北陸新幹線延伸開業に合わせて開業した小松駅直結の観光交流センター「Komatsu 九」へ行く
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石川県南部にある小松市。その玄関口であり、2024 年 3 月の北陸新幹線敦賀延伸開業に伴い新幹線停車駅となった JR 西日本と IR いしかわ鉄道の 小松駅にある「Komatsu 九」という施設へ行ってきました🚄 この Komatsu 九(コマツナイン)は、北陸新幹線の延伸開業のための準備が進められている最中の 2023 年 9 月に全エリアがグランドオープンとなった駅直結の施設。
多様性あふれる小松の魅力を発信する観光交流センターで、観光案内所や土産物を扱うお店、現在駅のある場所周辺にかつて存在していた集落の遺跡である 八日市地方遺跡 の出土品や地元の工芸品などが並べられた展示エリアのほか、飲食店やおしゃれなカフェなどが集まる施設となっています。
金沢ばかりがクローズアップされがちな石川県ですが、今回は石川県内で 3 番目の人口を誇る小松市を訪れ、施設内を歩いたり食事を楽しんだりしてきた話を書いていきます。
小松市は、先述の通り石川県南部にある自治体で、人口は金沢市と白山市に次ぐ県内第 3 位。合併により白山市が誕生するまでは石川県第 2 の都市でした。
もしかすると「こまつ」という名前に聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんが、小松市は建設機械などをつくっている 小松製作所 の創業の地。駅のすぐ隣には こまつの杜 という施設があり、園内には世界最大級の大型ダンプトラック「930E」が展示されています。
また、小松市には歌舞伎の演目「勧進帳」の舞台となった「安宅の関」があり、毎年 5 月には日本各地に受け継がれる子供歌舞伎や舞踊の団体を招いて地元の子どもたちと共演する「日本こども歌舞伎まつり in 小松」が開催されています。小松の子どもたちが演じるのはもちろん「歌舞伎十八番の内 勧進帳」です。
今回訪れた「Komatsu 九」には、江戸時代から受け継がれてきた伝統芸能「曳山子供歌舞伎」の舞台となる曳山のレプリカも展示されていて、訪れた人たちが眺めたり写真を撮ったりしていました。
前置きが長くなってしまいましたが、さっそく小松駅直結の観光交流センター「Komatsu 九」の中へ。こちらの施設は北陸新幹線と在来線の線路の高架下にあり、大きく 4 つのエリアに分かれています。それぞれ別の建物に分かれてはいますが、高架下ということで天気の悪い日でも雨に濡れることなく行き来することができます。4 つのエリアのうち、1 つはコワーキングスペースとなっているので、今回は 3 つのエリアを回っていきます。
まずは「GALLERY & EVENT」エリア。施設内に展示されているのは曳山のレプリカだけではなく、小松駅の東側一帯に広がっていた弥生時代の大規模な集落遺跡「八日市地方遺跡」の出土品が展示されている場所も存在。
誰でも無料で入ることができるようになっていたのですが、中はまるで博物館。予想以上にたくさんの土器が並べられていて、その量に圧倒されます。部屋が白を基調としたモダンな雰囲気で、美術館を訪れたみたいな気持ちにもなります。
次にやってきたのは「SOUVENIR&CAFE」エリアで、地元の飲食物などを扱う「小松土産店」という土産物店とおしゃれなカフェがあります。
小松土産店は「こまつとさんてん」と読むそうで、地元の銘菓やお酒などが置いてあるだけでなく、小松市を含む加賀南部で生産されている九谷焼などの工芸品も並べられています。九谷焼は鮮やかな色彩が特徴的な陶磁器で、商品を眺めながら店内をうろうろと歩いているだけで、楽しくて無限に時間が過ぎていきます。
小松土産店と同じ建物内にあるのは、UNI COFFEE ROASTERY というカフェ。横浜を中心に展開するカフェのようで、こちらの「UNI COFFEE ROASTERY 石川小松」は北陸初出店だそう。
店内には小松市に拠点を構える九谷焼作家の方の店舗サインや、地元の機屋さんが製作した美しいジャカード織の装飾バナーなどがあり、小松のものづくり文化を体感できる空間となっています。地元の銘菓とコラボしたオリジナルメニューも提供されていて、私も名前を知っている和菓子屋さんとコラボしたメニューもありました。
大変おしゃれで居心地の良い雰囲気で素晴らしいのですが、店舗一覧を見てみると神奈川県内と東京都内の店舗しかなく…。どうして石川県、それも金沢ではなく小松に出店しようという話になったのか、気になって仕方がありません。本当になんで?
最後は「FOOD」エリア。その中にある「小松 KABULET(こまつカブーレ)」は石川県の人気グルメを楽しむことができるフードコートで、ちょっぴりごちゃっとした店内では食事が楽しめるだけでなく、地元の食材を購入することも可能。なんだかあったかい雰囲気の場所です。
フードコートではありますが、飲食を伴わない利用も OK なフリースペースにもなっており、電車の待ち時間や勉強での利用などもできます。ロゴマークの「十八」は、この投稿の前半にも出てきた「歌舞伎十八番の内 勧進帳」が由来…でしょうか。さすがは「歌舞伎のまち」小松です。
お隣には北陸新幹線開業以前からあるコンビニ「セブンイレブンハートイン JR 小松駅前店」が存在。小松土産店でもお土産を買うことはできますが、こちらでも小松のお土産が販売されています。
そしてコンビニの隣にあるのが、同じく北陸新幹線開業以前からある「カレーの市民アルバ小松駅店」というカレーのお店。石川県でカレーというと金沢カレーですが、その金沢カレーとの繋がりも深く、提供されるカレーはステンレスの器に千切りのキャベツが乗っているスタイルのもの。
私は香辛料が入っている食べ物を食べると、辛さに関わらず大量の汗が出て大変なのですが、ひたすら汗を拭きながらでも食べたくなるおいしさです。
最後に訪れたお店は「焼めしつねを小松駅店」というお店。店主自ら、27 年間で 130 万食を作り続けて改良を重ねたという絶品焼めしが看板メニューのお店です。今回は焼めしに加えて、ポテトサラダと特製スープがついてくる「つねをセット」を注文しました。
訪れたタイミングでは店内が非常に混雑していて、少し待ち時間がありましたが、食べ応えのある焼めしは名物というだけあって非常においしかったです。
こちらのお店、実は北陸を中心に展開するラーメンチェーン店「らーめん世界」が手掛けているお店だそう。お店の前を通ったことは数え切れないほどあるけれど、なんだかんだで行ったことがないので、これを機に一度訪問してみたいところです。
実は小松は私が生まれ育った街で、今回の「Komatsu 九」の話は開業してすぐの頃から「いつか書こう」とずっと思っていたものでした。帰省のたびに施設内のお店を訪れて、写真を撮り…ということをしていたので、投稿内にある写真の中には撮影日が 2 年前くらいのものが混じっています。さすがにちょっと後回しにしすぎだったなと反省。ようやく出せて本当に良かった。
金沢駅のひとつ隣の駅というあまり目立たない駅ですが、小松には魅力がたくさんあります。今回訪れた観光交流センター「Komatsu 九」は、そんな小松の魅力をいっぱい感じることができる場所で、歩いていてとても楽しかったです。
旅行などで石川県を訪れた際には、少し足を伸ばして小松を訪れてみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。