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九州横断特急を大分から熊本まで乗り通す

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ひらたけ

九州へ旅行した際に 九州横断特急を大分駅から熊本駅まで乗り通してきました🚃 九州横断特急は JR 九州が運行する特急列車で、豊肥本線を通りながら 大分駅と熊本駅の間を約 3 時間半かけて結んでいる列車 です。その名前の通り九州を東から西へ横断する特急に乗車し、大分駅から熊本駅まで移動してみました。


やってきたのは、大分県の県庁所在地である大分市の代表駅 大分駅。小倉と大分を結ぶ日豊本線、久留米と大分を結ぶ久大本線、そして今回乗車する九州横断特急が走る豊肥本線が乗り入れる大きな駅です。駅ビル内には JR 九州 が展開する商業施設「アミュプラザ」が存在し、アミュプラザおおいた を中心に JR おおいたシティという巨大な施設が広がります。

JR 九州が発表している 駅別乗車人員のデータ によると、2024 年度の大分駅の 1 日あたりの乗車人員は 17,780 人で 博多駅小倉駅鹿児島中央駅 に次ぐ第 4 位。九州新幹線が全列車停車する、政令指定都市・熊本の 熊本駅 よりも多いのは意外でした。

大分駅に停車する九州横断特急の写真

今回乗車する九州横断特急は、豊肥本線の起点となる大分駅から、豊肥本線の終点である熊本駅までの 148km の距離を 3 時間 20 分ほどかけて駆け抜ける、まさに九州を横断する列車。一部列車は大分駅ではなく別府駅が始発となるようですが、今回は大分駅始発で 15 時半頃発の九州横断特急 6 号に乗車しました。

JR 九州の路線を走る特急列車は JR 西日本の予約サービス e5489 で予約することが可能。大阪に住む私は、乗車の 2 週間ほど前に e5489 で九州横断特急の指定席を予約し、事前に大阪の駅できっぷを発券しておきました。そのきっぷを大分駅の自動改札機へと投入し、人生初となる熊本への上陸のために駅のホームへと向かいます。

ホーム上で周りを見回してみると、停車している列車はどれも真っ赤な車両。鉄道のオタクではないので列車や車両の種類について全然詳しくないのですが、上に電気を取り込むためのパンタグラフが見当たらなかったので気動車というやつなのでしょうか。

九州横断特急の車内の写真

線路を挟んで隣のホームに停車している 2 つの列車がどちらも真っ赤な列車だったのですが、私が熊本へと向かう列車を待つホームにやってきた列車も同じく真っ赤なもの。車両の正面部分には「九州横断特急」の文字が書かれたシンプルなヘッドマークが掲げられています。

列車がホームへと入線してきたのは出発の 20 分ほど前。熊本駅を 12 時前に出発した九州横断特急のようで、乗客を降ろした後は係の方による車内の清掃へと入ります。車内に入ることができるようになったのは、出発の 10 分前でした。

乗車した九州横断特急は 2 両編成で、1 号車が指定席で 2 号車が自由席。大きなキャリーバッグを持った外国人観光客や日本人の観光客、それから仕事で訪れたのかスーツ姿の男性客などがそれぞれの車両へと乗り込んでいきます。車内はレトロさを感じるやや古めのものではあるものの、それが逆に格式高い感じというか、「優等列車に乗っている」感があってなかなかいい雰囲気です。

九州横断特急の車窓からの景色の写真

定刻になり、列車は熊本へ向けて大分駅を出発。大分駅出発時点では、指定席車両に乗車しているお客さんの数はかなり少なめ。指を指して数えたわけではないですが、だいたい 10 名ほどでしょうか。私の隣の席も最初から最後まで空席で、かなり気が楽でした。

大分と熊本の間を移動する場合、今回乗車した九州横断特急を利用するという方法もありますが、実は特急列車で福岡県の小倉駅もしくは博多駅まで移動し、そこから山陽・九州新幹線を利用して熊本駅へ向かうほうが所要時間は短いようです。実際、乗換案内アプリで大分から熊本の経路を調べると、候補に福岡県経由のものが多数出てきました。

