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宇都宮へ餃子を食べに行く

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ひらたけ

東京から東北新幹線に飛び乗っておよそ 50 分――。お腹を十分に空かせた私が降り立ったのは、栃木県の県庁所在地にある 宇都宮駅。あいにくの悪天候で夜空には月は見えないけれど、熱々の湯気越しにこんがり焼きめの付いた半月型のシルエットが目に浮かぶ……なんちゃって。 宇都宮といえば餃子!餃子を食べにきました🥟


私が宇都宮駅に到着したのが夜 20 時過ぎ。この日は東京で開催された エンジニア向けのイベントに参加 しておりこれより早い時間に訪れるのが難しかったのと、餃子を食べるとなるとニンニクの匂いが気になるだろうから後ろに予定のない夜に食べるほうが良さそうだということで、この遅めの時間に餃子を食べに行くことに。

せっかくなら歴史ある有名店で食べたいなと思いながら宇都宮の観光情報が掲載されているウェブサイトなどで調べてみるも、この時間だと既に営業時間を過ぎているかラストオーダーの時間にギリギリ間に合うかどうかといった感じの店がほとんど。

JR宇都宮駅の写真

宇都宮まで来て餃子を食べずに大阪へ帰るなんてのは絶対にナシ!とりあえず近場で餃子を食べることができるお店を…と Google マップで「餃子」と打ち込んで検索。出てきた中で、レビューでの評価が高いお店へと向かうことに。

そんなこんなで、今回餃子を食べに訪れたのは宇都宮駅の駅ビル 宇都宮パセオ の 1 階にある「餃子といえば芭莉龍」というお店。駅の西口を出てさっそくお店の前へと向かうと、なにやら人だかりが見えてきました。20 時過ぎという遅めの時間ながら、お店の前には長い列ができていました。

「これはかなり待つことになりそうだぞ…」と思いつつ、これだけ並んでいるのであればさぞかし美味しい餃子が出てくるだろうと、期待は高まるばかり。迷うことなく列の最後尾に加わりました。

私が並び始めてすぐに、私の後ろには新たなお客さんが続々と並び始めました。長い列だなと思っていましたが比較的マシなタイミングで並び始めたのかも。並んでいる人の半分以上が外国人で、並んでいる間はどこの言葉か分からない言語が飛び交っていました。

待っている間には、お店の方が餃子を作っている様子をガラス越しに見ることができ、海外から訪れたお客さんが皆スマートフォンで写真を撮影していました。調理をされている方も慣れているのか、手に持った餃子がよく見えるように向きを変えながら笑顔で対応されていました。こういったパフォーマンスも人気の理由なのかも。

「餃子といえば芭莉龍」の焼餃子の写真

列に並ぶこと約 1 時間。お酒を飲んでいる人たちの明るく楽しそうな声と、暴力的な餃子の匂いに曝されながらどうにか耐えきった私の元へ店員さんがやってきて、ようやく席へと案内していただけました。

元々ペコペコだったお腹は、さらに状況が悪化しており今すぐに餃子を寄越せと叫んでいました。席でお店の方からメニューについての説明を聞きつつ、さっそく餃子を注文。餃子には大きく「焼餃子」と「水餃子」の 2 種類があり、それぞれにいくつかのメニューが用意されていました。

今回私が注文したのは、焼餃子のメニューから「焼餃子」と「パクチー焼餃子」、それから水餃子のメニューで一番オススメだという「海老水餃子」の合計 3 皿。めっちゃお腹が空いてるなら 3 皿くらいいけますよ!という店員さんの言葉を信じての注文です。

飲み物はウーロン茶みたいなやつだという「鉄観音茶」なるものをいただくことに。また、夜の時間は席代として 400 円がかかるそうで、お通しメニューが「シャインマスカット」「あわび」「さんま」「ローストビーフ」から選べるとのこと。今回はさんまを選びました。

「餃子といえば芭莉龍」の海老水餃子とパクチー焼餃子の写真

まず最初に持ってきていただいたのは焼餃子。絶妙な色の焼き目が付いた大ぶりの餃子は、酢コショウで食べるのがオススメとのこと。教えていただいた通りに小皿へ酢を注ぎ、コショウを振りかけて、箸でつまんだ餃子をちょんとつけて食べてみると、口の中に最高に美味しい餃子の味が広がりました。

中の具材はシャキシャキしていて、皮はちょっと分厚め。噛むと熱々の肉汁がじゅわと溢れ出て、こってりし過ぎになりそうなところを酢コショウが良い感じに抑え込んでまとめてくれます。

美味しすぎる焼餃子に舌鼓を打っていると、追加で「パクチー焼餃子」と「海老水餃子」がやってきました。

焼餃子のメニューが今回注文した「焼餃子」「パクチー焼餃子」と、もうひとつ「麻辣焼餃子」の 3 種類で、私は辛いものが苦手なので「麻辣はヤバいだろ…」と避けたのですが、パクチー焼餃子は焼餃子の上に山盛りのパクチーそして辛そうな見た目をした真っ赤な粉が振りかけられており…。完全に油断していました。

とはいえ注文してしまったものは仕方がないですし、美味しそうな匂いもしているので恐る恐る口へと運んでみると、辛いは辛いけれど食べられないほどの辛さではありませんでした。餃子にはナッツがたっぷり入ったソースのようなものがかけられていて、これが辛さをマイルドにしてくれているような感じ。

海老水餃子のほうも非常に美味しく、もちもちの皮の中にぷりぷりの海老がごろっと入っていました。食感は焼餃子と全然違いますが、これはこれで良いものです。


宇都宮で餃子をいただきましたが、どれも非常に美味しかったです。餃子が運ばれてきたときには「結構多いかも?」と思いましたが、意外とあっという間に皿が空になってしまい自分でも驚きました。次に宇都宮を訪れた際には、もっといろんな餃子のお店をはしごするとかしてみたいです。ごちそうさまでした。