南恩加島と南津守を結ぶ渡船に乗ってきた
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大阪市内には、 無料で乗れる渡船がある のをご存知でしょうか?2023 年 10 月現在では 8 か所の渡船場 があり、橋が架かっていない場所や、橋はあるけれど歩いて渡るのが困難な場所で川を渡るのに利用されています。
今年と来年くらいで 8 か所ある渡船全てに乗りたいなあと思っていて、8 月には 天保山と桜島を結ぶ天保山渡船場を訪れました。2 回目の渡船への乗船となる今回は 南恩加島と南津守を結ぶ千本松渡船場を訪れました 。
千本松渡船場は大正区南恩加島 1 丁目と西成区南津守 2 丁目を結んでいる渡船で、令和 4 年度時点で 1 日平均 871 人ものひとが利用している そう。
渡船場のすぐ近くには 千本松大橋 があり、昭和 48 年の完成とともに渡船は廃止されることになっていたそう。地元住民の強い要望によって存続することになったそうですが、千本松大橋を利用したくない気持ちもわかります。というのも、この千本松大橋は「めがね橋」の愛称で呼ばれている橋で、川を船が安全に航行できるよう 水面から 33m の高さにする必要があったため両岸がらせん状になっている のです。
一応千本松大橋には歩道が整備されていますが、ぐるぐると 33m の高さまで歩いてのぼって、川を渡り、またぐるぐると地上へおりる、というのが大変なのは見た目から明らかです。渡船を利用すれば 2 分ほどで川を渡れますが、 この橋を 2 分で歩くのはどう考えても無理 です。
この日は西成区の南津守側から渡船へ乗船しましたが、他に乗客はいませんでした。自転車でも利用できる広い船内にひとりで乗り込み、ずいぶんと高いところに架かっている千本松大橋を見上げながら大正区の南恩加島側へと移動します。
船は 2 分ほどで対岸へ到着しました。軽い船酔いはありましたが、歩いて橋を渡るより短い時間で川の対岸まで移動することができるので非常に便利だなと感じました。景色も良いですし。
渡船は無料で利用できるので、大阪を訪れた際には乗ってみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。