九州横断特急では 3 時間半ほどかかるのに対し、特急と新幹線を乗り継いで行くルートでは 3 時間を切るくらいの時間で移動が可能。ビジネスで利用するお客さんはきっと早く移動できる方を選ぶと思うので、その関係で乗客が少ないのかもしれませんね。ちなみに料金は新幹線を使うルートの方が倍以上高いです。

「ポッポおじさんの大分からあげ」のからあげと塩からあげ弁当の写真

乗車時間が長く、熊本駅に着く頃には 19 時近い時間になるため、列車に乗車する前に大分駅にて夕食として食べるお弁当を購入していました。大分といえばからあげというイメージがあったので、駅の商業施設内をうろうろと歩いて見つけた ポッポおじさんの大分からあげ で食料を調達。

本当は駅弁のお店などがあればそちらで駅弁を購入したかったのですが、どれだけ歩いても見つけられず。少し匂いが気になるところではありましたが、特急列車の車内なら良いかなということで。塩からあげが入ったお弁当と、オススメのからあげの中からお弁当に入っている塩からあげ以外のからあげを 3 種類ほど購入しました。

味は結構濃いめで、ソースなどをかけなくてもそのままで十分おいしい味。しばらく時間が経ってから食べたので揚げたてサクサクという感じではなかったですが、それでも外側はほんのりサクサク感があり、中身はとても柔らかくジューシー。お弁当とからあげを合わせて 1,000 円ちょうどくらいでしたが、お腹もいっぱいになり大満足でした。

九州横断特急の車窓からの景色の写真

列車は山に囲まれた川に沿って走っていきます。窓から見える景色は非常に美しいもので、どこまで行っても自然豊かな景色が流れていきます。山の中ということで、スマートフォンの電波状況は悪め。大分駅を出発してから 10 分後くらいには圏外の表示になっていました。電子書籍とかを読むのであれば、出発前にダウンロードをしておくと良いかも。

九州横断特急に乗車したこの日は、倒竹の影響で列車に遅れが発生し、途中で信号待ちのために停車を繰り返していました。ただでさえ長い乗車時間が伸びるかもということで、身体がしんどくなるかと思ったのですが、椅子の座り心地がよくて非常に快適。気付いたら結構熟睡してしまっていました。

列車は熊本県へと入り、阿蘇くじゅう国立公園 が広がる阿蘇エリアへ。ここまで乗客の乗り降りはほとんど見られなかったのですが、阿蘇駅の手前の宮地駅や阿蘇駅で多くの乗客が列車へと乗り込んできました。特に阿蘇駅では多くの外国人観光客が乗車し、半分近くの座席が埋まっている状態に。

熊本駅の写真

その後の立野駅では、一度列車が停車した後逆方向へと動き出し、再び元の向きに進むというスイッチバックが行われました。この辺りは九州で最も急勾配なところとのこと。立野駅での停車時間は長く、倒竹の影響で 15 分ほど遅れていましたがここで定刻に戻りました。

肥後大津駅(阿蘇くまもと空港駅)手前あたりから徐々にマンションのような 3 階建て以上の建物が見えるようになり、明るい光が目立つお店の姿も増え始めます。線路が単線のようで、列車の行き違いのためにちょくちょく停車しながら熊本市内を進みます。

大きな川を渡り、列車は定刻で熊本駅に到着。かかった時間は 3 時間 20 分、長い列車旅となりました。


九州横断特急に乗って大分駅から熊本駅までを移動してみましたが、自然溢れる景色が窓の外にずっと広がっていて、まさに「列車旅」という雰囲気で良かったです。山の中を走るため走行中はかなり揺れが大きく、乗り物酔いしやすい人は酔い止め薬などを飲んでおくと良さそうです。私は飲みました。

コンセントなどの設備はないものの椅子の座り心地は良く、最後までお尻が痛くなるようなこともなくて快適でした。楽しかったです。おつかれさまでした。