日帰りで巡る香川うどん屋ハシゴ旅
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美味いうどんを食べたいと思い立ち、先日 大阪から日帰りで香川県へうどん屋ハシゴ旅をしてきました🍜 香川県は公式で「うどん県」を名乗るほどの超うどん大国。人口 1,000 人当たりのうどん店の店舗数は 0.61 と日本一で、街を歩けば何軒ものお店を見つけることができます。そんな香川の県庁所在地・高松市を訪れ、うどん屋を巡ってきました。
うどん屋ハシゴ旅人の朝は早い――。昼過ぎにはその日の営業を終了してしまうお店も多いという香川のうどん屋を巡るべく、朝 5 時台の新大阪駅の新幹線ホームへと足を踏み入れた私は、この日最初に新大阪駅を出発する鹿児島中央行きの 山陽新幹線 みずほ号に飛び乗ったのだった。
慌てて階段を駆け上がってきた女性の方が、ゆっくりと動き始めた新幹線の窓の外にチラリと見えた気がしたのを気の毒に感じつつ、まずは岡山駅へ。そこから高松行きの 快速マリンライナー へと乗り換え、終点の 高松駅 には朝 8 時 7 分に到着しました。
大阪からであれば 高松行きの高速バス も多数出ており、費用を抑えつつ日帰り旅をすることが可能ではあるものの、到着時間は 11 時前となりうどん屋ハシゴ旅には厳しいと判断。幸いなことに JR 西日本グループの共通ポイントサービス WESTER ポイント の蓄えがたくさんあったので、こちらを利用して新幹線に乗車しました。
朝食も食べずに家を飛び出してきたので、高松到着時点で既にお腹はペコペコ。腹の虫が鳴りそうになるのをどうにか気合で抑え込みつつ、JR 高松駅から ことでん の高松築港駅へと移動し、列車に揺られて長尾線の花園駅というところで下車しました。
まず最初に訪れたのは、Google 等の検索サイトで「香川 うどん」などで調べると必ずといっていいほど名前が挙がる有名店「手打十段 うどんバカ一代」さん。ウェブ上の情報や地図アプリの口コミによると、行列必至でめちゃくちゃ並ぶとのことだったので、そんなに有名なら絶対に外せない&人が多すぎて入店を断られるなんてことになったら困るため、最初に行くのはこちらのお店と決めていました。
お店を訪れたのは平日の朝 8 時 40 分ごろだったのですが、まさかのお店の前に行列は無し。周辺の様子をうかがうも、歩いている人の姿が見られなかったので「これはまさか…今日はお店が休みだったりするか…?!」とやらかしが頭をよぎりましたが、しばらく遠くから見守っていると店に入っていく人が現れ、ひと安心。たまたま人が少なめなタイミングだったようです。
店内にはカウンター席と、大きなテーブルの周りに椅子がたくさん並べられた席があり、どこか食堂のような雰囲気。こちらのお店は「釜バターうどん」というメニューが非常に有名とのことだったので、当然今回はこちらを注文しました。トレイを手に取ったら、注文口でお目当てのうどんを注文し、その横に並べられた天ぷらで食べたいものがあれば自分で皿に取り、先にお会計を済ませます。お値段は 560 円で、支払いは現金のみです。
眺めていると、シンプルなかけうどんを注文した場合はお会計前にそのままうどんが渡されているような感じでしたが、釜バターうどんの場合は注文時に生卵と醤油の受け取りと口頭で呼び出し番号が伝えられるのみで、お会計後に番号が呼ばれ次第受け取りに行く形式でした。番号札のようなものが無いので、番号を忘れないように注意が必要かも。
私の前に並んでいた方も釜バターうどんを注文していて、そちらの方は比較的すぐに番号が呼ばれていたのですが、私の分は提供までに結構時間がかかったなという印象。まとめて茹でている量の問題とか、すぐに手渡すタイプのメニューを注文した人が連続したとか、そういう事情があったのだと思いますが、すぐ近くで美味しそうにうどんを食べているのを見ると、どんどんと期待感と空腹感が膨らんでいきます。
うどんを待っている間に周辺を見回してみると、日本人のお客さんと同じくらい外国人のお客さんの姿が見られました。お店の方も、ちょいちょいメニューを指さしながら「すもーる」とか「ぶっかけ」のように簡単な単語でコミュニケーションを試みていて苦労が感じられました。
番号が呼ばれてうどんを取りに行き、セルフサービスの薬味(ネギ、天かす)を適度にトッピングしてから席へと戻ります。今回はこの後うどん屋をハシゴするということで、天ぷらは無し。私が大の苦手とする卵を割る作業を慎重に行った後、卵の乗ったうどんにだけ少しの醤油を垂らしてからさっそくいただきます。
うどんは非常にコシがあっておいしいもので、つるつるというよりはどこかごわごわとした麺。弾力はあるものの噛み切ることができないほどではなく、本当に絶妙な固さといった感じです。胡椒がたっぷりとかけられていて、辛いものが苦手な私は結構辛いなと感じたものの、卵のおかげもあってあっという間に完食しました。壁一面に有名人の色紙が飾られているような有名店なだけあって、非常においしかったです。
