 日のうちのそれぞれの時間の中国の方の様子が映し出されていました。


見て回るのにかかった時間は 30 分ほど。建物の中は広く、展示の内容も多かったのでなかなか見ごたえがありました。ところどころに中国の偉人の言葉と思われる文章が書かれていたのも雰囲気があって良かったです。