富山市ガラス美術館へ行ってきた

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ひらたけ

世界有数の「ガラスの街」として有名だという富山県富山市。古くから続く薬売りに由来し、ガラスの薬瓶の製造が盛んだった富山は、戦前には富山駅周辺を中心に 10 社以上のガラス工場があったといわれているそう。そんな富山市にある美術館 富山市ガラス美術館へ行ってきました🪟


やってきたのは、富山県内最大の繁華街である 総曲輪(そうがわ) エリア。総曲輪通り商店街や中央通りさんぽ〜ろ商店街といったアーケード商店街が続き、百貨店の 大和富山店 が入居する 総曲輪フェリオ をはじめ様々な商業施設や飲食店などが多く集まります。

周辺を通る大通りの中央には線路が敷かれていて、街なかを路面電車が走り抜けていきます。富山市はコンパクトシティ政策の成功例として非常に有名な都市で、その一翼を担っているのが LRT。モダンで近代的な見た目の車両は、日本海に面した富山港の岩瀬浜駅から北陸新幹線も停車する JR 富山駅 の高架下を通って市内中心部へと乗り入れています。

総曲輪通り商店街と中央通りさんぽ〜ろ商店街の境目となる道路を南へと進むと、交差点の向こうに見えてくるのが「TOYAMA キラリ」という建物。世界的な建築家である 隈研吾 氏が設計を手掛けた建物で、富山の名物であるガラスやアルミ、御影石といった素材を組み合わせて立山連峰を彷彿とさせる外観となっています。大阪に住んでいる私の感覚的には、なんとなく阪神百貨店梅田本店の建物と外観が似ているなといった感じ。

TOYAMA キラリ内には富山市ガラス美術館のほか、富山第一銀行 本店、富山市立図書館 本館などが入居。美術館へと向かう際、外からだと銀行の看板しか見えなくて「あのオシャレな外観の建物は銀行っぽいな…美術館はどこだ…?」と交差点のあたりをウロウロとしてしまいました。

開館からまだ 30 分ほどしか経っていない早めの時間に訪れたのですが、館内には既に多くの人の姿が。平日とはいえ、人によっては早めのお盆休みに入っているようなタイミングだったので、私もそうですが帰省ついでに美術館に足を運んだという人も多かったのかも。

1 階の受付で観覧券を購入。常設展のほかに企画展も開催されていましたが、今回はとりあえず常設展のみを観てみることにしました。常設展の観覧券はなんとたったの 200 円。交通系 IC カードなどのキャッシュレス決済も利用可能です。美術館のチケットというと「1,000 円~」が普通、みたいなイメージがあったので、料金の安さに驚きました。

観覧券の料金がお手頃だからといって、展示の内容がショボい…なんてことはなく、4 階と 6 階にある展示室内にはそれぞれ違った雰囲気の美しい作品たちが並びます。4 階には 30 年にわたって富山市が収集してきたという現代ガラス作品が展示されており、器や花瓶のような形状の作品が多めでどちらかというと工芸品というか、技術に重きを置いた展示のような印象を受けました。

エスカレーターを上った先、6 階は「グラス・アート・ガーデン」というエリアになっていて、現代ガラス作家の巨匠デイル・チフーリ氏によるインスタレーション(空間芸術)作品が展示されています。こちらは独創的な形状の大きなガラス作品が多く、まさにアートといった雰囲気。全てのものがガラスでできた森や海に迷い込んだかのようでした。

4 階の展示は撮影自体が不可、6 階の展示は写真の撮影は OK(動画は NG)ではあるもののウェブサイト・ブログ・SNS などインターネットで配信することは禁止ということで、この投稿内に写真を掲載することはできませんが、どちらの展示もそれぞれ個性があって非常に楽しめました。

展示の内容も良かったですが、建物自体が美しいのも富山市ガラス美術館の特徴。2 階から 6 階の間は吹き抜けになっており、真上に空間が空いているのではなく斜めに伸びているのが他にはない個性的な雰囲気を作り上げています。外から見たときにはガラス・アルミ・御影石と無機質な印象を受けましたが、内部は木材が多用され温かみを感じるものになっているのもギャップがあって面白いです。

2 階には富山市内各所に設置されている「AMAZING TOYAMA」のモニュメントの小さい版が設置されていて、フレームを通して美術館内の「驚くほど素敵」な瞬間を覗き見ることができます。


富山市ガラス美術館へ行ってきましたが、キラキラと輝く美しい作品を観ることができて良かったです。建物内には無料で利用できる図書館があり、美術館を訪れなくてもお金を払わずに建物内へと立ち入ることができますが、観覧券が 200 円と高くないので富山を訪れた際にはぜひガラス作品をその目で感じていただきたいです。