再びことでんの列車に乗車して、栗林公園駅で下車。続いてやって来たのは、栗林公園 東門の近くにある「讃岐うどん上原屋本店」さんです。こちらも非常に有名なお店だそうですが、10 時過ぎという朝食にしても昼食にしても中途半端な時間ということもあって店内はかなり空いていました。
食事中の方は数名いらっしゃいましたが、注文のために列に並んでいる人がいなかったので「これはどうやって注文したらいいんだ…?」と慌ててしまいましたが、お店の方が優しく教えてくださったので無事注文をすることに成功。欲しい天ぷらを取ってから、お店の方に食べたいうどんを伝え、うどんを受け取ったらお会計を済ませます。
並んでいた天ぷらは様々な種類のものがありましたが、気になったのは高野豆腐の天ぷら。聞いたことのない種類の天ぷらだなと思い今回はこちらをいただいたのですが、他にもこんにゃくの天ぷらなど珍しいものがちらほらと見られました。
うどんは「かけうどん」の小を注文。一瞬でうどんが入った器を手渡されたのですが、スープが入っておらず器の中身は本当にうどんだけ。こちらのお店は香川のうどん店のおよそ半分以上を占めるというセルフタイプのお店で、お会計を済ませた後に自分でうどんを温めたり、スープを入れたり、ネギや天かすといったトッピングを乗せたりするようでした。
レジカウンターから振り返った後ろ側には湯がブクブクと湧いている場所があり、そこに設置されている持ち手付きの深めのザルに器に入ったうどんを入れ、自分で温めることができるとのこと。どれくらい温めるのが一般的なのか分からなかったのでお店の方に聞いてみたのですが、5 秒くらいで良いようでした。温めたうどんを器へと戻し、隣にある蛇口を捻って温かいスープを好きな分だけ注いで、最後に薬味をトッピングして完成です。
食べてみると、麺はやはりコシが強いもの。表面はつるつるとしていて喉越しも良いです。天かすからフワッと青のりというか葉物野菜というか、どこか野性味のある香りを感じたのが印象的でした。初めて食べる高野豆腐の天ぷらも非常においしく、本当に衣の中にしっとりとした高野豆腐が入っていて驚きました。あとサイズがまあまあデカい。
栗林公園の北側へ移動し、そこから少し歩いた大通り沿い。次に訪れたのは「セルフうどんの店竹清」さんの本店です。昭和 43 年創業のお店で、営業時間は 11 時から 14 時半まで(麺がなくなり次第終了)と短く訪問難易度がやや高めなお店でしたが、無事うどんをいただくことができました。
お店を訪れたのは 11 時半ごろでしたが、店内にはかなり多くのお客さんの姿がありました。こちらもセルフタイプのお店で、うどんを受け取ってから自分で温めてスープを注ぐスタイル。メニューも非常にシンプルで、うどんは何玉かを選択するのみです。
量は 0.5 玉から選ぶことができましたが、さすがにそれは甘えではないかということで 1 玉で注文。また、こちらのお店では天ぷらを注文を受けてから揚げてくださるそうで、今回はオススメだという「ちくわ天」を追加しました。半熟たまご天もオススメとなっていて気になったのですが、さすがに 2 つ食べる余裕はなく。お値段はうどんと天ぷらを合わせて 510 円でした。
一つ前に訪れたお店で学んだ 5 秒温めを行い、天かすとネギを乗っけてカウンター席へ。食べてみるとつるつると喉越しの良い麺で食べやすく、スープやネギ、色濃い目で細かめな天かすとの相性もバッチリ。うどんと一緒に注文したちくわ天はやたらデカくて、3 軒目のお腹にはやや厳しいものがありましたが、それでもぺろりと平らげてしまうくらいおいしかったです。
最後にやってきたのは、JR 高松駅からわずか 1 分ほどの場所にある「めりけんや高松駅前店」さん。駅のすぐ近くという好立地かつ朝 7 時から夜 20 時までと遅めの時間まで営業しているお店ということで、観光を終えて大阪へ帰る前の最後の 1 杯を食べに訪れました。
めりけんやは香川県内に 4 店舗、東京や神奈川にもいくつか店舗があるようで、私が住む大阪にも 1 店舗あるとのこと。ここまで巡ってきたうどん屋は全て現金での支払いのみでしたが、こちらは現金のほか PayPay での支払いが可能でした。
この日は天気もよく、高松市内を歩き回って少し暑くなったので、冷たいぶっかけうどん(小)を注文。お値段は 440 円でした。うどんの上には真っ白な大根おろしと鮮やかな色をしたレモンが乗っていて、非常に涼しげな見た目。ネギや天かすなどの薬味はセルフサービスです。
食べてみると、冷たいうどんということもあってか食べてきたうどんの中で一番コシが強い麺。うどんに加えて大根おろしも入っているので味が薄いのではないかと思いましたが、一緒に食べてもちょうど良いと感じる濃さでした。レモンと大根おろしでさっぱり食べることができる一杯、とてもおいしかったです。
大阪から日帰りで香川へうどん屋ハシゴ旅をしに行ってきましたが、思っていたよりもお店ごとに麺を食べた感じやスープの味、トッピングの天かすの風味や見た目などが違っていて驚きました。セルフタイプのうどん屋を初めて体験できたのも良かったです。
日帰りで訪れようとすると始発の新幹線に乗らないといけないなど、大変なところもありましたが、それも含めて楽しい思い出になりました。