高石市を通る南海本線から分岐する短い路線南海高師浜線の列車に乗る
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大阪・なんばと和歌山市を結ぶ南海本線。その途中の駅、高石市にある 羽衣駅から分岐する南海高師浜線の列車に乗りに行ってきました🚃 高師浜線は羽衣駅と高師浜駅を結ぶ約 1.5km の路線で、2021 年 5 月から羽衣駅と唯一の途中駅である伽羅橋駅の間で高架化工事のため列車が運行されていなかったのですが、昨年 2024 年 4 月から列車の運行が再開。
そんな全線が高架となった南海高師浜線の列車に乗って、羽衣駅から終点の高師浜駅まで移動してきました。
大阪から列車に揺られること 15 分ほど。やってきたのは高石市にある 羽衣駅。なんばと関西空港を結ぶ 特急ラピート や、なんばと和歌山市・和歌山港を結ぶ 特急サザン は停車しませんが、その他の急行列車などはこの駅に停車します。
南海電鉄が公開している、南海電鉄や南海グループのあらましや事業概要を見ることのできる ハンドブック南海 という資料によると、羽衣駅の駅別乗降人員数はすべての駅の中で 14 位。全部で 105 駅ある南海電鉄の駅(泉北線を含む)の中ではかなり利用者数の多い駅となっています。
今回乗車する高師浜線が発着するのは、羽衣駅の 3 番のりば。なんば方面へと向かう列車が発着する 2 番のりばと同じホームにあるということで、さっそくエスカレーターでホームへと向かうと、左手側には 2 番のりば、そして右手側には 3 番のりば…ではなく壁。
高師浜線の列車が発着するのりばは何処へ?と思いながらホームを歩いていくと、ホームの真ん中あたりから右手側に線路が出現。列車も既に停車中でした。
たったの 3 駅しかない高師浜線ですが、本数は思っていたよりも多め。時刻表を見ると 1 時間に 3 本から 4 本の列車が、この羽衣駅から高師浜駅へ向けて発車しています。
私が乗車した車両には、私の他に乗客は 3 名ほど。国内外へ向かう飛行機が発着する関西国際空港へ向かう路線を持つ南海電鉄だからか、車内でふと上を見上げると「Matcha Experience」的なテキストが書かれた超イングリッシュな広告が掲示されていました。
まっちゃえくすぺりえんすとは何ぞや?と思って調べてみると、どうやら茶道の体験とかそういう感じのものらしい。たしかに、日本に興味を持ってわざわざ訪れるような外国人の方は「おっ」となりそう。
定刻になり、列車は羽衣駅を出発。少し進んだところで列車は西の方へとカーブ、進行方向左側の窓から見えていた南海本線の線路とはお別れです。
ひたすらに住宅街といった感じの景色を窓から眺めていると、あっという間に最初の停車駅であり唯一の途中駅である 伽羅橋駅 に到着しました。読みはなんだか可愛らしい感じなのに、漢字で書くとすごく厳つい感じというギャップが良いですね。
伽羅橋駅を出発した列車は南へとカーブして進んでいきます。外に大きな神社が見えてきたところで、列車は終点の高師浜駅に到着しました。羽衣駅からの乗車時間はわずか 3 分、あっという間です。列車を出てホームに降り立つと思っていたよりも多くの人がいたので、他の車両にたくさん乗っていたのかもと思いました。
短い時間でしたが、乗ったことのない路線、行ったことのない駅に行くことができて楽しかったです。