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京阪枚方市駅から枚方公園駅までを徒歩で行く

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ひらたけ

先日、枚方を訪れた際に 京阪電車の枚方市駅から枚方公園駅までの間を散歩してきました🚶 この区間は京阪本線が通っており、列車に乗ればわずか 1 分で移動することができてしまいます。そんな私鉄の 1 区間をのんびり歩いてみようということで、休日に散歩してきました。


スタート地点は 特急も停車する京阪電車枚方市駅 です。大阪・淀屋橋駅と京都・出町柳駅とを結ぶ京阪本線・鴨東線と、この枚方市駅から分岐し南にある私市駅までを結ぶ交野線が乗り入れる巨大な駅で、京阪電車の駅の中では、大阪環状線や地下鉄との乗り換え駅である京橋駅、京阪本線の大阪側のターミナルである淀屋橋駅に次いで 3 番目に利用者数が多い駅 となっています。

駅前には枚方モールをはじめとした巨大な商業施設が立ち並び、また大阪市や京都市のベッドタウンとしての役割もあるためかマンションも多く見られます。

京阪電車枚方市駅周辺の景色の写真

枚方市駅から大阪市の京橋駅までは特急で 14 分、京都市の祇園四条駅までは 27 分と、大阪へも京都へも行きやすく、お店も充実していて川沿いには自然豊かな公園が広がっているので非常に住みやすそうです。

駅前から見える超高層ビルは カンデオホテルズ大阪枚方。露天風呂からは、およそ 50km 先にある明石海峡大橋が見えるといいます。その手前に見える美しいガラス張りの建物は、蔦屋書店を中心とした文化商業施設 枚方 T-SITE。枚方市は TSUTAYA 創業の地で、館内にはシンボルとなっている高さ 7m の本棚が設置されています。

京阪電車枚方市駅周辺の景色の写真

そんな枚方市駅を出発し、歩いてお隣の枚方公園駅を目指します。枚方市駅から枚方公園駅までは、直線距離でちょうど 1km ほど。まずは線路に沿って南側に伸びる道を西へと歩いていきます。

駅前は高架のペデストリアンデッキによって各施設が結ばれ、地上は自家用車やバス、タクシーなどがたくさん走っている様子が見られましたが、少し離れると人も車も少なくなりのんびりとした雰囲気に。それでも人が全くいないという状態でもなく、さすがは人口 39 万人の都市といったところです。

京阪電車枚方市駅周辺の高架横の道路の写真

歩道を歩いていくと、気になるのは奇妙な形をしたポールのようなもの。うねっとしていて先っちょがぷくっとなっている石でできた細長いものがあちこちに存在し、特に説明書きのようなものも近くに見当たらなかったのでずっと「これは一体どういう意味を持つオブジェなんだ…?」と考えながら歩くことになりました。

京阪電車枚方市駅周辺の高架横の道路にあるオブジェの写真

謎のオブジェの秘密を探ろうとするも、結局分からないまま歩くこと 10 分。ここで線路の南側の道路は一旦終了し、線路の下をくぐって北側に道が続いていました。

北側を線路に沿って進んでいくのも良いですが、南側には何やら高いところへと続く石段が続いており、近くに設置されていた看板によると石段の先は「御茶屋御殿跡展望広場」という場所へと続いているようでした。

式内意賀美神社北坂の写真

線路に沿って歩いていくよりもほんの少し遠回りにはなってしまいますが、せっかくなので今回はこちらの石段を踏みしめて、展望広場経由で枚方公園駅を目指すことに。この坂道は「式内意賀美神社北坂」という名前だそうで、名前からも分かるように近くには「意賀美神社」という神社があるようでした。

しっかりと整備された綺麗な階段だったので上りやすくはあったものの、思っていたよりも長くて運動不足の身体にはなかなか効きました。

御茶屋御殿跡展望広場からの景色の写真

坂を登りきった先には御茶屋御殿跡展望広場があり、自然豊かな広場からはそばを流れる淀川周辺の景色を眺めることができます。周辺が大きな木々によって遮られているため意外と遠くまで見渡せる場所が限られており、タイミングによっては待ち時間が発生しそうです。

広場の名前にもなっている「御茶屋御殿」というのは、文禄 4 年(1595 年)に豊臣秀吉が建てたものだそう。京都と大坂を結ぶ交通の大動脈、淀川と京街道を見下ろすこの場所に建てられた「御茶殿」には、秀吉の家臣である枚方城主本多内膳正政康の娘「乙御前」を住まわせたとも言われています。

京阪電車枚方公園駅の北側にある踏切周辺の写真

展望広場から坂を下り、一軒家が立ち並ぶ細い道を歩いて再び線路と合流。しばらく歩いていくと、目的地の 枚方公園駅 のホームが見えてきました。

京阪電車枚方公園駅の写真

ホームは見えてきたものの、駅の建物やその入口が見えず、一体どこから入れば良いのかと混乱。入口を探すために無駄に踏切を 3 度渡り、そのうち 1 回は電車が何本も通っていくタイミングとぶつかり非常に長い時間待つことになるなどしました。

ちょっとした迷子も発生しつつ、枚方市駅を出発してから およそ 30 分ほどで枚方公園駅に到着 です。枚方公園駅といえば、「ひらパー」の名前で知られる ひらかたパーク の最寄り駅。特急は停車しないものの、急行や準急は停車し、駅にはそれなりに利用者の姿がありました。


京阪枚方市駅から枚方公園駅までを歩いて移動しましたが、距離も程よくて軽いハイキング気分も味わえたので非常に満足度の高いお散歩となりました。なんだかんだでひらかたパークには行ったことがないので、次に枚方を訪れる時はぜひ「ひらパー」に行ってみたいです。おつかれさまでした。